教室数No.1(※1) 口コミ数No.1(※2) ※1) 24年10月時点 ※2) 23年1月〜24年9月

日本唯一の「地理塾」にインタビュー!暗記よりも理解を重んじる“一度聞いたら忘れない授業”とは

日本唯一の「地理塾」にインタビュー!暗記よりも理解を重んじる“一度聞いたら忘れない授業”とはの画像

現在の日本では、地理を専門とする講師が圧倒的に少なく、生徒たちに地理をきちんと教えられる環境が整っていないことをご存じでしょうか。

そこで今回は、日本唯一の地理を専門とするオンライン指導塾「地理塾」塾長の下前 竣太郎さんにお話を伺いました

さまざまな学習塾があるなか、地理を専門とする指導塾は、とても希少な存在だといえるでしょう。

地理が苦手な方、難関国立大の二次試験や、一般の共通試験で地理を受験する方は、ぜひご一読ください。

専門性の高さが強み!日本初の地理専門オンライン指導塾

下前さんが話している画像

ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「地理塾」がどのような塾なのか、強みも合わせて教えてください。

下前 竣太郎さん(以下、下前):「地理塾」は、日本唯一の地理を専門としたオンライン指導塾で、オンラインオフライン問わず、地理を専門とした塾はほかにはありません。

当塾の強みとしては、地理に特化しているからこその指導の質の高さが挙げられます。

僕自身も京都大学で地理学を専攻しており、専門性が非常に高い授業を提供できていると自負しております。

日本の高校教員の免許は、地理歴史科として、世界史、日本史、地理が共通、中学に至っては公民も含めてひとつの免許になっているんです。

また、地理学を専攻できる大学は、世界史や日本史のそれに比べて圧倒的に少なく、地理を専門に指導できる教師、講師は少ない傾向にあります。

つまり、“世界史の専門家”や“日本史の専門家”はたくさんいますが、“地理の専門家”と呼べる社会科教師はほとんどいないということです。

その一方、受験において、特に共通テストで地理を用いる生徒さんはかなり多いんですよ。

多くの生徒さんが、地理の指導を必要としているのに、専門的に指導できる教師は圧倒的に少ない…それが日本の教育現場の現状です。

そして、専門的に深く掘り下げて教えられる教師が少ないがために、地理に対して苦手意識を持つ方も多いと思います。

私自身も同じで、高校時代は地理に限らず、社会科目全般がとても苦手でした。どの科目も点数をまったく取れず、最終的に地理を選択したのは消去法だったぐらいです。

でもその後、とある予備校で指導を受けた講師の授業をきっかけに、こうして地理専門講師になるほど、地理の面白さに目覚めました。

地理というのは、身の回りで起こることとの関わりがとても強い科目です。

たとえば、2018年のセンター試験で出題されて、SNSで話題になった「ムーミン問題」をご存じでしょうか。

その問題では、ムーミンの舞台がフィンランドなのか、ノルウェーなのかを当てる必要があり、「ムーミンに詳しくなければ解けない」「地理と関係ない」と物議をかもしたのです。

しかし、私としてはあの問題こそ、地理の本質だと感じました。

ムーミン問題は、ムーミンに詳しくなくても、フィンランドやノルウェーといった国をきちんと理解していれば解けるはずなんですよ。

フィンランドは林業が盛んで、森林面積の割合がトップクラスであることから、森が舞台となるムーミンはフィンランドの話である、と分かります。

また、同じ問題で「小さなバイキング ビッケ」という物語も挙げられていました。

こちらもバイキングは海を舞台に活動していたことを知っていれば、漁業が盛んなノルウェーの物語であることが分かります。

逆に、冬に港が凍ってしまうようなフィンランドでは、バイキングの物語は成立しません。

このように地理という科目は、私たちにとって身近な話題と密接に関係しているので、繋がりを知ることや、考えることがとても楽しい科目なんです。

だからこそ、当塾では、ただ地理の知識を暗記させるだけでなく、勉強の面白さや、さまざまな事象の原因を理解する感動をも伝えていきたいと思っています。

地理専門講師による“一度聞いたら忘れない授業”

zoomでの授業画面の画像

ー「地理塾」では、実際にどのような授業をおこなっているのでしょうか。

下前:当塾では、暗記よりも理解を重んじた楽しい授業を意識しており、“一度聞いたら忘れない授業”になるよう心がけています

具体的には、生徒さんの興味のある分野をはじめ、身近で分かりやすい話から授業を展開するようにしていますね。

少なからず知識がある分野ほど、はじめから興味を広げやすく、理解もしやすいためです。

たとえば、メジャーリーグに興味がある生徒さんであればアメリカの都市のこと、海外サッカーが好きな生徒さんであればヨーロッパの国のことから話題を広げます。

「スイスの時計」や「オランダの風車」など、特産品や観光のイメージから授業を始めることも多いですね。 

そのために、授業前後に生徒さんと雑談をしたり、親御さんにお話を伺ったりして、生徒さんの興味関心を知ることにも努めています。

ー対面授業と比べた、オンライン授業ならではのメリットを教えてください。

下前:オンライン授業のメリットは、まず、全国どこからでも受講できることです。

先ほども申し上げたように、地理は専門的な指導ができる講師が少なく、そのなかで個別指導まで対応する講師ともなると日本にほとんど存在していないのではないかと思います。

このような実情のなかで、全国どこからでも授業を受けられるというのは、オンラインの大きなメリットでしょう。

実際、東京から東北、九州…と全国各地の生徒さんを指導した経験があります。

また、資料を一括で共有しやすいこともオンライン授業の大きなメリットではないでしょうか。

地理というのは、基本的に授業内で提示される情報量が多い科目です。

対面授業では、教師の話を聞く、地図帳を開く、黒板を見る、プリントを埋める、資料集を読む、とさまざまな作業を同時並行で進めることを求められます。

これに対して、同塾のオンライン授業は、基本的にひとつの画面に情報をまとめて提示するため集中できます

授業では視覚的な理解も重視していることから写真を見せることもよくありますが、写真の共有もオンラインではとてもしやすいですよね。

ほかには、授業での板書をスクリーンショットで共有し、復習に役立ててもらっていますし、希望があれば授業を録画することも対応します。

ただそうはいっても、オンライン授業に不安があるという生徒さん、親御さんもいらっしゃいます。よく聞くのは、コミュニケーションの不足や、授業外のフォローのきめ細やかさについての不安ですね。 

そこで、生徒さんや、親御さんの不安を払拭するための取り組みとして、公式LINEアカウントを活用しています。

生徒さんからは困ったことや分からないことがあればいつでも質問を受け付け、親御さんからはお子さんの様子や指導内容について気になることがあれば相談していただけるような体制を整えています。

全額返金保証あり!オンライン授業が不安な人にも◎

下前さんがタブレットの前で話している画像

ーコースや料金について詳しく教えてください。

下前:長期錬成コース」と「短期集中コース」で大きく分けています。

長期錬成コースでは、毎週時間を決めて、授業を受けていただいています。

短期集中コースは、季節講習をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

地理はほかの科目と違い、ギリギリのタイミングになって「短期間で集中的に授業を受けたい」という方も多いため、このような2コースを設定しましたが、内容については大きな違いはないとお考えください。 

どちらのコースでも、具体的な期間や内容については、目標や模試の結果などをヒアリングしたり、体験授業から理解度を把握したりして、生徒一人ひとりに合わせた最適な授業プランを提案しています。

指導日程や内容については、柔軟に対応できますのでご相談ください。

料金はどちらのコースでも変わらず、授業料は1時間あたり6,000円(税込)。入学金として1万円(税込)をいただいています。

また、初めてのオンライン授業に不安のある方も多いと思いますので、全額返金保証も付けています。

受講開始後1ヶ月の時点で、合わない、向いていないと感じられた場合には、お申し付けください。理由を問わず、受講料の全額を返金いたします。

勉強という枠に縛られずに地理の面白さを多くの人に

下前さんがタブレットの画面に対して話している画像

ー今後の展開について教えてください。

下前:現在は個別指導のみをおこなっているため、指導できる生徒さんの数に限りがあります。

そのため、2022年からは、個別指導だけでなく、集団授業も開始する予定です。

開始タイミングなど、詳細は未定なのですが、よりたくさんの方に授業を受けていただける体制を整えていきたいと考えています。

ー最後に入塾を検討している読者にひと言メッセージをお願いします。

下前:私の願いは、地理の面白さを多くの人に知ってほしい、そして地理が嫌いな人の苦手意識を払拭したいということです。

繰り返しになりますが、地理はすべて身の回りのできごとと関係しています。深く知れば、必ず誰にとっても興味が持てること、面白いことが見つかります。

地理という科目で身につけた知識や考え方は、旅行をするとき、地理歴史に関わるテレビ番組を観るときなど、人生のさまざまな場面を楽しく、豊かなものにしてくれます。

受験のためだけの暗記で地理の勉強を終わらせない、大きなスケールの授業をこれからもおこなっていきたいですね。

ぜひ一緒に地理を学んで、勉強という枠に縛られず、世界のことを楽しく理解していきましょう。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。


■取材協力:地理塾

福岡 萌子
この記事を執筆した執筆者
福岡 萌子

Ameba塾探し 執筆者

幼少期はダンス、フィギュアスケート、ピアノ、英会話などを習う。英語に特化したカリキュラムが豊富な私立高校の国際情報コースに通い、イギリスでの短期留学を経験。その後、恵泉女学園大学人間社会学部にてインドネシア文化とフランス文化を学ぶ。その後、幼児~シニアを対象としたダンス講師として従事。2021年4月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。保護者やお子さまの目線に寄り添い、知りたい情報を確実にお届けできるよう目指しています。