あなたは子どものとき、「母の日」に母親へ感謝の気持ちをどのように伝えましたか?カーネーション、お手伝い券に日ごろの感謝の気持ちを綴った手紙…。
「Ameba塾探し」では、502人の小中学生の母親を対象に「母の日」にちなんだアンケートを実施。「家事・育児の参考になる母親芸能人」「母親世代と子ども世代の母の日プレゼント」ランキングのほか、思い出エピソードもご紹介します。
また、母親たちが日ごろどの程度子どもの勉強に関わっているか、話題となっている大人の“学び直し”についての興味関心についても調査しました。
1位は辻希美!「料理がすごい!」「自分も頑張ろうと思える」
まずは、小中学生の母親たちが選んだ「家事・育児の参考になる母親芸能人」ランキングです。
1位 辻希美
辻さんの「モー娘。」時代から知っている母親たちにとっては、その成長ぶりもまた感慨深いものがあるようで、「昔はあんなに小さかったのに…」なんて声も。また、Instagramで話題となっている娘さんの見事なお菓子作りの腕前から、辻さんの子どもの才能を伸ばす子育て術も注目されています。
2位 杏
シングルマザーとしてたくましく生きる姿や、ライフワークバランスのとれた生活に母親たちの支持が集まっていました。また、YouTubeの料理動画で見せるその手際の良さに感心したという声のほか、ささいな失敗も気にせず、時に“3秒ルール”を適用している姿も見せるなど、気負うことなく自然体な姿に親近感が湧き参考にするようになったという声が寄せられました。
3位 北斗晶
「鬼嫁」キャラとしてお茶の間の人気を博していますが、夫婦の仲睦まじい姿や、家族への深い愛情を感じるところが、母親たちにとって理想的と受け止められているようです。さらには、子育てなどの悩みに対し、自身の失敗談なども織り交ぜながら送るアドバイスが「参考になる」と好評。“近所の先輩ママ友”的立場も担っているのかも知れません。
4位 仲里依紗
5位 菅野美穂
5位 高嶋ちさ子
5位以下は、大学進学を目指すことを宣言した小倉優子さんに、バラエティなどで見せるお茶目な人柄に「子育ても自分の人生も楽しんでそう!」との声が寄せられた木村佳乃さん。
そして私生活についてほぼ語ることはありませんが、その姿に「子どもを守る覚悟が見える」と支持が集まった松嶋菜々子さん、東原亜希さんは4人の子育てと仕事の両立をこなす姿に憧れている母親たちが多いようでした。
母親世代の1位は「お手伝い&肩たたき券」!子ども世代は?
あなたが小学生のときに「母の日」に贈ったものはなんですか?
小学生のときに自身の母親に贈ったものと、母親になって贈られたものアンケートをもとに、母親世代と子ども世代の「『母の日』の贈りもの」ランキング、上位5つを発表します。
また、思い出の「母の日」エピソードもご紹介。
母親世代の「母の日」に贈ったもの1位は「お手伝い・マッサージ券」(33.5%)、次いで「花」(30.7%)。子どもの世代では、「似顔絵」(30.9%)と「手紙」(30.3%)が僅差で上位2つとなりました。
母親世代で1位となった「お手伝い・マッサージ券」は、子ども世代では4位でわずか7.2%。子ども世代で1位となった「似顔絵」は母親世代では6位(5.8%)でした。
これは、“贈る側”と“贈られる側”の立場の違いによって印象深いものが異なっていることも考えられます。贈られる側の母親からしたら特に似顔絵や手紙は「気持ち」が伝わる特別なものなのかも知れません。
子ども時代に母親に欲しいものを尋ねても「気持ちだけで十分」と言われて困った記憶がある方も多いかと思いますが、その言葉は間違いなく“本音”であったことを表すかのような結果となりました。
母親世代の「母の日」エピソード
微笑ましいエピソードがある一方で「お花は好きじゃないって言われてしまった」や「意外に素っ気なかった」といった、少々寂しいエピソードも寄せられました。贈る側はよく覚えているものですね。
母親となってからの「母の日」エピソード
ほかには、「母の日に私の絵をかいてくれたけれど、メガネがとがっていて、顔がこわかったです」や「もらった似顔絵の頭から薄っすら角のようなものが生えていた」、なんてエピソードもありました。
“学び直し”に関心のある母親8割!
続いて、母親たちは日ごろ子どもの勉強にどの程度関わっているのか、また、話題となっている“学び直し”についての興味関心についても調査しました。
まず「子どもの勉強にどの程度関心があるか」尋ねたところ、関心があると答えた母親は、「とても関心があるほうだ」(24.8%)「関心があるほうだ」(59.2%)を合わせて84%でした。
母親たちが子どもの勉強を見る頻度も高く、特に毎日子どもの勉強を見ている小学校低学年の母親は4割以上にのぼります。
学年が上がるに従って見る頻度は低くなりますが、それでも全体を通して5割以上の母親たちが週に複数回子どもの勉強を見ており、母親たちは子どもの勉強に対してとても意欲的であることがわかりました。
また、子どもの勉強を見ていることで、「学び直し」について考えるようになった母親も多くいるようです。
「学び直しに興味はあるか」尋ねたところ、「“学び直し”してみたい」母親は6割を超え、すでに「“学び直し”している(したことがある)」(18.2%)母親もあわせると、80%が“学び直し”に興味があることになります。
「仕事のスキルアップのため」「資格取得のため」と、学び直しを通じて自らのキャリアアップなどにつなげたいという声のほかに、「子どもに勉強を教えたい」「英語を一緒に学びたい」などといった声も。
また、子どもの勉強を頻繁に見る母親ほど“学び直し”に興味がある傾向にあることもわかりました。
子どもの勉強を毎日見ていると答えた母親の69.7%が「“学び直し”してみたい」と答えており、週1回以上子どもの勉強を見ている母親の5割以上が“学び直し”に興味をもっていました。
子どもの勉強を見ることで、母親たちも何かしらモチベーションを得ているようです。
一方で「“学び直し”したいと思わない」と答えた母親たちから聞こえてくる「時間が作れない」(40代前半・正社員/正職員)、「子育てや家事、仕事のことで手一杯で、学び直しをしたいと思う余裕はない」(30代後半・パート/アルバイト)「子どもに手がかからなくなったら趣味を満喫したい」(30代後半・パート/アルバイト)といった声からは、母親たちの日ごろの忙しさが透けてみえるようでした。
まとめ
母親たちが家事・子育ての参考にしている母親芸能人は「憧れ」としての対象ではなく、「親近感」がポイントとなっているようでした。またYouTubeを見てファンになったという声が多く寄せられたことから、母親たちの家事・育児もYouTubeの影響はあるのかも知れません。
また、母親世代と子ども世代で「『母の日』の贈りもの」ランキングは大きく異なりましたが、ものは違えど“感謝の気持ち”が何よりの贈りものであるという母親の“本音”が読み取れました。
そして“学び直し”に対して意欲的な母親が多いこともわかりましたが、その一方で時間の制約や気力、余裕といった意欲だけではまかないきれない現実もそこにはありました。
【調査概要】
調査時期:2022年4月15日~2022年5月2日
調査方法:インターネット
調査地域:全国
調査人数:小学生~中学生の子どもの母親502人
調査内容:「母の日」に関するアンケート