「HFアカデミー」を取材!元Jリーガーによる“オンライン”のサッカースクールとは?

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プロサッカー選手になりたいけれど、家から通える範囲に満足できるサッカーチームがないとお困りの方はいませんか?

今回は、現役時代にはコンサドーレ札幌をはじめとするJリーグクラブで活躍し、現在は「HFアカデミー」を主宰する古田 寛幸さんにお話を伺いました。

サッカーが好き、将来はサッカー選手になりたい!という方は、ぜひご一読ください。

  1. オンラインで学べる!サッカーに必要なたくさんのこと
  2. 伝え方を工夫することの大切さ
  3. 「環境」を理由に夢を諦めて欲しくない

オンラインで学べる!サッカーに必要なたくさんのこと

HFアカデミー

―本日はよろしくお願いいたします。はじめに、「HFアカデミー」がどういったサッカースクールなのか教えてください。

古田 寛幸さん(以下、古田):「HFアカデミー」は、オンラインのサッカースクール
です。サッカーをオンラインで?と思う方もいるかもしれませんが、じつはオンラインでできることがいろいろあるんですよ。

グラウンドでコーチと選手が1対1でじっくり話す機会はあまりないですよね。むしろオンラインだからこそ、やりやすいことが多くあります。

それに誤解されている方も少なくありませんが、サッカーに必要なのは技術だけではありません。

グラウンドではなかなか学べない、メンタル的な部分や自己分析能力、自己解決能力や自主性なども重要で必要とされるスポーツなので、その部分をオンラインで子どもたちに指導するスクールになります。対象は小学生から大学生くらいですが、小学生が一番多いですね。

朝6時半からの“朝活”は、みんなでストレッチや体幹トレーニングをおこないますが、通常のセッションは「一人ひとりに寄り添った指導」を大事にしているので、基本的にはマンツーマンでおこなっています。

セッションでは、子どもたちが抱える課題に答えたり、送ってもらった練習や試合の動画を分析してフィードバックしたり。そういう技術面でのフォローもしますが、「コミュニケーション」にも力を入れています。

僕自身、今でこそオンラインで子どもたちと会話をしたり、300人の前で講演会を開いたり、教育事業もやっていたりと人前で話すことが多いのですが、もともとは人見知りで、人とコミュニケーションを取ることが苦手でした。

簡単に僕のサッカーキャリアについてお話させていただくと、8歳のときに8歳年上の兄の影響でサッカーを始め、中学からは地元コンサドーレ札幌の下部組織に入団。高校2年生のときにトップチームへ昇格し、プロ選手になるという夢を叶えました。

中学生の頃に初めて世代別日本代表の合宿へ呼ばれて参加しました。サッカーの合宿なので、もちろんサッカーもしますが、筑波大学の言語学の先生による「コミュニケーションスキル」という授業があったんです。

みんなの前で発言するように促されたり、答えの後に必ず“Because”をつけて、理由を述べたり。子どものときにそんなことはなかなかやりませんよね。正直戸惑った部分もあります。

でも、何十人もいる日本代表候補の中で、生き残るためには必死でアピールをしなければいけません。

そこで人見知りの古田少年は頑張って手を挙げて発言していくうちに、苦手だと思っていたことがどんどん克服されていき、気がついたら人前で話すことが好きになっていました。

メッシぐらいひとりでなんでもできてしまう選手だったら、誰とも会話しなくてもいけるかもしれませんが、現役生活を通じて、きちんと話せない選手はトップレベルでは生き残ってはいけないと思うぐらい、コミュニケーションは大事だと感じました。

話すことだけでなく、聞いて理解することもコミュニケーションですよね。監督が言っていることを理解できない、頭で思ったこと、考えていることを言葉に出せないというのは、サッカーではかなりのデメリットといえるでしょう。

サッカーでは1秒1秒状況が目まぐるしく変わるので、瞬時にコミュニケーションを取ることがとても重要です。

ちろん、得意・不得意がありますからうまく話せなくてもいいと思っています。ただ、話す努力をすることが大事。みんな最初は自分の頭で考えていることをうまく言葉にできません。

これはリフティングみたいなものです。リフティングも最初は2回、3回しかできませんよね。でも、やってコツを掴めば10回、20回、100回とできるようになっていきます。それと同じです。

言葉に出そうと意識をするだけで、今まで使っていなかった神経回路がどんどん繋がっていくようなイメージでしょうか。

この自分自身の体験から、HFアカデミーでは、コミュニケーションにも力を入れています。

HFアカデミー

伝え方を工夫することの大切さ

HFアカデミー

―指導する上で特に気をつけていることを教えてください。

古田:指導する上で僕が大事にしているのは、絶対に“子どもたちを否定しない”こと。

親だと「それは違う」とか「ああしろ、こうしろ」と、どうしても言ってしまいますよね。それを僕がやっては絶対にダメだ思っています。

子どもたちには“認めて欲しい” という欲があるはずです。だから、たとえ親やコーチにきついことを言われたとしても、「古田さんと話していたら、自信がつきました!」と言ってもらえる存在でありたいと思いながら子どもたちと接しています。

僕は子どもたちを褒めますし、否定はしません。とはいえ、子どもたちと話をしていると、他人のせいにしていたり、環境のせいにしていたり、それは違うと思うポイントがあります。

その場合にも、最初から否定しないようにしています。言い方、聞き方を工夫するんです。

「この世の中にはコントロールできることと、コントロールできないことがあるけど知っているかな?


「天気はコントロールできる?」雨降れ!と言っても雨は降らないよね。「他人ってコントロールできる?」超能力でもないと、他人に右行けとか左行けといっても動かせないよね。

だったら、コントロールできないことをコントロールしようとするのは時間がもったいないねと問いかけます。

そして、最後に
「みんながコントロールすることができるものがあるけれど、なんだと思う?」と聞くんです。

そうやって聞くと、ほとんどの子どもたちが「自分でしょ?」と答えますよ。このようにたとえ話を交えることで、子どもたちは理解してくれます。

そして、「あ、他人の文句を言っていても仕方がないんだ。自分のプレーに集中しよう」という考えに繋がっていきます。

どうせ子どもに言っても分からないと思うのではなく、言い方さえ工夫すれば子どもたちに伝わるし、理解してくれます。この言い方というのもコミュニケーションスキルですね。伝え方は常に意識しています。

こんなふうに偉そうに言っていますが、自分の子どもに対してはなかなかできません…。怒ってしまうことはあるし、それはダメと言ってしまうこともあって。

子どもが寝た後は、いつもなぜあんな言い方をしてしまったんだろうと罪悪感に苛まれています。だから、保護者の皆さんの気持ちもとてもよくわかります。

それに同じことを親から言われるのと、家族以外から言われるのでは感じ方も違いますよね。「親⇔子」の1本線だとどうしても行ったり来たりで、反発が起こりやすくなってしまうかと思います。

そこで、保護者の皆さんにいつもお伝えするのは、「子ども・保護者・指導者」の「三角形」をうまく結ぶことが大事だということ。

本当は親が子どもに直接言いたいことも、あえて僕を通して伝える。逆も然りですが、こうすることで物事がうまく循環しますよ。

基本的に指導はマンツーマンでおこなっているとお伝えしましたが、特に小学生ですと保護者の方のパソコンやスマホを使用する子が多いこともあって、僕も保護者の皆さんとも積極的にコミュニケーションを取らせていただいています。

―子どもがサッカーを習うことで身に付く力というのはどういった力でしょうか?

古田:
講演会などでもよくお話するのですが、サッカーには喜怒哀楽のすべてが詰まっていますし、僕はサッカーは「人生の縮図」だと思っています。

たとえばチームメイトといってもいろいろな人がいるわけです。性格が合う選手も、合わない選手もいる中で、ピッチに入ったからには合う・合わないなんてことは言ってられません。団結しなければいけないですよね。

ドリブルがうまくなろうと思ったらドリブルの練習を毎日努力してやりますよね。しかもそれを“継続”しなければいけません。

感情のコントロールも大事です。イライラすることも正直、たくさんあります。悲しいこともあります。そういったときに、いかにメンタルをコントロールしてポジティブな状態に持っていくか。感情をコントロールする力がつくでしょう。

サッカーをするには健康でなければいけませんよね。そのために、食べることも、睡眠も大事です。そうやってすべてのことが繋がっているんです。

実際、そういう悩みを抱えている方も多く、アドバイスを求められることも珍しくありません。

だからセッションでも、サッカーの技術を伝えることはもちろんですが、生きる上で必要になってくるすべてのことを伝えていけたらなと思っていますね。

「環境」を理由に夢を諦めて欲しくない

HFアカデミー

―今後開催予定のイベントや無料体験などがあれば教えてください。

古田:こんな感じでセッションをやっていますと言っても、なかなかイメージができないと思います。

少しでも気になる方は1ヶ月は無料で参加していただけますので、ぜひ体験してください。

あとは現役のサッカー選手と今でも繋がりがあって、Jリーガーがプロ選手になる方法を発信する「Jリーガー ブログ」の運営にも関わっています。

HFアカデミーの子どもたちにも、現役のプロ選手とゆっくり話す機会を設けているんですよ。

―最後に、読者の方へ向けてのメッセージをお願いいたします。

古田:今どこに所属していて、誰の影響を受けて、どんな環境でサッカーをしているのか。そして今後どんな指導者と出会うのか。

プロサッカー選手を目指す子どもたちにとって、正直なところ「環境」は本当に大きいです。

だから、もし家から通える範囲によいサッカーチームがないと悩んでいる方も、環境のせいで夢を諦めて欲しくありませんし、チャンスは平等であって欲しいんです。

だから僕は、その部分をオンラインを通じて解決したいと強く思っています。

オンラインを通じてプロフェッショナルな知識やスキルを伝えていきたいと思っていますので、少しでも興味のある方はお問合せください。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました!


■取材協力:HFアカデミー