総合型選抜・学校推薦型選抜で大学受験する場合、一般選抜とは異なる対策が必要です。
しかし何から取り組めばいいのか、悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
今回はオンラインで志望理由書・小論文・面接などの入試対策をおこなう「総合型選抜・学校推薦型選抜のオンライン専門塾・ヘルメスゼミⓇ(以下、ヘルメスゼミ)」代表のクロイワ正一さんにお話を伺いました。
総合型選抜・学校推薦型選抜入試を受験予定の方、将来のキャリア展望について考えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
総合型選抜・学校推薦型選抜特化のオンライン塾
ー本日はよろしくお願いします。ヘルメスゼミはどのような学習塾なのでしょうか?
クロイワ正一さん(以下、クロイワ):ヘルメスゼミは大学入試対策のなかでも総合型選抜・学校推薦型選抜に特化した塾です。現在はほぼ100%オンラインでの指導をおこなっています。
センター入試がなくなり、大学入学共通テストが始まったのは有名な話ですよね。文部科学省からの指示で、大学入学共通テストには必ず記述式の問題が加えられるようになりました。
また以前のAO入試も、2021年度の入学者からは「総合型選抜」に名前を変え、学力、それ以外のキャリア展望や課外活動を含めた総合的な能力を判断する試験になったんです。
それから、以前は推薦入試と呼ばれていた試験に代わり、学校長の推薦による入試「学校推薦型選抜」も始まりました。
ちなみに私立大学では、一般選抜50%、総合型選抜・学校推薦型選抜50%の割合で入試をおこなっているのが現状です。
ー他塾にはない、ヘルメスゼミならではの強みを教えてください。
クロイワ:私はキャリアコンサルタントという国家資格を持っていて、一般企業や地方自治体の人材開発に携わる機会があります。
そのため世の中にどのような産業地図があって、どのような職種が求められているかをプロの立場から説明できます。そこは教育業界の知見しか持たない塾や予備校にはない強みですね。
また私は大学の客員教授として、面接官や入試問題の作成をした経験もあります。今は客員教授をやめたので、当時のことも守秘義務を逸脱しない範囲に応用して語ることが可能です。
社会人向けのBtoBのサービスで、コミュニケーション系の研修をずっと担当してきましたので、そこでのノウハウも指導にも生かされていますね。
というのも総合型選抜・学校推薦型選抜は、「コミュニケーション能力が問われる試験」だからです。
まず出願時に自分のキャリア展望を書いて提出しますが、相手が何を用意しているか理解して書かないと、“そんなカリキュラムはない”と一発で落とされてしまいます。
まずは相手のことをしっかり理解するのが大切で、そのためにコミュニケーション能力が必要となるのです。
次に面接では、自分の今までの人生経験から問題意識や知的好奇心を抱いたプロセスを、より実証的に説明する必要があります。そのため口頭コミュニケーションのスキルも重要です。
経験上、本番の面接の際、緊張のあまり面接官の質問を理解できなくなってしまう受験生は結構います。たとえば「今日はどのような交通機関を使われましたか?」と聞いたのに「志望動機は~」と急に言い出す方。
当塾に通えば、相手の発言をしっかり聞いて、それに応じた的確な答えを示すためのコミュニケーション教育を受けられます。
各大学の関心分野を探り、予想問題を的中させる
ーヘルメスゼミの講師はどのような方々ですか?
クロイワ:当塾の講師は私の教え子が中心です。もう25年も教育に携わっているので、最初のほうの教え子は40歳を超えているんですよね。
そのほか研修講師仲間にヘルメスゼミの話をして、興味をもってくれた若手を採用するケースもあります。
ヘルメスゼミのような特化型の塾は最近増えてきていますが、講師を見ると正社員は半分くらいで、残りはアルバイトの大学生が教えているケースがほとんどのようですね。
業務効率のためかもしれませんが、大学生が世の中の学問体系やキャリア展望について教えるのは難しいでしょう。
実際に「高いお金を払って他塾に通っているけど、全然成果が出ない」と当塾にいらっしゃる方もいます。
そのせいか、保護者の方・お子さんと一緒にZoomで話していると「そんなところまで教えてくれるんですか」と驚かれることもあるんですよ。
ー毎年、予想問題を的中させているのは、何か秘訣があるのでしょうか?
クロイワ:各大学のオープンリサーチフォーラム、論文集を参考に、大学の先生方の最近の研究分野を探って予想しています。
あとは大学の先生方が文部科学省から科学研究費をもらうとき、何のテーマで申請しているのかをチェックすると、その大学が今力を入れている分野が如実にわかるんです。
これらの情報を参考にして、今年も国立大学のグループディスカッションのテーマをいくつか的中させました。
ヘルメスゼミのカリキュラムと料金を徹底解説
ーヘルメスゼミのカリキュラムや料金について教えてください。
クロイワ:当塾のカリキュラムは職業心理学の考え方がベースとなっています。簡単な質問をしたり、コーチングの手法を使ったりしながら、生徒の内面の興味関心を引き出していくんです。
職業心理学はキャリアコンサルタントの資格を取るためにも必要な学問分野で、マッチング理論を重視します。
たとえば人と会って交渉するのが好きな人、逆に交渉は苦手だけど、じっくりものを扱うのが得意な人など、6種類の職業興味に分けて考えるのがマッチング理論です。
職業興味は16歳くらいである程度固まります。自分の職業興味を知っていると、どの道に行けばいいのかわかるんですよ。
しかし現状、日本の小学校、中学校、高校ではキャリア教育を全然やっていないので、職業興味に関する生徒たちの自覚は育まれていません。
リクルートのR-CAPなど職業興味を探るためのツールはありますが、日本の公的教育機関はお金のかかることをやりたがらないので、あまり使われていない状況です。
以前は職業興味を無料で診断できる厚生労働省のプログラムがありましたが、今はなくなってしまいました。
それにもかかわらず、高校2年生や3年生になると「自分探しをしなさい」「何を学びたいかはっきりさせなさい」といきなり言われるから、生徒たちは困ってしまうわけです。
そこで当塾では、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策をおこなう5種類の指導コースをご用意しました。各料金は以下のとおりです。
■ヘルメスゼミの指導コース(金額はすべて税込)
コース | 料金 | 指導期間 |
総合・推薦お試し1回スペシャル | 22,000円 | ‐ |
総合・推薦2回スペシャル | 42,900円 | 1か月 |
総合・推薦3回スペシャル | 62,700円 | 2か月 |
総合・推薦4回スペシャル | 81,400円 | 3か月 |
総合・推薦5回スペシャル | 99,000円 | 6か月 |
クロイワ:上記のとおり1回から5回までの指導コースがあり、回数が多いほど1回あたりの料金が安くなるシステムとなっています。
また大手の予備校では有料の映像教材も、当塾の会員になってくだされば、ほとんどを無料で利用できます。
なかにはDVDで買うと65,000円くらいする教材もあるんですよ。
進学EXPO・大学フェアの講演受講者に特典をプレゼント
ー今後の展開について教えてください。
クロイワ:毎年3月に首都圏でおこなわれる進学EXPO、5月から全国で開催される大学フェアというイベントと連携して、講演聴講者に30分無料相談特典をプレゼントすることになりました。相談に乗るのは、私もしくは協力スタッフです。
あとは、当塾のコンテンツの代理店も増やしていきたいと考えています。
すでに神奈川県内の60校、そのほか広島県や岡山県の大きな塾や予備校が当塾のコンテンツを扱ってくださっていますが、実は今までこのようなFC展開にあまり積極的ではありませんでした。
ところが去年くらいから、群馬県や奈良県の個人で塾を運営している方から「ヘルメスゼミのコンテンツを扱いたい」と多くのお問い合わせを受けるようになったんです。
ですので次年度以降は、FC展開も注力して取り組んでいくことにしました。
ー最後に読者の方へ一言メッセージをお願いします。
クロイワ:「総合型選抜・学校推薦型選抜の対策ならヘルメスゼミ」といえるだけの自信があります。
志望理由書・小論文・面接など万全の入試対策をしたい方、大学入試の先のキャリア展望までしっかり考えたい方は、ぜひ当塾にお越しください!
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!