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NPO法人「子ども未来研究所」の“自分らしさ”が育まれるアートワークセラピーの魅力について聞いたみた

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みなさんはアートワークセラピーをご存じでしょうか。

アートワークセラピーとは、アート素材、友だち、ときに自然と関わり、自由な表現活動を通して五感を刺激し、子どもたちの心の成長をサポートし、自分らしさを育むプログラムです。

今回は、そんなアートワークセラピーを提供しているNPO法人「子ども未来研究所」副理事長の竹柴 恵里さんと、事務局長の玉掛 由美子さんにお話を伺いました

子ども未来研究所は、大切な未来を担う子どもたちの100年後の社会を想い、“子どもたちは私たちの未来”という言葉をミッションに掲げて活動しています。

子どもたちに、体験を通して成長や可能性を広げてほしいとお考えの保護者の方は、ぜひご一読ください。

一般的な絵画教室とは違う「アートワークセラピー教室」とは

子どもたちが絵の具を使い遊んでいる画像

ー本日はよろしくお願いします。まず初めに、NPO法人「子ども未来研究所」のおこなっているアートワークセラピー教室についてお聞かせください。

竹柴 恵里さん(以下、竹柴):アートワークセラピー教室は、専門の教育を受けた認定アートワークセラピストが全国で教室を運営
しています。

教室は、親子の幼児クラスと、小学生のクラスで分かれていて、近隣に教室がない方や外出が難しい方も参加ができる「わくわくハウスねっころりん」というオンラインクラスもあります。

セラピストたちは、全員アートワークセラピストになるための一定の教育を受けていて、自己分析や画材の研究、アートセラピーについての勉強などをおこない、さらに自身もアートセラピーをすることで“自分を知る体験”をしているんですよ。

セラピストは、当団体が掲げる“子どもたちは私たちの未来”という考えに賛同した者たちが集まっていて、自分の軸をもち、子どもたちになにを残していきたいのかを念頭に置いています。

子どもにこうあってほしい、子どもにそうなってほしいと思ったときは、まず自分がそうなろうよ、という考えを持って活動しているんです。

プログラムは、そういったことも踏まえてセラピストたちがそれぞれ考えているため、クラスによって個性が出ているのが特徴だと思います。

また、クラスの内容としては、作品づくりではなく、つくり出していくプロセスを大切にしています。

今日は〇〇をつくりましょうなど、具体的な出来上がりの指示を出すことはありません。

たとえば、絵本の主人公にプレゼントをつくるとしたら?とか、見たこともない世界を想像してみよう!とか、心があったかくなるものってどんなもの?とか、少し問いかけるところが、一般的な絵画造形教室とは異なるところですね。

そのため、作品が出来上がらない回もありますが、そういったところがアートワークセラピーの本当に楽しいところで、五感を通して遊ぶ素晴らしさをお伝えしたいと考えています。

野外体験学習を通して広がる“子どもたちの可能性”

ちゃいあーとの様子の画像

ー「野外体験学習」について教えてください。

竹柴:
野外体験学習は、小中学生向けのグロースセミナーと、大人と子どものためのちゃいあーとキャンプがあります。

グロースセミナーは理事長の柴﨑がおこなっていて、年1回開催し、一昨年で30回目になりました。

もともとグロースセミナーに通っていた子が、今大人になって自分の子どもを連れて参加するくらい大人気のクラスになっているんですよ。

内容は、自分で決めて自分で行動して自分で結果をつくりだす、自立をテーマにしたクラスになっています。

たとえば、マウンテンバイクや山登りをしたり、夜暗い森のなかをミズナラの木がある場所まで子どもたちだけで歩いて行ったり、挑戦する勇気が必要なこと、チャレンジングなことを実習でやっていくんですね。

けれども、やるかやらないかは自分で決めるので、自分で決める力、自分を認める力、それをみんなで認め合っていくスタイルになっています。

玉掛 由美子さん(以下、玉掛):ちゃいあーとキャンプの目的は、“活かし合い”です。

ここでは、家族単位で全員一緒になって行動してもらい、自分自身がなにをしたいのか自問自答しながら、お互いが活かされ合う関係性をそのキャンプのなかでつくっていくんですね。

食事もアートだという発想のもと、素材を使ってひらめいたものをつくっていくなど、創造性が自然と発揮されるキャンプなんです。

竹柴:一般的なキャンプ活動だと、ご飯係を決めたりしますが、このキャンプでは一切指示を出すことはしないんですよ。

最初は、一体どうしたらいいんだろうと戸惑われる方もいらっしゃいますが、みんなで考えてつくり上げていくよう意図的におこなっています。

もちろん、キャンプ中の合間にアートワークもやりますよ。

自然体験のなかでのアートは、室内とはまた違った感性が磨かれそうですね。子どもたちの大きな成長が期待できそうです!

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アートワークを自宅で!子どもが夢中になるキットを毎月お届け

あそびの宝箱の付録画像

ー今後、開催予定のイベントなどあれば教えてください。

竹柴:
今、「あそびの宝箱」という通信アートワークセラピーをおこなっていて、アートワークがご自宅で体験できるキットを通信教材として毎月提供しています。

1月号は、キツネのおまもり屋さんという題名で、願いごとや目標設定がしやすい1月にちなんだ内容なんですよ。

まず最初に、導入で“おまもり屋さん”の物語が読めるようになっていて、簡単に子どもがその世界に入り、アートを通して、楽しく子どもの願いや思いを形にすることができるものになっています。ただいま、ご予約受付中です。

月替わりで楽しめる通信アートワークセラピーの詳細は、公式ホームページをご覧ください。

今もこれからも大切にしたいのは“子どもたちは私たちの未来”

男の子が絵の具を白い生地に塗っている画像

ー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

竹柴:ホームページにも記載している、“子どもたちは私たちの未来”という考えにご賛同いただける方に、いろいろな間口を設けたいと思っています。

たとえば、お母さんたちや大人に合った講座、子どもも年齢別に合わせたもの、ほかにオンラインや地域別など、さまざまなかたちで今間口を増やしているところなんですね。

そのため、きっとご自身に合う活動がなにかしらあるのではと思っているので、ぜひ一緒に当団体を盛り上げていけたら嬉しいなと思っています。

玉掛:NPO法人として活動するうえで、当団体の思いに賛同してくださった方からの寄付金でのご支援、ご協力は、子どもたちをサポートし続けるために必要です。

もちろん、一緒に活動していくことも大変嬉しいのですが、まず思いを寄せていただくだけでも本当にありがたいので、ぜひホームページをご覧いただければと思います。

また、個人の方以外にも、お子さんの教育に携わる法人の方や、画材、アートの素材をつくっている企業の方など、ぜひ運営資金のご支援や画材のご寄付を、どうぞよろしくお願いいたします。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました!


■取材協力:NPO法人 子ども未来研究所

福岡 萌子
この記事を執筆した執筆者
福岡 萌子

Ameba塾探し 執筆者

幼少期はダンス、フィギュアスケート、ピアノ、英会話などを習う。英語に特化したカリキュラムが豊富な私立高校の国際情報コースに通い、イギリスでの短期留学を経験。その後、恵泉女学園大学人間社会学部にてインドネシア文化とフランス文化を学ぶ。その後、幼児~シニアを対象としたダンス講師として従事。2021年4月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。保護者やお子さまの目線に寄り添い、知りたい情報を確実にお届けできるよう目指しています。