子ども向け無料ワークショップ「CAMP」を取材!未来を生き抜く力とは

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子どもの頃の経験が将来につながると分かっていても、何をすればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

IT企業であるSCSKグループの次世代育成活動、社会貢献活動として2001年にスタートし、20周年を迎えたCAMP(Children’s Art Museum & Park)では、子どもの創造力とコミュニケーション能力の育成を目的として、種類豊富なワークショップを提供しています。

今回は、ワークショップの魅力についてSCSK株式会社サステナビリティ推進部 CAMP担当の村田 香子さんにお話を伺いました。

子ども向けのワークショップに興味のある方はぜひご一読ください。

  1. 試行錯誤の繰り返しがオープンマインドの育成に
  2. 子どもの自主性を大事に“黒子役”を担うファシリテーター
  3. 新しい扉を開くきっかけを目指して

試行錯誤の繰り返しがオープンマインドの育成に

2人の子どもがPC画面を指差し話し合う様子が分かる画像

ー本日はよろしくお願いいたします。まず、CAMPでおこなわれている「ワークショップ」についてお聞かせください。

村田 香子(以下、村田): CAMP(Children’s Art Museum & Park)は、ワークショップの開発・実践と全国への普及を通して、こどもたちの「共に創る力」を育むSCSKグループの社会貢献活動で、小・中学生を対象にしています。

この活動の根底には、「率先して子ども達の意見を聞き、未来を作っていく」という想いがあり、CAMPの活動を続けているんです。

子どもたちが未来を生き抜くために必要なのは、創造力やコミュニケーション能力なのではないでしょうか。

そこで、このワークショップでの活動を通して、自分に合う表現方法を見つけコミュニケーションの輪を広げることができればと考えています。

ワークショップの内容は、集まった仲間とアイディアを出し合いプログラミングをしたり、お話をつくったり、絵を描いたりなど幅広く、さまざまな角度から取り組めるよう工夫しています。

子どもたちにとって、学校や習い事以外の環境で、新しい自己表現方法を知るきっかけになれたら嬉しいですね。

活動のなかでは、その日初めて会った他学年の子ども同士が、“ものづくり”という同じゴールに向かって意見を出し合うことになりますが、時には、その意見が対立してしまうこともありますよね。

目的のために試行錯誤を繰り返すため、グループワークを通してさまざまな考えや視点を持つことの重要性、自己表現の応用力が芽生え、最終的には、「人と話し合うことは楽しい」と思えるようなオープンマインドの育成が期待できると確信しています。

実際に、CAMPの元参加者の方からは「新しい興味が広がった」「異学年の人とグループを組んでやることで、リーダーシップが身についた」「やりたいことが見つかって就職に結びついた」という声を多数いただいているんです。

子どもの自主性を大事に“黒子役”を担うファシリテーター

子どもたちとワークショップに取り組むファシリテーターの様子がわかる画像

ー続いて、ファシリテーターについて教えてください。

村田:一般的に、ファシリテーターとは会社の中ではどちらの立場にも立たず会議を進行したり、意見を出せない人から引き出すような役割ですよね。

CAMPのワークショップは子ども向けなので、ほとんど似たような意味ですが、学校の先生のように教えるのではありません。

子どもたちの自主性を大事にし、子ども同士でグループワークができるように助けをする黒子役のような存在を“ファシリテーター”と呼んでいます

ァシリテーターは社内外問わず、高校生以上の方から募集していて、みなさんには事前に「CAMPファシリテーター研修会」に参加していただいているんです。

元CAMPの参加者や、当時参加していた子どもの保護者の方が、何年か経ちファシリテーターとして戻ってきてくださる方もいらっしゃいます。

上手くコミュニケーションを取れていないグループには声をかけたり、ものづくりで困った時にちょっと相談にのったり、そんな存在になっていますね。

ーファシリテーターのみなさんからはどのような声が寄せられていますか?

村田:人によって感じ方はさまざまだとは思いますが、社会に出て誰かに教える立場になった時、上の立場から何かを言うだけでは伝わりません。

重要なのは、その人ができることを引き出したり、その人の成長に合わせることを心掛けることだということが、
ファシリテーターとしての経験で知ることができたという声もいただいています。

また、純粋に子どものアイデアに触れることにより、「凝り固まった考え方が柔軟性を持つようになった」という方もいらっしゃいますね。


職種、業界問わず多くの方に参加いただいているので、異業種交流のような場にもなっています。

これは、ファシリテーターをするうえで、大きな魅力といえるのではないでしょうか。

さまざまな経験をしているファシリテーターがいるから、子どもたちも安心してワークショップに取り組むことができるのかもしれませんね。

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新しい扉を開くきっかけを目指して

オンラインでグループワークをおこなう子どもたちの様子が分かる画像

ー今後、開催予定のイベントなどの告知があれば教えてください。

村田:月1~2回ペースで開催しており、親子向けのオンラインワークショップを2022年1月23日・30日に開催予定です。

公式HPでも紹介していますので、興味がある方はぜひご参加ください!

ー最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。

村田:子どもたちが、初めて出会った人とグループを組んで、アイデアを膨らませて何かを作るのは簡単なことではないかもしれません。

でも、社会に出たら初めて会った人と仕事をしたり、その連続だと思うんですよね。

だからこそ、子どもの頃から幅広い年齢の人と関わり何かを作りあげていく面白さを体験してもらいたいという想いがあります。

現在は、コロナ禍ということもありオンライン形式のワークショップのみですが、来期はぜひ対面で実施したいですね。

オンラインならではの魅力としては、国内・国外どこからでも参加可能な点だと思います。

それぞれの場所にいる新しい仲間とつながっていくこと、そこでできる「作品づくり」は楽しさ以外にも学びがあると確信しているので、今だからこそできるオンラインワークショップをぜひ活用していただきたいです。

また、苦手意識をもっていたことでも、CAMPのワークショップに来てやってみたら違った感じ方ができるかもしれません。

これからもCAMPは、種類豊富なワークショップで新しい扉を開くきっかけづくりを目指していきますので、ぜひ気軽にご参加いただけたら嬉しいです。

ー本日は、貴重なお話をありがとうございました。

取材協力:CAMP

福岡 萌子
この記事を執筆した執筆者
福岡 萌子

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

幼少期はダンス、フィギュアスケート、ピアノ、英会話などを習う。英語に特化したカリキュラムが豊富な私立高校の国際情報コースに通い、イギリスでの短期留学を経験。その後、恵泉女学園大学人間社会学部にてインドネシア文化とフランス文化を学ぶ。その後、幼児~シニアを対象としたダンス講師として従事。2021年4月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。保護者やお子さまの目線に寄り添い、知りたい情報を確実にお届けできるよう目指しています。