「“アレクありがとう”って書いただけで『母親なのに…』ってメッセージがすぐ来るんです」ブログやSNSで私生活を披露すれば、度々ネットニュースに取り上げられて話題になる川崎希さん。
インタビューではそれに対し、「気にしません」とキッパリ断言。その一方で「子どもにはいつもハッピーでいてもらいたい」と“らしさ”全開で楽しそうに語る姿も。
さらに、その“ハッピー”な子育ての裏で子どもに合った教育に悩んだり、子どもと一緒に英語を勉強したり、普段とは違った一面を垣間見ることもできました。
また、夫・アレクさんの“イクメン”ぶりもインタビューから明らかに!その一方であの疑惑も…。
「大切なのは、世間体を気にしないこと」イギリス王室の子育てを参考にするワケ
―いつも楽しそうに子育てしているのをブログで拝見していますが、どのような子育てを心がけていますか?
川崎希(以下、川崎):子どもにはいつでもハッピーでいてほしいなって思いながら子育てをしています。怒られると子どもって悲しい気持ちになりますよね。私は割と怒られて育ったんですが、怒られると悲しいしショックなので、そういう気持ちはあまり味あわせたくないと思っています。
その代わり、怒る役目はアレクだったのですが、最近はアレクも怒らなくなりましたね。怒っても効果がないと思ったみたいです。
―でも、つい怒ってしまう場面ってありませんか?
川崎:それが、ほとんどないんですよね。怒りたくなるときって自分がいっぱいいっぱいになっているからだって気付いて、そうならないように心がけています。そのために、自分のこだわりをすべて捨てるようにしています。
例えば、子どもってなぜかこっちがすごく忙しいときに限って構って欲しくなりますよね。仕事、料理、洗濯とかそういう作業をしているとき。それで衝突して、もうやめてよとか喧嘩になると思うんです。
だから、子どもが構って欲しそうなときは全部ほったらかしにして子どもに構うようにしています。
―それってしてあげたいと思ってもなかなかできませんよね。ひとりで背負い込まない秘訣はなんですか?
川崎:私の性格もあるとは思うのですが、一番は世間体を気にしないことです。周りからみるとお母さんが全部やらなきゃいけない的な雰囲気がやっぱりあると思うんですよね。私も世間から「何でベビーシッターが見てるの?」「可哀想」ってメッセージがよくきます。
例えば「アレクがやってくれている、ありがとう」って書くだけで「母親なのにやらないんだ」という反応があるのですが、まったく気にしないようにしています。みんなの目を気にしちゃうといっぱいいっぱいになっちゃうかなと。
―そのような考えは昔からですか?子育てしてから変わりましたか?
川崎:昔からそんなに気にしないタイプなのかも知れないです。でも、AKB時代に周りの目を気にしてやりたくないことをやったりとか、我慢していたりして悩んでいる子を目の当たりにして、本当に大変そうだと感じてきたというのもあります。
あと、イギリス王室の子育てを頭にイメージしてますね(笑)。王室の記事とかを見ながら、どんな風に子育てしてるのかな、子育てで困ったらどうしてるのかなってイメージしてなりきるつもりで過ごしていると、自然と穏やかになるんです。だから、イメージトレーニングも大切かも!
“イクメン”のアレクに「本当に助かってます」でも浮気は…
―ブログなどで拝見していると夫のアレクさんも子育てにとても積極的なようですが、意見がぶつかることありませんか?
川崎:子育てに関してはぶつかりませんね、と言うより私の意見が強すぎるから合わせてくれている感じですかね(笑)。多分違うって思ってもそんなに言ってこなかったんだと思います。ただ、あまりに腹が立つとアレクは家出します。「もういい!」って言って。
でも上の子が1歳半で習い事を始めるときはぶつかりましたね、ぶつかったというかアレクが泣きました。「早すぎるんじゃないか」「かわいそうだ」みたいな感じで、子どもが習い事に行ったら「寂しい…」って泣いていました。
―なんだか、その光景が脳裏に浮かびますね(笑)。アレクさんの子育てで感心した面はありますか?
川崎:本当に助かっています。うちの子すごい早寝早起きなんですよ。19時には寝て5時ころには起きちゃう。特に冬なんか真っ暗のうちから起きるんですけど、アレクも一緒に起きてあげて遊んだりしていますね、本当に偉いなって思います。
最近は親子で手作りおもちゃに目覚めていますね。適当に余っている段ボールとかを切って、シール貼ったり、ガムテープでグルグル巻きにしてみたりとか。子どもも自分だけのオリジナルで、自分の好きなものを作れるっていうのが楽しいみたいで、色々やってます。この前は糸電話を作っていて、意外と聞こえて二人ですごい感動していました。
―それはもう世間が言うところの“イクメン”ですね。
川崎:いや、普通に浮気とかしていますけどね(笑)。私がアレクの浮気を生活のすごく重要なところに置いていないというのと、それよりも子育てに関わらない方が嫌なので。子どもを寝かしつけた後「ジム行ってくる」って言ってますけど、「違うんだろうな~」って(笑)。ただ、なにも家庭のことしないで行ったらすんごく怒りますけどね!
「子どもの成長に並行しながら私も成長していきたいです」
―ブログで拝見しているとおり子育てを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきましたが、子育ての悩みはありますか?
川崎:生まれた時から「習い事は何がいいんだろう…」って悩んでいますし、今はどういう教育が子どもに合っているのかも悩んでいます。コロナ禍で学校見学や体験が難しくて、夜な夜なネットで口コミなどを参考にしながら探しているのですが、本当にいろいろなものがあってどれがいいか分からず悩みますね。モヤモヤしています。
ただ、“これになって欲しい”みたいなのはなく、本人が楽しければ何でも良いかな~って思っているんです。私も毎日真面目に学校に通うタイプではなかったので。寝坊したわけじゃなくて、ちゃんと起きていても、気分的に「4時間目から行きたいから4時間目から行くぞ」みたいなタイプでした。それでも大きくなってからそんなに勉強とかで困ったなって思ったこともないですし。
学校に毎日通う事より、自分がやりたいことを自分なりに学びながら、ちゃんと集中して出来るような環境っていうのがあったらいいなって思っているんですが、それが難しいですね。
―お話しを聞いていると一貫したものを感じます。子育てを通して自分自身に何か変化はありましたか?
川崎:子どもがあっという間にいろいろなことを吸収して成長しているので私も頑張りたいなと思うことが増えました。ひとつが語学ですね。
長男は1歳半のときから英語を習っているんですが、子どもだけではなく、私もアレクも今は一緒に勉強をしています。私はカナダに留学したこともあるので日常会話は少し話せますが、3、4歳児用の絵本でも普通に分からない単語が出てくるんですよ。その度に調べていますし、昨日も英語の参考書を買ったところです。
仕事の面でも変化はありました。子どもがいないときは自分のアパレルブランドで展開するアイテムも、スカート丈は短かったり、雰囲気がドレッシーだったりしたんですけど、今は自分がほぼ公園に行けるような服しか着ないので、公園に行ったときに「楽ちんだな」とか「洗うのが簡単だな」とか、そういう目線で服をデザインしています。
自分の環境の変化とともに仕事の内容も変わっていっているので、今後も並行しながら成長していきたいなっていうのはあります。
―川崎さんのどのような姿をお子さんに見せたいですか?
川崎:私が普通の会社員みたいな感じで出勤していたりしなくて、お家にいるんですよ。だから私が仕事しているって子どもは思っていないんですね。
でも、お母さんのあの姿は仕事していたんだ…みたいな感じで大人になったときに気付いてもらえたら嬉しいかな。いろいろな働き方があることとかも、将来的な視野に入れてくれたら良いのかなって思っています。
でも、一番は自分が心の底から楽しいと思えることを見つけてもらいたいですね!
取材協力:川崎希
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