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NPO法人「よしかわ子育てネットワーク」を取材!埼玉県吉川市で親子の成長を応援する取り組みとは

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子育て中は社会との関わりが薄くなり、孤独を感じてしまいやすいもの。

誰かと励ましあい、楽しい子育てを実現するためには、地域のイベントやサークルに参加し、仲間をつくっておくことも大切です。

そこで今回は、子どものための町づくりと、女性の自立や生き方・働き方支援をおこなうNPO法人「よしかわ子育てネットワーク」代表の中島 眞由美さんにお話を伺いました

埼玉県吉川市にお住まいの子育て中の方、地域の子育て支援に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

埼玉県吉川市の楽しい“育児ライフ&サークル活動”とは

生き方働き方の打ち合わせ中の画像

ー本日はよろしくお願いします。まず、NPO法人「よしかわ子育てネットワーク」の概要について教えてください。


中島 眞由美さん(以下、中島):NPO法人「よしかわ子育てネットワーク」は、子どもを育てやすい、そして子どもが育ちやすい町の実現を目指し、2004年から埼玉県吉川市の育児ライフやサークル活動を支援する取り組みをおこなっています。

当団体の活動は、行政委託の事業とボランティア事業の大きくふたつです。

行政委託の事業は、子育て支援センター関連、吉川市の子ども・子育て応援サイト『よしよしねっと』のサイトづくり、家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」の3つがあります。

ボランティア事業については、さまざまな年代の保護者の方々が関わりながら活動していて、「なかまほいく」「WaWaWaネット」をはじめ、子どものための町づくりと、女性の自立や生き方・働き方を支援するプロジェクトチームがあるんですよ。

そのほか保護者の方が幼稚園を取材する「幼稚園サロン」や、性教育のデリバリーなども運営しています。

「あったらいいな」から実現したさまざまな事業

子ども店長の画像

ー各プロジェクトでは、具体的にどのような活動をしていますか?


中島:当団体は発足以来、「あったらいいな」を実現するかたちで事業をおこなってきました。

たとえば幼稚園サロンは2004年に始まった事業ですが、毎年保護者の方が「やってみたい」と手を上げてくださるので、ここまできれいにバトンがつながってきたんです。

活動内容としては、お子さんの入園を控えた保護者の方々が、各園にアポイントを取って取材に行き、冊子にまとめて発行します

幼稚園の取材だけでなく、実際に園に通っているお子さんのママ・パパに、アルバムを見せていただいたり話を伺ったりもしていますね。

プレイパークは、自由かつ主体的に子どもたちが行動選択することが大事だと考えた結果、実現した事業です。

公園に親子が集まって、保護者ひとりでは少しハードルが高いと感じてしまう遊び、たとえば泥遊びなどをみんなで笑いながら楽しみます。

子育ての当事者である保護者の方々がプレイパークを開いているので、開催日は絶対にほかの親子に会えますし、「泥汚れはウタマロがよく落ちるよ」など、子育てに役立つ情報交換もできるんですよ。

昨年からは行政と管理協定を結び、吉川市内の某公園の倉庫内に、掃除用具と一緒に遊び道具を収納できるようになったので、より遊ばせやすくなりました。

プレイパークは来年度も月2回は開催する予定です。

ほかには小学生以上・18歳未満のお子さんが対象の、キッズタウンというお仕事体験イベントも実施しています。

以前は2日間で1,000人前後の子どもたちが集まっていたのですが、このご時世なので昨年はオンライン開催となりました。

今年は吉川美南駅の10周年記念にあわせて小規模に開催する予定で、ゴミ拾いや警察官のお仕事体験で得た地域通貨を使い、子ども店長のお店でお買い物してもらおうと考えています。

キッズタウンのイベントでは、自分で稼いだお金でお買い物したり、お店のやり方を工夫したりと自分たちで考えて行動できるので、子どもたちにとってよい体験になるのではないでしょうか。

そういったなかで、まるで昭和のように賽銭泥棒などのトラブルが起こることもあって、その解決方法を子どもたち自身が考えることで、小さな自治もできるんです。

大人の指示が入らない、自由な発想のできる場を用意してあげたいなと思っていますね。

また私たちは、子どもスタッフの募集もしています。彼らの改善案にきちんと耳を傾け、意見がとおる体験をしてもらうことが、選挙に行くきっかけにもつながるのではと思っています。

あとは今年度で終了になってしまいましたが、これまでは親子体操の企画もやっていました。性教育、生き方・働き方の支援活動については、今後も続けていく予定です。

子どもも保護者の方も楽しく参加ができる事業がたくさんありますね。キッズタウンのイベントは、子どもの成長にもつながると感じました!

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子育てはブランクではない!地域で助けあう仲間づくりを

キッズタウンの画像

ー今後開催予定のイベントについて教えてください。


中島:直近では、4月22日に吉川市内で子育て講演会を開催予定です。

子育てを学ぶ機会ってあまりないかと思うのですが、ちょっとしたスキルを知っているだけで楽になる部分もあるでしょう。

また、「私は子どもを怒ってばかり」と悩む方もいますが、実はみんな同じなんですよね。

そういったことを踏まえつつ、家でも笑顔で、“ごめんね”を“ありがとう”に変えられる子育て講座にしたいと思っています。

4月以降は、幼稚園サロンにプレイパーク、子ども店長のイベント、お金の教育もやっていきたいと考えているところです。

あとは、女性の生き方・働き方を支援する、ママゴトプロジェクトという事業も動かしていこうと思っています。

ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。


中島:よしかわ子育てネットワークは、子育て中の方々に「大丈夫だよ」「迷ったときは誰かに頼っていいんだよ」と伝えたくて子育て支援をしています。

子育てでずっと家のなかにいると、誰にもほめてもらえないので自己肯定感が下がってしまいがちですよね。

でもまずは、自分の人生において、子どもを産み、育てると決めたこと、選択できたことに自信を持ってほしいんです。

また、子育てをブランクと考える方は多いですが、そんなことはありません。なぜなら、掃除や家計簿、裁縫など、子育て中の生活には仕事の要素がたくさんあるからです。

特にコミュニケーションスキルはどんな働き方にも活かせるはずなので、子育ての日常のなかで磨いていこうとお伝えしたいですね。

誰かと一緒に子育てしていくと、しんどいことも笑いに変えられてエネルギーになる。だからこそ、困ったときは助けを借りて、地域のなかで仲間づくりをしていくと楽しくなりますよ。

顔を上げて手を上げれば気づいてもらえるし、声を上げれば拾ってもらえるので、勇気を出して行動してみましょう!

ー本日は貴重なお話をありがとうございました!


■取材協力:NPO法人 よしかわ子育てネットワーク

有田 幸恵
この記事を執筆した執筆者
有田 幸恵

Ameba塾探し 執筆者

幼少期は5歳から小学校6年生まで英会話教室に通う。高校受験時には家庭教師や塾の特別講習で猛勉強し、第一志望に合格。その後、芸能関係の道に進み、ライター業に転身する。エンタメや美容ジャンルの執筆を経験した後、弁護士コンテンツの法律記事に携わったのをきっかけに、読者の役に立つ情報発信を志し、2020年9月から株式会社サイバーエージェントのグループ会社 株式会社CyberOwlで編集者兼ライターとして従事。現在、「Ameba塾探し」で保護者やお子さまの未来に繋がる記事づくりを目指しています。