未来を担う子どもたちへ!NPO法人「AIKURU」の“命の大切さ”について考える次世代育成事業とは

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子育てに正解はありません。答えが見えない子育てに、お母さんお父さんはどれだけ悩んでいるでしょうか。

今回は、子育て支援センターや、次世代育成事業に取り組むNPO法人「AIKURU(アイクル)」理事の村野 裕子さんにお話を伺いました

次世代育成事業としておこなう、学校に乳幼児親子が訪問する授業は、まさに“親子が先生”!

未来を担う子どもたちが、乳幼児と触れあうことで育まれる心。

子どもに、命の大切さ、コミュニケーション、思いやりの心を感じてほしい保護者の方は、ぜひご一読ください。

  1. 外で遊ぶ魅力を伝えるNPO法人「AIKURU」の子育て支援センター
  2. 親子が先生に!命について考える“次世代育成事業”とは
  3. 温かい心で助け合おう!子育て中のたくさんの方への想い

外で遊ぶ魅力を伝えるNPO法人「AIKURU」の子育て支援センター

子どもが青空の下で遊んでいる画像

ー本日はよろしくお願いします。まず初めに、NPO法人「AIKURU」のおこなっている、子育て家庭支援センターについてお聞かせ下さい。

村野 裕子さん(以下、村野):NPO法人「AIKURU」は、埼玉県の入間市で子育て支援センターを運営
していて、駅から徒歩10分程度の場所にある常設広場は、日曜日、隔週土曜日以外毎日開いています。

対象年齢は0・1・2歳の子が中心で、幼稚園や保育園に上がる前のお子さんが遊びに来てくれる場所なんですね。

0・1・2歳が中心だと、どうしても室内で親子で遊ぶイメージが強いのですが、お外での魅力を伝えたくて、近くの公園に出たり、街中にあるあいくるの庭には、緑を多く配置してあります。

入間市内の子育て支援センターは、保育園に併設されているところがほとんどですが、私たちはNPOとして支援センターだけを運営していて、さらに外でも活動している点が特徴です。

入間市はすごく自然豊かで、川、雑木林、里山や丘陵などが残っていることもあり、子どもたちには、この地元の自然に触れて遊んでほしいなという願いがありました。

自然に触れながら遊ぶと子どもたちもとても機嫌がいいんですよ。だから、そういった体験をたくさんしてもらいたくて、今は週に1回、外遊びだけが中心の広場も開催しております。

親子が先生に!命について考える“次世代育成事業”とは

中学生と乳幼児が触れ合っている様子の画像

ーおやこde先生の未来教室についても教えてください。

村野:おやこde先生の未来教室は、学校に乳幼児とその保護者を連れて訪問する取り組み
です。

この取り組みは、スタッフが毎日たくさんの親子さんと接してきて、親になる前に知っておいてほしいなと思うことが多々あったことから始まりました。

当たり前ですが、子育て支援センターに来るのは、妊婦さんか出産後の方。たとえば、子育てにつまづきを感じたり、自分の子がかわいく思えなかったり、育児の悩みをもつお母さんが年々増えている現状を感じていたんです。

もちろん、出産後でも困りごとを抱えて来てくれたときにはちゃんとサポートをするのですが、もっと若いうちに、1、2回でも妊婦さんに会ったり、赤ちゃんに触れ合ったりする経験があったらよかったのではないかと考えたんですね。

赤ちゃんや親子の姿から学んでほしくて、“親子が先生”という意味から「おやこde先生の未来教室」と名付け、2016年に市内にある高校から授業をスタートしました。

まずは、とある高校の方にこのお話を持ち掛けたら快く受け入れてくださり、それを聞いたほかの中学校の先生からも声がかかって、最初は1校だったのですが、今は中学と高校合わせて7校、あと隣の飯能市にある大学にも伺っているんですよ。

今はコロナ禍で少し人数が少ないのですが、1クラスあたり10組程度の親子の方に参加していただいています。

そこでは、子どもと遊んでもらったり、お母さんやお父さんに対して質問を投げてもらったり、お母さんたちからも中学生に質問をしてもらったり、そういったさまざまな触れ合いを通して、自分たちがなにを感じたかを学生にフィードバックしてもらっています。

男子中学生が乳幼児を抱っこしている画像


また、この教室は青少年のために始めた取り組みでしたが、参加してくださるお母さんお父さんの反応が予想以上に素晴らしいものでした。

子育てはなかなか評価されづらいので、自分たちが若者の役に立ったと、喜びを感じてくれるのです。

さらに、次は男の子に抱っこ紐の経験をさせたいとか、次は離乳食を食べさせる経験を中学生にさせてみたいとか、お母さんたちが次回の授業内容を考えてきてくれるんですよ。

授業内容はさまざまで、助産師さんや、妊婦さんを呼んで、胎児の心音を聞いてもらったり、実際に育休を取っているお父さんが来て、育休を取ることについてお話をしてくれたりもします。

子どもが苦手な子からは、「絶対に親になんてならないと思っていたけど、今日触れ合ってみて少しだけお父さんになるのもいいかなと思った」という感想をもらったこともありました。

ほかにも、育休について考えるきっかけや、親に対して感謝の気持ちが芽生えるなど、気持ちの変化を感じる子が多いですね。

そして、参加したお母さんお父さんも、自分が中高生のときにこの授業があれば、母になったとき、父になったときの第一歩が違ったとみなさん言ってくれて、本当にこの授業をやってよかったなと思っています。

そして、今後もぜひ多くの中高生との触れ合いを継続していきたいと思っています。

温かい心で助け合おう!子育て中のたくさんの方への想い

子どもたちが田んぼの中で遊んでいる画像

ー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

村野:
NPO法人 AIKURUは、会員の方を常に募集しています。

正会員と賛助会員さんがあり、正会員は年間3,000円、賛助会員は1口10,000円から募集をしておりますので、子育てに力を貸してくださる方がいれば、ぜひご協力をお願いしたいと思います。

詳細は、公式ホームページをご覧ください。

また、子どもは可愛くて愛おしい存在ですが、さまざまな困難を抱えながら、みなさん頑張って子育てをしていると思います。

子育て中の方はもちろん、たくさんの方にもっと当子育て支援センターに遊びに来ていただきたいです。

悩みごとがあれば、遠方の方でもLINE相談を受け付けていますし、いつでも頼っていただけたらなと思っています。

子育てが終わった世代の方や、若い世代の方も、子育て中のお母さんお父さんに温かいまなざしを向けてくださったら嬉しいですね。

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。


■取材協力:NPO法人 AIKURU