幼少期から好きなことに打ち込んでいたのに、塾へ通うためにやめてしまった経験はありませんか?
もし、放課後ではなく「朝」塾へ通うことができたら、その好きなことは続けられていたのではないでしょうか。
今回は放課後ではなく、学校が始まる前の朝にオンラインで学習を提供する「ASABEN」の代表 福島 大晴さんにお話を伺いました。
勉強もしたいけれど、放課後は自由に過ごしたいと考えている方は、ぜひご一読ください。
「習い事=放課後」という常識を破りたい
ー本日はよろしくお願いします。まず、ASABENがどのような塾なのか教えてください。
福島 大晴さん(以下、福島):「習いごと=放課後」という日本の常識を変えたいという想いから設立したのがASABENです。
私はもともと朝に強いタイプで、オーストラリアへ留学していたときも早朝からスポーツジムへ通っていました。そこで目にしたのが、朝6時から水泳を習う子どもたちの姿でした。
子どもが朝6時から水泳を習い、学校へ向かうんですよ。日本では「習いごと=放課後」が一般的ですので衝撃的な光景でした。
驚いたと同時に、「朝習いごとに通っていたら、放課後は何をやっているんだろう?」という疑問が沸いたんです。
そこで、公園でサッカーをやっていたときに出会った子どもたちに、放課後は何をしているのか聞いてみました。
すると、「5時ぐらいに家に帰って、家族と過ごします」「放課後は好きなことをします」と答える子どもがいました。
日本では5時から習いごとへ通う子どもが大勢いますよね。それに、その時間はまだ仕事が終わっていないという保護者が大半でしょう。
私自身も幼いころから朝の時間を自由に使っていましたが、それはあまり一般的ではないと思っていました。ところが、オーストラリアでは決して珍しいことではなかったんですね。
子どもたちが朝の時間を有効に使うことで、放課後は好きなことをして過ごすなんて、「よい文化」で「よい習慣」です。何よりも「豊かさ」を感じました。
このオーストラリアでの経験がきっかけで、日本でも「朝の時間を有効活用することで、人生が豊かになるサービス」を展開したいと思ったんです。
ASABENの3つの強み
―他社にはないASABENの強みを教えてください。
福島:私たちの強みは大きく分けて3つあります。
1つ目は「文武両道」です。私自身、高校生までサッカーを真剣にやっていたため、放課後はなかなか勉強をする時間はとれませんでした。
サッカーがすごくうまいのに、両親から「勉強もして欲しい」と言われて、やむなくサッカーを諦めてしまった友人もいます。塾は放課後に通うことが一般的ですし、プロのサッカー選手になるよりも、いい大学へ進学できる確率のほうが高いですからね。
子どもに放課後ではなく、朝、学習できる環境を提供できれば、放課後は好きなことに打ち込むことができます。そうすることで、夢を諦めることなく、文武両道を実現することが可能になると信じています。
2つ目が「オンライン」です。全国各地の子どもが自宅から参加できます。朝の習慣というのは、なかなか継続しにくいかもしれません。でも、ひとりでは難しいことも、全国の生徒や講師と繋がることで習慣化することができるでしょう。
そして、習慣化することで、一夜漬けをすることもなくなります。テスト前に無理をしなくても効率よく成績を上げることができますよ。
3つ目が「進捗アプリ」の利用です。生徒一人ひとり、得意なこと、苦手なことや目標は異なりますよね。そこで、ASABENでは進捗アプリを使って、それぞれに最適な学習計画を作成します。
単に「教える」のではなく、「自ら学習する力を身につけるサポート」をおこなうのがASABENの特徴であり強みです。
スタンダードコースは週5日受講が可能
―ASABENのコース、カリキュラムについて教えてください。
福島:小学生から高校生が対象で時間は平日朝6時から7時の1時間。コースは基本的に平日毎日受講できる「スタンダードコース」になります。
部活の朝練などがあって毎朝参加できない生徒のために、週3コースも設けています。
教科数はとくに決まっていません。講師陣は全教科に対応できるので、2教科だけ学習している生徒もいれば、5教科学習している生徒もいますね。
少し特殊ですが、授業はおこなっていないんです。学習形式としては各々がZoomを繋いだ状態で自主学習をし、分からないことがあれば即座に講師が1対1で対応します。
学習をしている間、Zoomの画面上には全国各地の生徒の姿が映っていることは、よい刺激となるはずです。
私たちには独自のコンテンツもありません。これは、私自身が4年間塾で講師をやっていたときの経験から、コンテンツに特化するよりも、子どもたちが継続して続けられることにフォーカスし、それをサポートすることが一番よいと感じているからです。
中学受験は少し特殊ですが、一般的に日本の受験は平等で学校で習ったことしか出ません。だから、学校で習ったことさえやっていれば問題ないんですよ。
特に中学校1、2年生と高校1、2年生は学校で習った内容を毎日しっかり復習すれば、受験には立ち向かえると考えています。
ですのでASABENでは、短期的な目標の達成だけではなく、生徒自らが「目標を立て、計画を作成・管理し、継続的に正しく努力できること」を目標にしています。
まず最初の無料面談の時に、無料体験2週間分の学習計画を立てます。そのあとは、週に1回個別面談をおこない、学習計画を見直して課題や改善点を確認。
進捗アプリを利用することで、講師も生徒の学習状況をリアルタイムに把握することができ、最適で効率的な指導をおこな得るという仕組みです。
経験豊かな講師陣が多数在籍しているので、要望に応じて、高校受験や大学受験を目指すことも可能ですよ。
―講師を採用するうえで、重要視されていることはありますか?
福島:勉強できることは当然ですが、私たちが一番重要視しているのは「子どもとの向き合い方」ですね。
教える側としたら、答えをパッと教えてしまうことが簡単。しかし、私たちが目指しているのは社会で活躍する子どもを育てること。子どもが自律できるよう、導くことができるかが重要なのではないでしょうか。
ですから、私が面接をおこない、実際に何日間か生徒と接している様子を見たうえで採用を決めるようにしています。
ー料金について詳しく教えてください。
料金は以下の通りです。
毎日受講すれば、1時間あたり1500円。
2教科でも5教科でも料金は変わりませんので、教科数が多いほうがお得に感じていただけるかと思います。
一生ものの学習習慣を身につける
―今後の展開について教えてください。
福島:より多くの生徒に利用しやすいと感じてもらえるよう、今後追加していきたいサービスがいくつかあります。
たとえば、勉強はインプットだけではなく、しっかりアウトプットすることも重要ですので、生徒同士が先生役と生徒役となって教えあえる場を提供したいですね。
―最後に、入塾を検討している読者にメッセージをお願いします。
福島:私たちの一番の願いは、子どもたちが“朝の時間をうまく活用し、人生を豊かにしてほしい”ということです。
人生には学校の勉強を通じてだけでは学べないこともたくさんあります。毎朝の学習習慣を身につけることによって、1日の時間を有効活用することが可能になります。
放課後は好きなことをする時間にあててもらい、そのなかでたくさんのことを学んでほしいんです。
私自身、朝の時間を有効に使っていてよかったと思うことがたくさんありました。
とくに社会人になると、想像していた以上に、夜は変動リスクが高く、予定がどんどん入ります。
ところが、早朝というのは誰からも連絡は来ませんし、自由に使うことができるんですね。そういう意味でも、朝の時間を自由に使えるというのは、社会人になってからも活きるでしょう。
ただし、大人になってから習慣づけるのはすごく大変ですので、ぜひ子どものときから習慣づけてください。
ASABENは一般的な塾とは異なり、朝の時間帯を中心に展開しています。2週間の無料体験も無料相談もおこなっていますので、少しでも興味を持ってくださった方はお気軽にお問合せくださいね。
ー本日は大変貴重なお話をありがとうございました。
■取材:ASABEN