BTSを筆頭に、世界各国で注目されているK-POP。東京(高田馬場・豊洲・新富町)にスタジオを構える「TSダンスカンパニー」は、KーPOPダンスに特化したダンススクールです。
韓国の文化や音楽が好きな仲間と一緒に、初心者でもK-POPダンスが楽しめるスクールとなっています。
今回は同スクールのオーナーであり、 プロのダンサー・振り付け師の三枝太一(さえぐさ たいち)さんにお話を伺いました。
K-POPに興味のある方、初心者でも通いやすいダンススクールを探している方は、ぜひご一読ください。
都内3か所に教室があるK-POP専門のダンススクール
ー本日はよろしくお願いします。まず「TSダンスカンパニー」の概要や活動内容について教えてください。
三枝 太一さん(以下、三枝):「TSダンスカンパニー」は、K-POPのカバーダンスを中心に教える、K-POPダンス専門のスクールです。
高田馬場、豊洲、新富町と都内3か所で教室を展開しています。
以前は、SHINee(シャイニー)などのK-POPアーティストが好きだったこともあり、違うダンススクールでK-POPダンスのレッスンを担当していました。
当時受け持っていた生徒さんたちから「個別指導をして欲しい」と言われることが多くなり、
2018年にK-POP専門のダンススクール「TSダンスカンパニー」を設立しました。
ーTSダンスカンパニーには、どのようなクラスがありますか?
三枝:大きくわけて、6つのクラスがあります。
それぞれご紹介すると、4週間で1曲の振り付けを完成させる「マスタークラス」、1回でサビとその前後を完成させる「単発クラス」、ダンスの基礎を学べる「基礎・リズムトレーニングクラス」、オリジナルの振り付け曲を踊る「フリースタイルクラス」、小学生対象の「K-POPキッズクラス」、希望のレッスンが可能な「プライベートレッスン」などです。
とくに人気なのが「マスタークラス」です。生徒さんからのリクエストで踊る楽曲を決め、1カ月で完成させるクラスです。自分の好きなアーティストの振り付けをそのまま覚えられるのが人気の理由でしょうね。
ダンスの基礎練習をしっかりやりたいというお子さんには、「K-POPキッズクラス」がおすすめですね。
ーレッスン中、どのようなことに気を付けて指導されていますか?
三枝:どのクラスもダンス未経験の方が多いので、初心者の方にもわかりやすいレッスンを心掛けています。
具体的には、ダンスの専門用語など、難しい言葉は使わないようにしています。また最初は曲の速度を80%くらいに落としてレッスンしています。
また、足と手の両方を一度に覚えようとすると混乱しやすいので、足だけ最初に覚えてもらうなど、その方にあわせたレッスンをしています。
プロを目指す子どもの相談にのることも
ーTSダンスカンパニーには、どのような目的で通われる生徒さんが多いのでしょうか?
三枝:うちのスクールは、小学生から大人まで在籍しているため、通われる目的はさまざまです。
ただ、最近の傾向としては、アイドルになりたいという子が多くなってきたように思います。なかにはK-POPアーティストに憧れて当ダンススクールを知り、入ったところ、まわりの子に影響されてアイドルになりたいと思うようになった、という子もいますね。
一生懸命頑張って事務所に入った子や、デビューが決まった子もいます。とはいえ、すべてがそういう子ではなくて、たとえば大人の方は、ダイエットや運動習慣をつけるためにダンスを始めた方も多いので、本当に通われる目的はさまざまですね。
ちなみに以前は9割ほどが女性の生徒さんでしたが、最近は男の子のオーディション番組も始まったためか、小中学生の男の子も増えてきています。
また、プロ志望の生徒さんから相談を受けることもあり、オーディション対策レッスンなどを、個人的にやらせていただくこともあります。
ダンスを楽しみながら同じ趣味の仲間も増える
ーTSダンススクールに通うメリットは、どのような点にあると思いますか?
三枝:もともと初心者の方が始めやすいレッスンクラスを目指してスタートしたため、ダンスをやったことのない人も挑戦しやすい内容になっていると思います。
またK-POPダンス専門のスクールなので、韓国のアイドルやドラマ、文化などが好きな人たちばかりが通っています。
韓国のエンターテインメントについて熱く語れる仲間が、すぐに見つかる環境だと思いますよ。
ーこれから開催予定のイベントなどがありましたら教えてください。
三枝:それがコロナ禍の影響により、さまざまなイベントが中止になってしまっている状況なんです。
たとえば、キッズクラスは毎年K-POPのカバーダンスイベントに参加していたのですが、コロナ禍の影響により参加できませんでした。
少しでもイベントや発表会のような雰囲気が楽しめるようにと、振り付けが1曲完成すると、曲にあわせた衣装を着て動画を撮影し、ミュージックビデオのようなものをつくるようにしています。
コロナが落ち着いたら、ダンスの発表会をやりたいですね。
初心者もプロ志望も楽しめるスクールでありたい
ー今後の展望について教えてください。
三枝:うちのスクールは、デビューを目標にレッスンを始める子もいるので、そういう子たちをしっかりとバックアップできるようなスクールにしたいです。
具体的には、現在、個人指導という形でおこなっている「オーディション対策」を、今後はクラスとしてやっていきたいですね。
ーどのようなお子さんに参加して欲しいですか?
三枝:ダンス好きな子はもちろんですが、もともとシャイでも、ダンスを始めたことで自信がついた子も多いので、新しいことを始めて、自分の「得意なもの」を見つけたい子にもチャレンジして欲しいですね。
同時に「アイドル体験をしたい」方も、ぜひいらしてください。
最近はSNSにダンス動画をあげている人もたくさんいます。目的は「SNSに投稿できるような趣味を見つけること」だとしても、楽しく続けられると思いますよ。
ー確かにK-POPダンスはSNSとの相性も良さそうですね。最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
三枝:K-POPダンスを踊ってみたいけれど、実際に踊るのは難しそう…とスクールに通うことを躊躇してしまう子もいるようです。
やってみると楽しいので、ぜひ挑戦して欲しいと思います。
ダンスは長く続けられるものですので、プロになりたい子だけではなくて、趣味としても通って欲しいですね!
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力
:TSダンスカンパニー