「おやまこども食堂 笑光」を取材!“孤食”から、みんなで楽しく食べる“共食”を目指す取り組みとは? 

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核家族化が進んでいたり、共働きの家庭の増加していたりするなど、理由はさまざまですが、子どもの“孤食”が増加しています。 

そんななか、孤食ではなく、みんなで楽しく食べる“共食”を目指し活動しているのが、栃木県小山市を拠点とする「おやまこども食堂 笑光」です。

今回は理事長の中山麗美さんにお話を伺いました。

子どもの孤食問題について関心のある方は、ぜひご一読ください!

  1. 子どもたちの笑顔が未来の明るい光となるように
  2. 「子ども食堂」を月2回開催
  3. 「食」を通じて、地元愛を育む!

子どもたちの笑顔が未来の明るい光となるように

おやまこども食堂 笑光

ー本日はよろしくお願いいたします。まず、おやまこども食堂「笑光」がどのような団体なのか教えてください。

中山 麗美さん(以下、中山):私たは、子どもの孤食が増えるなか、みんなで楽しく食べる「共食」を目指し活動している団体です。2017年8月に立ち上げました。

私がニュースで、子どもの「孤食」を見て、子どもがひとりでご飯を食べるのは寂しいだろうな。悲しい思いをさせたくないと思ったことが設立のきっかけですね。

子どもたちの笑顔が未来の明るい光となるよう、全力で応援していくことを誓い、活動しています。

そんな私たち「笑光」が掲げる8つの理念は次の通りです。

1.子どもたちへ″美味しい料理″をつくります。

2.子どもたちが″安心できる居場所″をつくります。

3.子どもたちを″笑顔″にします。

4.子どもたちの話に″耳を傾け寄り添う″存在となります。

5.子どもたちの″良いところ″を引き出します。

6.子供達に″親愛″をもって接します。

7.子どもたち″希望″を全力で応援します。

8.子どもたちと共に″私たちも学び成長″していきます。

「子ども食堂」を月2回開催

おやまこども食堂 笑光

ー「子ども食堂」について、詳しく教えてください。

中山:
「市民交流センターゆめまち」で月2回、小中学生を対象とした「子ども食堂」を開催していました。

ただ、コロナ禍では開催が難しく、2005年5月からは、手作りのお弁当の無料配布へ切り替えました。

地域の方や学生ボランティアの方が調理を担当し、多いときは100食つくることもありますね。

ありがたいことに食材は地元の農家さん、JA、フードバンクなどから毎回ご寄付いただき、活動をしていますが、じつは毎回収入はゼロで…、これまでにいただいた寄付金のなかからなんとか賄っている状態です。

やはりどうしても購入しなければならない物もあり、Amazonの「ほしい物リスト」を作成しました。


もしこの記事をご覧になり、協力したいという方がいらっしゃれば、Amazonほしい物リストからご協力いただけると嬉しいです。

リストには、これまでのエピソードなども掲載していますので、エピソードを読んでいただくだけでも、私たちの活動内容を知っていただけるかと思います。

ひとりで食べる「孤食」ではなく、みんなで楽しく食べる「共食」が増えるといいですね!

テラコヤプラスでは、駅や地域にあわせて塾・学習塾を検索することが可能。

入塾を検討している方は、「おやまこども食堂 笑光」最寄りの小山駅 塾・学習塾 ランキングや、小山市 塾・学習塾 ランキングなどから探してみてくださいね!

「食」を通じて、地元愛を育む!

ー最後に読者の方へ向けてのメッセージをお願いいたします。

中山:おやまこども食堂「笑光」は、子どもと地域の大人を食を通してつながり、地元愛を育む役割を担っています。


私自身も昔、地元の大人に見守られて育った経験から、“恩返し ”という思いも込めて「笑光」を設立しました。

現在の子どもたちが将来大人になって思い出したとき、時代が変わったとしても、形を変え未来の子どもたちへ脈々と“地元愛”が受け継がれることを願っています。

最新の「子ども食堂」開催日に関しましては、facebookをご覧ください。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。

■取材協力:おやまこども食堂 笑光(えこう)

島田 佳代子
この記事を執筆した執筆者
島田 佳代子

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

幼少期よりピアノ、水泳、硬筆、英会話などを習う。中学受験をして英語教育に力を入れる中高一貫の女子校へ進学。その後、都内の短大を経てイギリスへ留学。マンチェスター市内のカレッジで観光・旅行学を学びながら、執筆活動を開始し、スポーツ、旅行、ビジネス、教育など幅広い分野で執筆経験がある。2021年9月から「テラコヤプラス by Ameba」にてライターとして従事し、保護者やお子さまに興味をもっていただける記事づくりを目指しています。