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NPO法人「たまり場ぽぽ」がおこなうママのための子育て支援とは?代表を取材!

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働きながら子育て中の方、はじめての育児に奮闘中の方、思春期を迎えたお子さんをお持ちの方、それぞれに悩みをお持ちではないでしょうか。

茨城県ひたちなか市にあるNPO法人「たまり場ぽぽ」では、そんな子育て中のママにさまざまな支援活動をおこなっています。

今回は、「たまり場ぽぽ」代表の早川 愛さんに、子育て支援の取り組み内容についてお話を伺いました。

お子さんのことで悩んでいる方、日々の育児でなかなか外出できずに困っている方は、ぜひご覧ください。

子育てサロンを中心にさまざまな支援活動をおこなう

ー本日はよろしくお願いいたします。まずは「たまり場ぽぽ」はどのような団体なのか、概要を教えてください。

早川 愛さん(以下、早川):
「たまり場ぽぽ」は、私自身の子育て経験が孤立していたので、そういうお母さんをどうにか守ったり支えたり、お互いにできる場をつくりたいということで、SNSで呼びかけたところ、友達が手を挙げてくれて、そこから2015年7月に始まりました。

その後、お母さんたちが集まってちょっとリフレッシュできる場をつくりたかったんですが、実際やってみたところ、ここに来れない人はどうしているんだろう?と思うようになりました。

なかなか家から出られないお母さんをどうしたらサポートできるのかな?と考えていたときに、「ホームスタート」という家庭訪問型子育て支援に出会いました。

丁度、市の方もいまそのことをやりたいと思っていたと言ってくださったので、急いでNPOを設立し、民間の助成金を受けて事業の準備を始めました。

次の年から市の補助金を受けて活動をするようになりましたが、現在は子育て支援センターをオープンし、相談事業や子どものためのプレイパーク、子ども食堂など、いろいろな事業に広がってきているところです。

ー「子育てサロン」の活動内容について詳しく教えてください。

早川:
「子育てサロン」は、18歳までのお子さんを持つ保護者の方を対象にした、親子が集う場です。毎週月・火・金曜日に開催しています。

だいたいの子育てサロンは、読み聞かせをしたりリトミックをしたりという場がありますが、私自身が子育てしているときにそういう場に行っても、うちの子たちは読み聞かせをちゃんと聞いてくれないし、リトミックで踊ったりもせず、走り回っているような感じだったので、逆にサロンに行くことがストレスになってしまった経験があります。

なので、私たちのサロンは基本的に何もしない、プログラムはまったくなし、ただ集ってお話をする、子どもたちを遊ばせて、という場です。

子育てサロンでは、必ずスタッフが中に入ってお母さんのちょっとした悩み事を聞いたり、ひとりできたお母さんのフォローをしたりして、サロンに来られたお母さんをひとりにしないというかたちで活動させてもらっています。

コロナ禍もあり子育てって孤立してしまうこともあるので、参加者の方がそばにいるスタッフと
ちょっとした悩みや何気ない話ができると、「大人の方と喋れて楽しかったです」と言って帰られることもあります。

お母さんたちの交流の場、スタッフとのちょっとしたおしゃべりの場として使っていただけたら嬉しいです。

今はコロナの影響で、午前と午後の部に分けた二部制にしていますが、コロナ前はいつでも出入り自由で開いていました。

完全予約制になっているので、公式サイトからお申込みいただければと思います。ネットでの予約ができない方は、電話でお問い合わせいただければ予約をお取りすることができます。

NPO法人「たまり場ぽぽ」のホームスタート

ー「ホームスタートひたちなか」の活動についても教えてください。

早川:
こちらは家庭訪問型子育て支援になりまして、6歳までのお子さんがいるご家庭を対象に、利用者さんのお家などに伺って子育てに不安などを持っているお母さんのサポートをおこなっています。

利用されているのは他県から来た方とか、近くに親戚や親がいない方が利用してくれています。お母さんのために寄り添う支援です。

お申込をいただいたらまず、オーガナイザー(調整役)が訪問して、利用内容などの説明に伺います。ママと一緒に子どもと遊んだり、家事をします。その他の一緒にやることならなんでもします。ただ、こちらが主になる託児や家事代行はしません。

たとえば、一緒に病院に行きたいとか、双子育児でちょっと手が足りないので一緒に公園に行きたいとか、保育園の見学に行きたいとか、そういうときに一緒に行ったりすることもできます。

積極的にこっちが何かするというよりは、お母さんの横に寄り添って一緒に不安を解消していくというような活動になっています。

「ホームスタート」は無料の支援になり、1クール週に1回2時間を4回ホームビジター(訪問ボランティア)が訪問します。オーガナイザーが利用者さんのお話をよく聞きながらすすめていきますので、安心してご利用ください。

また、1度利用された方でも、再度ご利用いただくこともできます。そこは臨機応変に対応しています。

NPO法人「たまり場ぽぽ」の活動の様子

ー「子育てサロン」や「ホームスタートひたちなか」を利用された方の感想や反応はいかがですか?

早川:
子育てサロンに参加されたお母さんたちから「産後の不安を身近に相談できる人がいて心強かったです」「駆け込み寺のような存在」といってくださったりします。

「昼間のワンオペ育児の孤独感が軽くなりました。知り合いが増えるのも楽しいです」「サロンのスタッフさんがとても話しやすくて毎週通ってます!」というお母さんもいます。

またホームスタートを利用された方からは、「産後、家にこもりがちでしたが、ホームビジターさんと公園に行ったり、心配事を聞いてもらえて気持ちが楽になりました」という言葉を頂戴することもあります。

子育てサロンもホームスタートも無料でおこなっていますので、お困りごとや心配事がある方は、ぜひお気軽にご利用いただけたら嬉しいです。

「ホームスタートひたちなか」の講演会と説明会を開催

NPO法人「たまり場ぽぽ」のイベント案内

ー今後、開催予定のイベントばどありましたらご紹介ください。

早川:
ひたちなか市にある子育て支援センターふぁみりこらぼで、4月15日(金)に「ホームスタートひたちかな」の講演会と説明会をおこないます

講演会では、引きこもり支援や予防型の支援に取り組まれている石井正宏さんに、大人との信頼貯金を子どもたちはどう溜めて、どう使うか、ということをテーマにお話ししていただきます。

また説明会では、私たちの活動について詳しくお話ししますので、ホームスタートの利用を検討されている方や、地域の子育て家庭をサポートしたい!という方は、ぜひご参加ください。市外にお住まい方はZoomでの参加も可能です。

NPO法人「たまり場ぽぽ」がある茨城県ひたちなか市には、たくさんの塾・学習塾があります。

Ameba塾探しでは、ひたちなか市 塾・学習塾 ランキングや、佐和駅 塾・学習塾 ランキングなど、エリアや駅など条件を絞って塾を探すことができます。

お子さんの塾をお探しの方は、ぜひご活用ください!

一人で悩まず、みなで一緒に子育てしていけたら

NPO法人「たまり場ぽぽ」

ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。

早川:
私たちは小さい子だけを対象にしているのではなくて、親元を巣立つまでのお子さんがいるお母さんに寄り添うサポートをしています。

子育てって自分が死ぬまで続くのかな、子どもの心配は子どもが大人になっても続くんじゃないかなと思うのですが、みんなで楽しく子育てができる、そんな地域、社会になればと思っています。

立派なママに見えるようでも実際はそんなことなくて、みんな悩みながらママをやっています。あまり自分ができていないと思わないで、一人で悩みを抱え込まず、一緒に子育てしていけたら嬉しいです。いつでも連絡してください。私たちはママの味方です。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。

■ 取材協力:NPO法人 たまり場ぽぽ

中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。