近年、仮想空間や仮想通貨といった言葉をよく耳にするかと思います。
仮想とは、コンピューターやネットワークのなかに構築された、現実とは異なる世界や空間のこと。
そこで今回は、オンライン上の仮想教室で学習指導をおこなう「ヴァーチャル教室 ヴァンプキン」代表の三村 宗義さんにお話を伺いました。
子どもが思わず受けたくなる授業について、そして、ただのオンライン指導塾に終わらないその特徴をぜひご覧ください。
オンライン上の仮想教室で指導をおこなう学習塾とは
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、 「ヴァーチャル教室 ヴァンプキン」がどのような塾なのか、強みも合わせて教えてください。
三村 宗義さん(以下、三村):「ヴァーチャル教室 ヴァンプキン」は、小学校1年生から6年生までを対象とし、個別指導をおこなうオンライン学習塾です。
一般的なオンライン学習塾と大きく異なり、強みともいえるのは、オンライン上の仮想教室を利用して授業をおこなう点でしょうか。
生徒さんには一人ひとり自分の好きな名前とアバターを設定していただいて、通塾日にはパソコン上から仮想教室にログインしていただくんですね。
当塾では、講師ひとりに対して生徒ひとりの完全マンツーマンを基本としております。
その後、生徒の集中力や授業内容により、講師ひとりに対して生徒最大3人までとなりますが、仮想教室の画面上には自分以外のアバターも見えます。
しかし、授業中に聞こえるのは、講師の声だけ。ほかの生徒さんの声は聞こえないし、自分の声も当然ほかの生徒さんには届きません。
そのため、周りを意識して恥ずかしいと感じることもなく、分からないことは分からないと正直にいえて、気軽に質問しやすい環境となっています。
それから、仮想教室だけでなく、オンライン自習室も開設しています。
自習室は画面上でほかの生徒や講師の存在を感じることで、自室にいても一定の緊張感を保つことができ、勉強に集中しやすくなるんですよ。
授業内容についても、親御さんのご希望や、生徒さんの実力に合わせて柔軟に対応しているので、お気軽にご相談いただければと思います。
そのほか、保護者の方はいつでも授業参観が可能なのも、当塾の強みです。
入塾の際には、保護者の方にも仮想教室用のアカウントを作成していただくのですが、そのアカウントを使ってログインすれば、いつでもお子さんの授業風景を覗けます。
「親の目がなくてもきちんと自分で勉強ができているのだろうか」と不安になる出先でも、簡単にお子さんの様子が確認できますよ。
ー講師の方の採用基準はありますか?
三村:採用時に一番大切にしているのは、“生徒としっかり向き合ってくれるかどうか”ということです。
どのようなところでつまづいているのかを生徒の目線に立って、しっかりと理解してあげられる人がふさわしいと考えています。
そのほかでは、指導経験や、今後どのような塾をつくり上げていきたいか、なども質問していますが、やはり選考基準の第一は生徒との向き合い方です。
講師の年齢層は20代から50代までで、幅広く在籍しています。
ちなみに、授業中は講師もアバターを利用しますが、授業前にはビデオ通話で顔を出して挨拶をしています。
勉強の基礎になる読解力と思考力を重視したカリキュラム
ーカリキュラムや、学習内容について教えてください。
三村:まず、指導科目は、国語と算数の2教科です。(2022年2月英語追加)
国語では、読解力と思考力の育成を中心としています。なぜなら、これらの力は国語だけでなく、ほぼすべての教科において必要になるためです。
そのため、国語をとおして問題を読み解く力をつけ、そのうえで実践として算数の文章題を読み解く…といった流れが当塾の基本となっています。
ただし、授業の詳細内容については、ご相談のうえで個別にカリキュラムを作成しています。
保護者の方からのご希望や、生徒さんの学力、それから学校の進捗なども確認しながら、その都度、臨機応変に組み直すイメージです。
料金についても、求められる内容によって異なるのですが、ベーシックなプランとして以下をご参考いただければと思います。
※記載の料金はすべて税込みとなります。
割引制度もあるため、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
なお、受講日や、時間帯も相談のうえ決定しますが、平日は15:00~21:00、土日・祝日は10:00~21:00の間で選べます。
自らの意思で学び“現代を生きる力”を持つ子どもへ
ー今後の展望について教えてください。
三村:2022年は、新たに5つのコースを新設したいと考えています。
まず1つ目が、オンラインPC教室(2022年3月スタート)です。タイピングであったり、Office系ソフトの使い方であったり、
PCの基礎から学べるコースを予定しています。
それから、ネットリテラシーについては、必ずカリキュラムに組み込みたいですね。
というのも、ネットがごく身近になった現代では、ネットリテラシーは新たな道徳だと思っているんです。
だからこそ、「ネット上に画像をアップするというのはこういうことなんだよ」「こういうメッセージを人に送るというのは、こういうことに繋がりかねないんだよ」など、ひとつずつ丁寧に伝えていければと思っています。
2つ目は、新1年生準備コース。いざ小学校に上がってみると、授業時間中ずっと座っていることができない子っていますよね。
そのようなことにならないよう、小学校の授業に慣れるためのプレ授業をおこなうのが、新1年生準備コースです。
3つ目は、中学生を対象にしたコースもほしいという声をよくいただくので、中学生(国・数・英)コースも提供できる環境を整えていきたいと思っています。(2022年3月スタート)
4つ目としては、今後英会話コースなどカルチャースクールもつくりたいです。
当塾のツールのメリットは、ほかの生徒さんに聞かれずに音声のやりとりが可能なため、顔も見られないから恥ずかしくないところ。英会話を学ぶのに適した要素が揃っているので、ぜひ実現させたいですね。
最後5つ目は、オンライン託児(2022年2月スタート)です。
これは、保育士や幼稚園教諭の資格を保持した先生がお子さまと一緒に遊びながら、学習もするコースです。
新1年生準備コースよりも簡単な内容で、どちらかというと遊びがメインになります。
ちょっと手が離せない、少しだけ見ていてほしい、少しだけ休みたいなど、預けに行くほどではないけれど…というときに、パソコンやスマホを介してお子さまをお預かりするコースです。
ー最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
三村:人と会いたくない、自分ができないことを誰かに知られるのが苦手、分からないことが恥ずかしいと感じてはいませんか。
勉強をするうえで、勉強以外の壁があって、なかなか一歩を踏み出せないなら、ぜひ当塾を一度体験していただきたいと考えています。
ヴァーチャル教室 ヴァンプキンは、“学校とは違って、余計な不安を抱えずに勉強ができる場所”なんだと、感じてもらいたいです。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、教育の在り方も変わりつつあり、それこそオンラインで指導を受けようと思ったら、オンライン家庭教師もあります。
でも私は、「一般的な塾に通うのはちょっとな…」というお子さんにこそ、当塾のようなオンライン個別指導塾をおすすめしたいです。
当塾では、仮想教室サービスを用いることで、本人の意思により、ログインという形で毎回通塾をします。
この主体的な意思・行動こそが重要だと、私は考えていて、同じオンラインであっても、ただ教えてもらうのを待っているだけとは大きく異なるのではないでしょうか。
当塾では、無料体験のお申し込みを随時受け付けております。興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:ヴァーチャル教室 ヴァンプキン