これからの時代はより社会の変化が激しくなり、学校の成績やテストの点数では測れない能力が重要になるといわれています。
そんな正解がない時代を生き抜くための力をつけることを目的として、新たに開校するのが「みらい&アカデミー 小学生ラボ!」です。
このスクールでは、子どもが自ら学ぶことを重視し、たくさんの成功と失敗の体験を経て自信や自己肯定感をつけることができるとスクール長の片岡 智子さんは話します。
子どもたちに、新しい時代を生き抜く力を身につけてほしいと考えている保護者の方は、ぜひご覧ください。
「正解がない時代」を生き抜く力を育てたい
ー本日はよろしくお願いいたします。まずは「みらい&アカデミー 小学生ラボ!」の概要について教えてください。
片岡 智子さん(以下、片岡):「みらい&アカデミー 小学生ラボ!」は、探究を通じてワクワクする学びを提供することを目的とした、2022年9月開校予定のオンライン探究学習スクールです。
さまざまな職業に挑戦したり、自分の会社を経営したりすることにより、実社会との関わりを重視した探究学習をおこなっています。授業は平日の放課後におこなっており、すべてオンラインでの開催です。
AIがより深く私たちの生活そして職業に入り込んでくるこれからの社会では、学校の成績やテストの点数では測れない能力が求められるといわれています。また、社会の変化はより激しくなっていくことでしょう。
そのような「正解がない時代」を子どもたちが生き抜くために必要となる、思考力、創造力、表現力、協働力、行動力、やり抜く力、起業家精神を育んでいこうと考え、「みらい&アカデミー 小学生ラボ!」を立ち上げました。
ー具体的なクラスやコースについて教えてください。
片岡:対象は小学校1年生から6年生で、1年生から3年生がエンジョイ・クラス、3年生から6年生がアドバンス・クラスという2つのクラス分けをしています。
それぞれのクラスに、「おしごと探究Labo(ラボ)」、「こどもカンパニーLabo」、「算数・国語探究Labo」「英語探究Labo」というコースを用意しており、それぞれ実社会との関わりを重視した学習が特徴です。
「おしごと探究Labo(ラボ)」は、さまざまな職業に挑戦することで、将来の夢を見つけ、未来の選択肢を広げることが目的となっています。
具体的には、「起業家編」、「プロダクトデザイナー編」、「メディア・プロデューサー編」、「サイエンティスト編」、「宇宙研究者編」、「エンジニア編」 といった学校では扱うことが少ない、様々な職業に挑戦し、将来の夢と直結した探究が可能です。
「こどもカンパニーLabo」では、自分の好きなことや得意なことを活かし、「自分の会社」を経営します。
実際に会社を設立するわけではないのですが、事業テーマの決定、事業計画やアクションプランの作成、商品やサービスの開発、Webサイトの立ち上げ、商品の販売、イベントの開催、企業やお店とのコラボなど、現実の企業経営と同じような挑戦をしていきます。
子どもが自ら学ぶ機会を提供
ー指導にあたってどのようなことを大事にされていますか。
片岡:1つ目は、実社会との関わりを重視した、探究・創造型の学びを行うという点です。
日本の教育は現状、知識詰め込み型で受験やテストがゴールとなっているのが主流といえます。私は高校の教員を16年やっていたのですが、そのなかで日本の教育システムはまだまだ変わっていないと実感しました。
もちろん個々の教員は工夫し努力している方も多いのですが、教育システム全体としては旧態依然としており、現状のままでは、子どもがこれからの時代を生き抜いていく力をつけるのは難しいと感じていました。
そこで、当スクールでは、実社会との関わりを重視したプログラムを独自開発し、子供たちが主体的に、様々な職業や社会的テーマを探究していくことを大切にしています。
2つ目は、少人数制のオンライン授業であるという点です。
そのため、日本全国の仲間とオンラインで繋がり、共に学び合える環境があります。自分とは異なるバックグラウンドを持つ仲間たちと話をし、意見を交わすのは刺激的ですし、お互いに高め合える場になるはずです。
また、保護者のメリットとしては送迎が不要という点が挙げられます。また、子供たちは自宅から受講できるため、保護者が子どもたちの学びや成長の様子を近くで見守れることも安心ではないでしょうか。
3つ目として、「メンター」は、指導者のように子どもの上から物事を教える立場ではなく、子どもと一緒に伴走する立場であるという点です。
クラスを進め、子どもたちの思考を深める問いを投げかけ、発言をしっかりと聞き、アドバイスをする役割を持っています。1クラス12名の少人数制であるからこそ、きめ細かなサポートを行うことができます。
ー子どもや保護者からはどのような感想がありますか。
片岡:2021年9月からプログラム体験会を実施してきましたので、そこで頂いた感想をお伝えしたいと思います。
例えば、大手ハンバーガーチェーン企業の商品開発チームの一員となって新メニューの企画・開発に挑戦するという探究を行いました。ターゲットとなる顧客を決めて、その顧客のニーズを考え、商品を実際に開発し、最後はポスターを制作し、プレゼンするというプログラムです。
参加した子どもたちからは、「発表する機会がたくさんあって楽しかった」、「自分の発表に対して、メンターがたくさん褒めて、拍手してくれて、うれしかった」などの声が寄せられています。
保護者の皆さまからも、「思考力やプレゼン力を伸ばせる」「学校では学べない世の中の仕組みを知れる」「子どもが楽しそうに取り組んでいた」「自宅からオンライン受講できるので助かる」など、嬉しい反響を多数いただきました。
心の底からワクワクする挑戦をしてほしい
ー今後開催予定のイベントなどありましたら教えてください。
片岡:正式開校に先立ち、夏休みに探究型サマースクール「こども仕事チャレンジCUP 2022」を開催します。
これは「マーケティング」、「プロダクト・デザイン」、「未来の街づくり」という3つのテーマで、実際の事例なども参考にしながら、プログラムに挑戦し、最後に成果発表を行うという夏休み限定のイベントです。
また、6月30日までに2022年9月開校予定の通年クラスに申し込んだ方は、各クラス先着12名に限り入会金が無料、授業料が7カ月間50%オフになる「早期特待生キャンペーン」も実施しています。
ー最後に読者の方へメッセージをお願いします。
片岡:子どもたちには好きなことや得意なことを活かし、オンリーワンの挑戦をしてもらいたいと思っています。
これからの時代は詰め込み型教育が通用していた時代と異なり、人と同じ知識を持って同じことをしていたのでは活躍できなくなるでしょう。
それよりも自分が好きなこと、得意なこと、人とは違う個性を活かし、何かで突き抜けてしまうようなものを持った子どもこそが活躍できる時代になると私たちは考えています。
当スクールでは、子供たちがそういったオンリーワンの挑戦をし続けられるような環境とサポートを提供していきますので、ぜひ、一度参加してみてください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:みらい&アカデミー 小学生ラボ!