「勉強のやり方が分からない」「効率よく勉強するコツを知りたい」そんな方は多いのではないでしょうか。
今回は、勉強のやり方や、能力の伸ばし方など、今までにないサービスを提供する「StaLabo(スタラボ)」代表取締役社長の飛川 直輝さんにお話を伺いました。
StaLaboは、講師が全員東大生。そして受験や進学にフォーカスせず、“勉強のやり方を知る”ことに注力し指導しています。
勉強は学習のなかの手段だそう。学習習慣をつけて人生を変えたい方は、ぜひご一読ください。
勉強のやり方を知る!今までにないサービスを提供する「StaLabo」
ー本日はよろしくお願いします。まずは「StaLabo」がどのような塾なのかを教えてください。
飛川 直輝さん(以下、飛川):StaLaboは、ほかの学習塾とは違い、勉強のやり方や、能力の伸ばし方を教える今までにないサービスを提供しています。
学習塾といえば、志望校に受かることが最終目標なことが多く、成績を上げることをメインに置いているところがほとんどだと思います。
一方、StaLaboのコンセプトとしては、どちらかというと進学にフォーカスしているわけではなく、“勉強のやり方を知る”という部分に注力し指導しているんです。
実は、私は中学生のころ不登校で、偏差値でいうと40ありませんでした。
その後高校生になり、全国模試で1桁、偏差値も84まで上げた経緯があるのですが、そこで偏差値を40伸ばした方法をみなさんに伝えていきたいと思いました。
勉強するきっかけや、勉強の具体的なやり方を教えてあげることで、自己能力を伸ばす力を身に付けられると思うんですよ。
そういった能力が身につくことで、たとえば塾に行かなくても、これからは自分でやっていけるようになる。そのきっかけを教えてあげたいなと思うんですね。
そうすることによって、将来やりたいことができたときも、学習方法や自己能力の伸ばし方を知っていれば、いくらでも展開していくことができます。
基本的な成績を数値として伸ばすというよりも、勉強の具体的なやり方やコツを、勉強が苦手な方向けにつくったのがこのサービスなんです。
ー他社にはない「StaLabo」の強みについて具体的に教えてください。
飛川:進学は重視していませんが、正しい勉強のやり方が分かり、勉強が楽しいと思えれば、結果的に成績が伸びることに繋がり志望校に合格すると思うんですね。
そういったプロセスが他社にはない部分ではないでしょうか。
ほかには、講師が全員現役東大生という点も、StaLaboの強みかと思います。
講師として現役東大生を採用している理由は、注目を集めるためや、単純に頭がよいからではなく、東大生の自ら確立した勉強のノウハウやプロセスがきちんとあるからです。
東大に受かるためには、教科書に書いてあることや、塾で先生に言われたことだけをやっていても受からないはずなんですね。
具体的にどうやって成績を伸ばしたらいいのか、どこが自分の課題なのかを分析し、幅広くいろいろな教科を単独で勉強するのではなく、関連付けて覚えることとか、そういった工夫が必要になってくると思うんです。
東大生は、そのような工夫を自らおこない、伸ばしてきた経歴があるので、その手段をしっかりと伝えていくことで同じような思考方法が取れる。そして同じような思考方法を取ることで同じようにしっかりと能力を伸ばしていけると考えます。
また東大生は、勉強してきた背景と、そこに対するモチベーションの部分で、積極的に知識を吸収しているので、たとえば、授業でやっている単元が将来どういうことに結びついているのか、なんのために勉強しているのかを的確に答えられます。
このようなことから、しっかりと生徒の興味を引き出してあげることができ、面白い授業を提供できることが、東大生を起用している理由であり、他社にはない強みかなと思いますね。
講師は現役の東大生!理系+幅広い知識を面白く話せる人を採用
ー講師の方の採用基準はありますか?
飛川:採用基準は、まず現役の東大生であること。そして、理系的な思考を取れることも重視していますね。
なぜなら、StaLaboの授業は文系の国語と社会がなくて、理系のみなので、論理的思考ができる人を積極的に採用しています。
文系の講師もいるのですが、やはり生徒さんには多角的な視点とか、ただ単に暗記だけではない考える力を養ってもらいたいんですよ。
また、ほかの採用基準としては、私の主観になりますが、幅広い知識を面白く話せる人を採用しています。
もちろん東大生には、真面目ですごく教えるのが上手い人が多いと思うのですが、話が面白くないと生徒さんたちが続かないんですよね。
生徒さん側から見たら、東大生であろうが、東大生でなかろうが、関係ないことだと思うんです。
したがって、採用時の面接では、普段の会話が面白いのかどうかをしっかり見極めるため、一度東大生と会食をすることにしています。
講師として生徒さんたちと接するときは、どちらかというと、業務というよりはプライベートな状態で接してほしいんですね。
やはり形式的な面接だとガチガチになって普段の雰囲気と全然違ってしまうので、プライベートな部分が見える会食を挟むようにしています。
東大生講師のポテンシャルをしっかり引き出した指導方法
ーカリキュラムについて詳しく教えてください。
飛川:基本のカリキュラムとしては、まず公立の高校に準拠しています。
StaLaboは、進学塾のように受験に特化しているわけではないので、全国一律の進度に合わせて少し遅らせて進めているんですよ。
具体的には、授業のスケジュールやカリキュラムを講師に渡し、それをもとにそれぞれ講師たちが自分で教科書などで調べて、指導方法を考えます。
そのため、講師によって授業のやり方は変わりますが、指導方法を東大生に全部お任せしている点が、StaLaboの特色ですね。
講師はWordで授業の流れを作成するのですが、カッコの穴埋め式問題を考える講師がいたり、問題はつくらずお喋りしながら指導する講師もいたり、そういった意味でも東大生講師のポテンシャルをしっかり引き出すことができていると思っています。
ー料金について教えてください。
飛川:料金は、以下のとおりです。
コースとして、小学生、中学生、高校生で分けていて、小学生に関しては英語は教えていませんが、今後小学校の英語も展開していこうと考えています。
中学生と高校生に関しては、理科と英語と数学の3科目を、週3時間で3コマなので、週1コマずつになっています。
入会金、夏期講習、冬期講習など、そのほかの費用は一切かかりません。
また、無制限での面談も料金に含まれています。
やはり保護者の方もいろいろと不安があると思うので、予約制でいつでも面談が受けられるようにしているんです。
不登校の子どもたちのサポートも!学習習慣で人生を変えてほしい
ー今後の展開について教えてください。
飛川:現在、中学生であれば3コマは固定でコースに組み込まれていますが、これを別々に取れるようにしようと考えています。
それぞれ必要な科目選択があると思うので、今後は別々に取れるようにしていく予定です。
それに加えて、私自身が不登校だったこともあり、不登校の子どもたちのサポートをしたいと考えています。
私はアメリカで3年間過ごした経験があるのですが、そこでホームスクーリング(※)を知り、日本のとても遅れている部分を感じました。
最近ではフリースクールもありますが、フリースクールは学校に復帰させることが目的なことも多く、学習面のサポートに関してはかなり疎かになっていると思います。
そこでアメリカでのホームスクーリングを導入したいなと思い、現在アメリカの学校と提携を取れるように話を進めていて、卒業資格まで取れるように動いています。
このように、不登校の子どもたちや、その家族に対しても、私自身が医療もおこないながら、教育もおこなう、包括的なサポートに取り組んでいきたいです。
あとは、学校に行けない理由があるのであれば、行かなくても家にいながらしっかりと勉強できる環境を整えていけるように、これから進めていきたいなと思っていますね。
(※)ホームスクーリングは、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習をおこなうこと。
ー最後に入塾を検討している読者にひと言メッセージをお願いします。
飛川:私がStaLaboのサービスをつくった理由は、勉強が学習のなかの手段だと思っているからです。
世の中、やはり勉強が大事だといわれていても、学習をしていくことが人生において一番大事なことだと思うんですよ。
遊びも学習に入るし、勉強も学習に入る。だから学習の習慣をつけていくだけで人生は変わると思っています。
私は医療従事者として精神科の診療をしていますが、自信がなかったり、大人になって病んでしまったり、そういった方々は自分ができないと思い込んでしまっている傾向があるんですよね。
やったけどできなかったからもう無理だ、となってしまうこともあると思うのですが、そういったときに、学習を持って柔軟な発想を取ってあげることで回避することができて、人生がよりよくなると本当に思います。
StaLaboは無料期間があるので、その期間中で合わなければもちろんやめてもらってもいいですし、合うと感じたら続けてもらえたらと思います。
StaLaboのやり方は短期で成果が出るものではありません。学習の習慣をつけるとか、そういったところにフォーカスしているので、1回授業を受けたからできるようになったなどということは、ほかの塾に比べると弱い部分ではあると思います。
しかし、今後の人生が変わる授業だといえますので、2、3ヶ月続けてみて、雰囲気が合えば続けてみてほしいですね。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:StaLabo