日本と海外を行き来することが多い帰国子女のお子さんは、学びが途切れてしまうことが多くあるといいます。
教育制度が異なるのはもちろん、学習内容自体が大きく異なることから、授業についていけなくなるケースも少なくありません。また、日本語を使う機会が少なくコンプレックスを抱くケースもあります。
今回は、帰国子女専門の個別指導塾「国語教師Japabee」の、日本語・国語講師 田邉 裕理さんにお話を伺いました。
現在、海外で日本の学校への進学を検討されている方や、学びに不安を抱えている方は、ぜひご一読ください!
帰国子女ならではの悩みを親身にサポート
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、 「国語教師Japabee」がどのような塾なのか、概要や強みを教えてください。
田邉 裕理さん(以下、田邉):当塾は、帰国子女を対象とした日本語・国語の個別指導塾です。
小学生から高校生まで、幅広く受け入れています。また、オンライン指導塾であるため、全世界どこからでも受講していただけます。
当塾の強みとして、講師陣の質が挙げられます。当塾の講師陣は、私を含め、学校教育に10年以上携わった経験がある者のみです。
単に指導力の高さが強みというだけでなく、このような経歴があることによって、帰国子女の生徒さんならではの悩みも解決しやすいと考えています。
海外と日本の行き来をくり返している帰国子女の生徒さんの場合、どうしても学びが途切れてしまうことが多くなります。
すると、一般的な学習塾に通っても、部分的に学びが抜けていることで理解ができない、ついていけないということが起こりやすいんですね。
また、日本語での日常会話ができても、長文を読む、書くということが苦手な帰国子女の生徒さんは少なくありません。
しかし、一般的な学習塾では、生徒さん一人ひとりの学びの状況を把握することは難しいのが現実です。
その点、帰国子女を専門とする当塾では、細かな部分までサポートできます。
また、学校教育の現場をよく知っているからこそ、「学校の授業についていくうえでこの生徒さんに足りないものは何か」を的確に把握し、指導できます。
これまで大手の塾に通ったり、お子さん自身も一生懸命に努力したりしているけれど、成績に反映されない…。
そのように悩んでいる帰国子女のお子さんがいらっしゃるご家庭は、ぜひ当塾までご相談いただけたらと思います。
ーありがとうございます。指導される講師の方について、さらに詳しくお聞きしてもよいでしょうか。
田邉:はい。日本語・国語を担当している私は、言語教育で大学院修士課程を修了しています。また、中学・高校の教員免許を持っているほか、これまで帰国子女の生徒さんがとても多く在籍する学校に長く勤めてきました。
日本の学校だけでなく、海外の日本人学校で教えた経験があり、帰国子女入試の面接官として勤めたこともあります。
そのような経験もあり、国語教師Japabeeは帰国子女専門の個別指導塾を名乗っております。
生徒一人ひとりの目指すところにあわせた柔軟カリキュラム
ー「国語教師Japabee」のカリキュラムについて詳しく教えてください。
田邉:国語については、「受験対応コース」と「読み書きコース」の2つがあります。
このうち、受験対応コースは、志望校にあわせて対策を練るため、完全オーダメイドの授業です。
帰国子女の場合、日本の学校に入学する際には、帰国子女入試もしくは編入試験というものを受けなくてはいけません。
帰国による環境の変化にあわせて試験までというのは、当人にとってとても大きなストレスになるでしょう。
当塾では、そのあたりのストレスも緩和できるようにカリキュラムを構築します。
具体的な授業内容としては、志望校のテスト傾向にあわせたテスト形式の問題を解いてもらうほか、面接指導もします。
続いて、読み書きコースですが、こちらはゆっくりと日本語を学びたいという方向けのコースです。
日本語で読むことのコツを指導するほか、毎月1本の小論文に取り組み、その添削もしていきます。
たとえば、日本に戻るつもりはないけれど、母語保持のため、つまり日本語を忘れないようにするために学びたいということで読み書きコースを選ばれる方もいます。
こちらの読み書きコースのカリキュラムは、早稲田大学日本語研究教育センターにて20年以上にわたって実施されている「日本語教育プログラム」に則ったものです。
ー料金についても教えてください。
田邉:受験対応コースは、1回60分・8,000円(税込)です。週何回または月何回といった回数は、ご希望や目標にあわせてご提案という形になります。
読み書きコースは、何度でもレポートの添削が受けられて、ひと月あたり20,000円(税込)です。
なお、どちらのコースに関しても、入会金や運営維持管理費といった諸経費はいただいておりません。
苦手意識にさよなら!コンプレックスを自信に変えよう
ー最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします。
田邉:帰国子女のお子さんの場合、環境が変わることによって、「学力以前の問題で学校教育についていけない」というケースも散見されます。
とくに、国語および日本語に対する苦手意識が強い方は少なくないでしょう。
当塾にも「自分の日本語は変なのではないか」「うちの子の日本語がおかしい気がする」といったご相談をいただきます。
しかし、私たちとしましては、日本語だけではなく、多言語環境に置かれながら、勉強を進めていること自体が、その子にとって大変素晴らしい強みになると考えています。
日本語がおかしいかもしれないとコンプレックスを持つ必要はまったくありません。
不安も苦手もすべて当塾にご相談ください。一対一で親身にサポートいたします。
帰国子女専門の「国語教師Japabee」で、苦手意識を払拭し、得意に変えていきましょう。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:国語教師Japabee