中学生の男子にとってサッカーは、憧れでもあり、人気の高いスポーツです。
そこで今回は、中学生対象のジュニアユースサッカークラブ「FC(エフシー)ジュネス」監督の上野 俊光さんにお話を伺いました。
茨城県つくば市北部地域を中心に活動する同チームは、子どもたちのさまざまな夢や想い、純粋な気持ちに応えるべく、誕生しました。
ジュニアで身につけたスキルをジュニアユースで発揮したい、大好きなサッカーを続けたい、またそんな子どもを応援したい保護者の方は、ぜひご一読ください。
つくば市北部地域のジュニアユースサッカークラブ
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「FCジュネス」について教えてください。
上野 俊光さん(以下、上野):「FCジュネス」は、NPO法人アスレチッククラブよしぬまが運営する、中学生対象のジュニアユースサッカークラブです。
茨城県つくば市北部地域を中心に活動していますが、グラウンドなどの拠点はつくば市のはずれのほうなので、つくば市以外でも、下妻市、筑西市、常総市、桜川市、八千代町、土浦市などの隣接する市町村から選手が集まっています。
広範囲から参加しているため、各学校から数名ずつ、計25校くらいはいますね。
アスレチッククラブよしぬまでは、小学生向けにサッカースクールも開催していて、スクールで教えた子どもたちもクラブチームの試験に合格すれば参加できるようになっています。
そもそもサッカーの世界って、いろいろな小学生のチームに所属している子どもたちが、中学生のチームを探すときに自分の実力やランクに見合ったところを選んで決める傾向があるんですよ。
そのため、さまざまなチームがあるなかで、FCジュネスのレベルに合った子どもたちが目指して入ってくるわけです。
もちろんセレクションもあるので、みんなが入れるわけではありません。
一概にクラブチームといっても、ランクの幅がとても広く、本気でプロを目指している子たちが参加する強いチームや、純粋にサッカーを楽しめる街のチームなど、さまざまです。
当チームの練習は、楽しさのなかにも緊張感のある雰囲気があり、強豪校に行きたいとか、プロを目指したいという子たちも多数います。
当チームではそういった真剣で純粋な想いに応えるため、子どもたち一人ひとりが心身ともに成長できる場を提供しています。
サッカーを通じて得られる心…後悔しない3年間を
ーサッカークラブをとおして子どもたちに身につくものはありますか?
上野:サッカーのスキルや体力はもちろんですが、きちんと挨拶をしたり、他人の気持ちを考えられる心だったり、感謝の気持ちを持つことだったり、将来役立つ責任感、信頼関係など、人間性の部分は身につくと思います。
当チームは、小学6年生の秋くらいに入団テストがあって合否が決まります。
学年の途中で参加することができないので、辞めることはできても途中から入ることは基本的にはできません。
入団テストをしてまで入ってくる子たちなので、全員意識は高いですし、みんな目標は同じだからこそ、力を合わせて頑張って、心をひとつにする。そこで身につくものは大きいと思います。
中学3年間、サッカーを通じて切磋琢磨しながら頑張ることで、サッカーに打ち込む真っ直ぐな心も育つのではないでしょうか。
また、サッカーを通じて後悔しない3年間を過ごしてほしい、長い人生のなかで、あのときあれだけ頑張れたから今の自分がある…後にそう思えるなら、FCジュネスの意味があると思っています。
サッカーで人を育てる、地域で人を育てる、それが私たち大人に課せられた責任だと思っていますね。
体験会を開催予定!向上心のある子どもたち募集中
ー今後開催予定のイベントについて教えてください。
上野:チーム活動なので毎週公式戦や練習をおこなっていて、イベントというものはありませんが、親御さん向けの食育の勉強会など、そういったクラブ内の行事は開催しています。
あとは、小学6年生の子を対象に、8、9月ごろで体験会をおこないます。
その練習に何度か参加してもらったら、その後入団テストに申し込むことができる、“セレクション”と呼ばれるものです。
ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。
上野:チームに所属している3年間、子どもはもちろん、親御さんにとっても、子どもが成長していく姿を見ることで成長してもらえると思うんです。
中学でも、好きなサッカーをより高いところで目指してやってみたいというチャレンジ精神のある方は、ぜひ参加してほしいなと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:FCジュネス