ヒューマンアカデミージュニア「サイエンスゲーツ」で楽しく科学実験!子どもの好奇心を育む内容とは?

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近年、さまざまな教育改革が実施され、脱・詰め込み教育の傾向にあります。小学校で導入されたSTEAM教育の1つ、プログラミング教育をきっかけに、今後はさらに思考力や表現力、創造力などを養う複合的な教育へとシフトしていくことでしょう。

ヒューマンアカデミージュニアが運営する「サイエンスゲーツ」では、STEAM教育の考え方を取り入れ、さまざまな体験から子どもたちの主体性を育む科学実験をおこなっています。

今回は、「サイエンスゲーツ」運営責任者の須藤 冬暁さんに、取り組まれている内容について詳しくお話を伺いました。

お子さんの興味・関心を深めたい方、お子さんの主体性や探究心を育みたいと思われている方は、ぜひご一読ください。

  1. 子どもの好奇心を育みながら自ら学ぶ力を育成
  2. 無料の体験授業を教室&オンラインで開催
  3. 科学には感動や驚き、発見する楽しさがある

子どもの好奇心を育みながら自ら学ぶ力を育成

ヒューマンアカデミージュニア「サイエンスゲーツ」の授業の様子

ー本日はよろしくお願いします。早速ですが「サイエンスゲーツ」の概要と、カリキュラムについて教えてください。

須藤 冬暁さん(以下、須藤):
サイエンスゲーツ」という名の通り、科学の入り口、科学の門ということで、子どもたちに科学を好きになってもらうことをコンセプトにしています。

自分の手でいろいろ実験してみながら、不思議な世界をたくさん体験していただくのですが、ポイントは「答えや正解を先に教えない」ということです。答えや正解は、子どもたちに発見してもらうことを大事にしています。

お家だと、お子さんに何か聞かれたら教えてあげなければいけない気持ちになって、すぐに答えを教えたり、いろいろ実験をやらせてあげたくてもなかなか難しかったりしますよね。

私たちの教室ではわからないことがあったとき、子どもたちにまずは「どうなるのかな」と、予想をしてもらうこと、考えてみることを大事にして指導しています。

予想して実際にやってみると、「わー、こうなるんだ、へー、すごい!」という発見があり、不思議な現象だけでも楽しく感じます。

ほかの科学教室ではそこで終わってしまうこともあると思いますが、それだと遊びと同じなので、発見したことから「でもこれってどうしてなんだろう?」「なんでなんだろう?」ともう1回考えてもらって、「次はこうしてみよう」というように、子どもが考えながら試行錯誤することを大事にしています。

また、発見したことを自分の言葉で発言してもらいながら進めていくことで、子どもが分からないことがあったときこそ、自ら興味を持って学び進めていく力を育もうということを目的に、カリキュラムづくりをしています。

その背景として、人口が縮小していく中、生産性を引き上げるために新たなシステムを取り入れたり、AIやITがどんどん進化している現在の状況があります。ここに来るお子さんたちが社会に出るころには、AIもITもさらに進化していることでしょう。

文章や情報を正確に読み解く力、判断する力、それから人と対話する力、物事を科学的に考えられる力、好奇心・探求心。答えのないものこそ人間が解決しないといけなくなるので、答えのないものに対してより主体的に想像する力をもって取り組めるか、こういった点がまさにこれから必要になってきます。

文科省でも「生きる力」を育もうということが新しい学習指導要領で提唱されていますが、かみ砕くと「自分で考える力」なんですね。自分で考えて課題を見つけたり探求したり、解決していける力を子どものうちから育んでいこうというのが、今、変わってきている部分かなと思います。

学びの在り方も昔は教科書の内容を覚えたり、板書をノートに書き写したりといった“覚える”勉強が多かったと思いますが、現在は主体的・対話的な学び、探求型の学習、理数教育の充実という3点に変わってきています。

子どもが自ら興味を持ったテーマをどんどん学び進めていって、ときには他者と対話したり、自分の考えを述べる機会も今後さらに増えてくるかと思います。

とはいえ、興味を持って勉強しなさいといっても興味を持てなかったらそれまでなので、ベースとして大事なのは「興味を持つ力」だと考えています。

私たちはSTEAM教育ということを掲げてやっていますが、根底にあるのは興味を持つ、好きという気持ちをたくさん育めるように、「楽しい!」とか「できた!」といったことを大事にしています

科学による感動と驚き、発見する楽しさをコンセプトに、そういった体験を通して好きという気持ちを育んでいくことを大事にしています。つまり“興味を育む”ことですね。

サイエンスゲーツの実験の様子

ーコースについても詳しく教えてください。

須藤:
コースは、初級・中級・上級の3つにわかれていまして、1つのコースの受講期間が1年ですので、最長3年通っていただくことができます。

実験の数でいうと、3年間で150種類ぐらいになります。それを仮説・実験・結果・考察の流れでまわしていきます。

コースごとに学びのステップアップを設けていまして、初級ではまず科学現象の基本を自然と理解することを目指していきます。

この「自然と理解する」というところがポイントで、「こういうことなんだよ」「こうなんだよ」と説明するのではなくて、あくまでも子どもには自分の手で発見しながら学んでいただくことを大事にしています。

中級になると、今度は現象の発見したことから結果をまとめたり「考察する力」を高めていきます。初級は発見に導くカリキュラムですが、中級は発見したことから何が言えるのか、「この場合はどうなると思う?」というふうに学びを広げていきます。

上級では実験ノートを使い、「自ら仮説を立てる力」を高めていきます。最新の科学技術にも触れていきながら、本物の科学思考力が養えるようにカリキュラムを作っています。

毎月テーマが変わり、月2回、同じテーマで違う実験を重ねていくことで、たとえば小学校3年生でしか習わない内容というふうに学年で分断するのではなく、一気に小3~中3ぐらいまで範囲を広げていきながら、1か月のテーマの中でたくさんの発見に導いていくような、学びを深めて行けるような内容になっています。

初級ではいろんなテーマに興味を持ってくれたらという想いから、とにかく幅広いテーマを扱います。中級になると今度は概念的な学びになっていきます。

たとえば、電気・電池のテーマの場合、初級では「豆電球が光った」とか、「こうやると電気って通るんだね」といったような発見に導きますが、中級になると「モーターカーを早く走らせるにはどうしたらいいかな?」など、直列回路と並列回路の違いなども学べる内容になっています。

上級になると光ファイバーという技術に触れていきながら、身近な現象ということで、「釣り糸に光をあてたらどこが光るか?」「先っぽが光るけど、どうして?」といったことを考える実験をしていきます。

目的、材料と方法、予想すること、結果は表にしてまとめてそこから考える、という形で、使用する実験ノートは実際の科学論文の基本構成と同じにしています。

この実験ノートを埋めながら科学的思考力が養えるという内容になっています。SDGsにも触れていき、身近な科学現象、科学の力というのはいろんな場面で使われていますし、答えのないものに対してどう取り組むか、考えるきっかけになりますので、みんなに考えてもらっています。

カリキュラムは京都大学の樋口雅一先生に監修をしていただき、科学的な根拠はもちろん、子どもたちが何に楽しいと思ってくれるか、そこにこだわったカリキュラムづくりでご協力いただいています。

ー料金はどのように設定されていますか?

須藤:
料金は、入会金が11,000円、最初にかかる備品類として初期セット8,800円を頂戴しています。毎月かかるものとしては、授業料が月に9,900円です。実験の材料、テキスト代で2,200円頂戴しています。

初期セットには、安全メガネ、白衣、試薬セット、専用のバインダ、顕微鏡、バッグの6点ついています。

白衣を着て教室で実験した記憶って心に残ると思うんですね。いろんなことを発見したなっていう楽しい記憶とともに、いざ学校で勉強に触れたときに、「これ教室でやったかもしれないな」「あの実験、面白かったな」と思い出してもらえたらとても嬉しいです。

授業は月に2回、1回90分です。学校の授業は1コマ45分なので長いと思われる方もいるかもしれませんが、低学年のお子さんもとても集中して取り組めています。授業が楽しいと時間の長さは関係ないんですね。

費用 【入会時のみ】
入会金 11,000円
初期セット(白衣・顕微鏡他) 8,800円
【毎月かかるもの】
授業料 9,900円
材料費(テキスト代込) 2,200円
授業回数 90分×月2回

※上記の価格は税込みです。

須藤:テキストは、だいたい授業1回あたり20ページ弱ぐらいの構成にしていますので、単純に授業の時間で割ると5分あたり1ページを消化していくようなペースです。

低学年のお子さんが楽しみながら学べるように、キャラクターを使ったり、科学の世界は目に見えないこともたくさんあるので、なるべくイラストを使ったテキスト作りをしています。

授業の進みによって1ページずつめくっていけば、どんなことをやったのかわかるようになっています。途中に実験の手順とか、結果をまとめるページを設けていますし、まとめたところから何がわかったのか、気づかせてあげるような内容になっています。

実験の材料は、毎月ひとり1セット作ってお配りしています。実験の材料とテキストをおうちに持って帰って、「こんなことをやったんだよ」と保護者の方に話してくれているみたいで、保護者の方からもそれが嬉しいというお言葉をよくいただきます。

ー実際に受講されているお子さんや保護者の方の反応、感想はいかがですか?

須藤:
保護者の方にアンケートを取ったところ、「子どもが興味を持っていそうだから」というのが第一で、次が「子どもの興味を伸ばしてあげたい」でした。ほかにも「好奇心旺盛になってほしい」「学校の授業を好きになってほしい」「自分の頭で考えて、自分の意見をいえるようになってほしい」など、皆さんさまざまな思いを持って入会されています。

お子さんたちは毎回いろんな実験をしますので、「授業でつくったものを見せながら、何をしたのか教えてくれる」「以前より深く調べるようになった」「家の中でも、これやったらどうなるのかな?と予想を立てるようになった」「家での会話が増えた」など、嬉しいお声をたくさん頂戴します。

無料の体験授業を教室&オンラインで開催

ヒューマンアカデミージュニア「サイエンスゲーツ」

ー今後、開催予定のイベントや体験会などはありますか?

須藤:
全国にある各教室で無料の体験授業をおこなっています。教室での体験会のメニューとしては、「発砲入浴剤をつくってロケットを飛ばそう」という実験がひとつと、それからもうひとつが「しおのふしぎだいはっけん!スーパーボールをつくろう」という2つがあります。こちらからお近くの教室を検索していただき、お問い合わせください。

また、オンラインでの体験会は随時おこなっています。こちらは月に10回ほど開催していまして、年中さんから小学校3年生のお子さんを対象に「しおのふしぎだいはっけん!スーパーボールをつくろう」を実施しています。お家で材料を揃えてもらって、一緒に実験するような形でおこなっています。

オンラインの体験会に参加される方は非常に多く、これは本部開催になるのですが、それこそ全国から毎月数百人が参加されています。一昨年から始めて、延べ5,000人ほどが参加されていますね。中には海外から参加される方もいらっしゃいます。

参加をご希望の方は、ご都合のよいお日にちをこちらから選んでお申込みください。

「サイエンスゲーツ」を運営するヒューマンアカデミーがある東京都新宿区には、たくさんの塾・学習塾があります。

テラコヤプラスでは、新宿区 塾・学習塾 ランキングや、新宿駅・新線新宿駅 塾・学習塾 ランキングなど、エリアや駅など条件を絞って塾を探すことができます。

習い事の近くで塾をお探しの方は、ぜひご活用ください!

科学には感動や驚き、発見する楽しさがある

ヒューマンアカデミージュニア「サイエンスゲーツ」授業の様子

ー最後に、ご利用を検討されている読者の方へメッセージをお願いします。

須藤:
今は年中・年長さんや小学校低学年のお子さんも、いつかは点数を取るための勉強にシフトするときが来ると思います。そのとき、学びの本質的には自分が興味があるから学ぶというか、学ぶことって面白いと思っていて欲しいんです。

科学はそれをただ体験するだけではもったいなくて、学ぶ楽しさにしっかり導いてあげるような、すごくいい学習題材です。

サイエンスゲーツは、科学の感動と驚き、発見する楽しさ、自分で学ぶ楽しさを大切にしながら、これからも楽しい科学実験を提供していきます

子どもが小さいうちで、知らないことがたくさんあるときが一番興味が育める。興味が育めれば、学びはあとからついてきます。今、この興味を持たれているタイミングで、ぜひその興味を伸ばす機会にしていただきたいと思います。

学校での教育は、ひとクラス20~30名の集団授業になることから、足並みを揃えて画一的になりがちですが、私たちは1クラス6名ほどの人数で、一人ひとりの発言を汲み取りながら進めるようにしています。そういう意味では違う学習環境がご提供できます。

習い事を決めるタイミングは難しいと思いますが、お子さんが興味を持ったタイミングで、ぜひご検討いただければ幸いです。

ー本日は貴重なお話ありがとうございました!

■取材協力:ヒューマンアカデミージュニア サイエンスゲーツ

中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。中学受験を控える子を持つ親として、「テラコヤプラス」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。