英語を勉強したいけど、苦手意識があって何から始めてよいかわからない、なかなか勉強に取り掛かれないという方もいるのではないでしょうか?
しかし、英語の勉強法には英語初心者でも実践できるものもあります。
そこで今回は、コーチング教室「MCA 達成&成功コーチング」の代表を務める英語・英会話講師の福田 美智江さんに監修いただき、英語の勉強法を紹介します。
英語が苦手な人、初心者でも取り組める英語の勉強法が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 初心者でも続けられる英語の効果的な勉強法
- 英語を学べるアプリを活用する
- 知らない単語の確認をする
- 数分程度の英語を繰り返し聞く
- 興味のあることと関連づける
- 英語の勉強で意識すべきポイント
- なぜ英語を勉強するのか目的を明確にする
- 英語の勉強を習慣化させる
- 隙間時間を活用する
- 【3つのコツ】初心者がやるべき英語の勉強の進め方
- ステップ①勉強内容の全体像を把握する
- ステップ②基礎を固める
- ステップ③英語のアウトプットの機会を増やす
- 英語の勉強法を種類別で徹底解説
- 【英単語】を効率よく覚える勉強方法
- 【文法】の勉強方法
- 【リーディング】を鍛える勉強方法
- 【英作文】の記述力を養う方法
- 【リスニング】の勉強方法
- 初心者がやりがちな英語の勉強法
- 聞く・読む・話す・書くのどれかに偏った勉強法
- 習慣化されていない勉強法
- 英語を聞き流すだけの勉強法
- 英語をいろんな教材で中途半端に学習する勉強法
- 一つひとつの単語を和訳したり意味を理解しようとする勉強法
- やることが具体的に決められていない勉強法
- レベルにあっていない勉強法
- 英語の勉強の三日坊主を防ぐポイント
- 期間を自分で決める
- 英語の勉強の過程や成果を可視化する
- 英語を勉強する環境を整える
- 初心者でも英語に苦手意識を持たないことが大切
初心者でも続けられる英語の効果的な勉強法
英語を学べるアプリを活用する
英語の勉強を毎日続けるためには、気軽に始められることが大切です。
スマートフォンアプリなら、アプリを立ち上げるだけで時間のあるときにいつでも英語学習ができます。
無料でも内容が充実している、おすすめのアプリを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
リスニングや英会話をゲームのように楽しみながら勉強でき、英単語の発音や文法事項も、自然と身につけられるアプリです。
このアプリで34時間ほど勉強すると、大学1学期分の外国語授業に匹敵するともいわれています。
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英文法 学校で習う英文法問題を網羅したアプリ。入門から上級まで、あらゆるレベルに対応しています。
解答方法も、並び替え、入力式、解答式などあり、まるで試験問題のように使えることでしょう。
▶Learn Englishのダウンロードはこちら
好きな分野のニュースでリーディング学習ができるアプリ。有料部分もありますが、無料コンテンツだけで十分勉強できます。
読むスピードをコントロールできるので、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
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知らない単語の確認をする
英語の音声を聞いていると、知らない単語を耳にすることはよくありますよね?
「いまなんて言った?」と慌てて辞書を引いてしまいがちですが、通常の会話中は辞書を引いている時間はありません。
辞書を引く前に、文章の前後の意味から推測してみることが大切です。
想像力を働かせて、「こんな意味じゃないかな」と類推し、確認してみましょう。
類推した後に辞書を引くことで、その単語の印象が深く残り、記憶もしやすくなります。
数分程度の英語を繰り返し聞く
英語初心者の方が一度に映画やドラマなどの長い音声を英語で聞き取ることは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、動画やニュースなどで数分程度の英語を繰り返し聞くという勉強法です。
数分程度であれば、繰り返し聞くことで「こういう内容を話しているんだ」と聞き取れるようになります。
聞き取れるようになったら音声をまねして声に出すことで、正しい発音やフレーズを覚えられるようになります。
興味のあることと関連づける
英語が苦手な人のなかには、初めから英語の勉強を本格的に始めるのを苦痛に感じる人もいるかと思います。
そこでおすすめなのが、自分の興味のある内容と英語を関連づける勉強法です。
たとえば、アニメが好きな人は音声を英語にすることでアニメの内容を楽しみながら英語を学ぶことができます。
自分が好きなものや興味のあるものと英語を掛け合わせることで、英語をの勉強に対する苦手意識もなくなるのではないでしょうか。
英語の勉強で意識すべきポイント
英語に苦手意識を持っている方が英語の勉強をする際に意識すべきポイントは以下の3つです。
なぜ英語を勉強するのか目的を明確にする
英語の勉強を始めようと考えたときに、目的を明確にすると勉強に取りかかりやすくなります。
まずは、なぜ英語を勉強するのかの目的と自分が英語を勉強することで実現したいことを書き出してみましょう。
たとえば「英検に合格したい」「海外旅行で困らない程度に話せるようになりたい」など目的を明確にすることで、自分に合ったレベルの英語の勉強ができるようになります。
英語の勉強を習慣化させる
英語の勉強を習慣化させるという考え方も、英語を勉強していくうえでとても大切です。
英語の勉強に限ったことではないですが、何事も継続することが上達への近道です。
そして、継続するためには習慣化させることが大切です。
たとえば「寝る前の30分は単語帳に目を通す」「起きたらまずは英語を音読してみる」など毎日決まった時間に少しでも英語に触れることで勉強に対するハードルも低くなり、勉強が楽しくなるでしょう。
隙間時間を活用する
私たちが日本語を話せるのは、生まれた時から日常的に日本語に触れてきたためです。英語も同様に毎日触れることで、着実に身についていきます。
1日に30分など短い時間でもいいので、隙間時間に「英単語を覚える」、「普段見ている動画を英語で見てみる」などして英語に触れる機会をまずは増やしていくことが大切です。
忙しい中でも、通勤・通学時間などの日常にある隙間時間を活用することで英語の勉強に対する苦手意識はなくなります。
【3つのコツ】初心者がやるべき英語の勉強の進め方
英語の勉強の進め方は、下記の3つがポイントです。
ステップ①勉強内容の全体像を把握する
勉強内容の全体像が把握できておらず、やみくもに勉強を進めるだけでは英語が上達している実感を得にくくなります。
線ではなく点で勉強しているために、応用の仕方がわからなくなってしまう場合もあります。
まずは自分の英語学習の目標までにどのくらいのスピードでどの程度まで習得するべきなのかを明確にして、勉強の計画を立てましょう。
ステップ②基礎を固める
勉強内容の全体像を把握出来たら、まずはしっかり基礎を固めましょう。
難しく見える英語の文章も、実は基礎知識の組み合わせによって成り立っていることが多くあります。
英語がまわりと比べて苦手だからと焦っていきなり難しい本や教材で勉強してしまうとかえって逆効果です。
確実に基礎を固めて勉強することで、応用にも対応できるようになり結果的に勉強のスピードも速まります。
ステップ③英語のアウトプットの機会を増やす
基礎を固めるための勉強ができてきたら、覚えた英語をアウトプットするように心がけましょう。
ただ勉強しただけでは一時的に覚えていてもすぐに忘れてしまいます。
覚えた英語を実際にノートに書いてみたり、口に出して発音したりすることで、知識が定着していきます。
また、単語や文法を書き出すなどのアウトプットをすることでずっと気付かなかった間違いに気付けるケースもあります。
インプットも大切ですが、アウトプットもしっかりおこなうことで、英語初心者でもだんだん英語が身についていきます。
英語の勉強法を種類別で徹底解説
英語が苦手だと感じている人も、「英語に慣れる」ことを意識して勉強学習を続ければ、いつのまにか苦手意識がなくなっていきます。
ここでは、種類別に英語の勉強法とおすすめの本や教材を紹介します。英語の勉強方法に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
【英単語】を効率よく覚える勉強方法
英単語を一度見ただけで覚えられる人はあまりいないのではないでしょうか。
英単語を覚える場合にも、やはり「何度も見る」「繰り返し覚える」ことが大切です。
ここでは「英単語を効率よく覚えるコツ」を解説します。
いろいろな「物」を使って覚えることで、英単語を覚えやすくなるようですね。
それでは、上記のほかに英単語を効率よく覚える方法をまとめたので、見ていきましょう。
1日10単語覚えるより、1日50単語に目を通す
1日10個ずつ記憶しても、5日目にははじめの10個のほとんどを忘れているのではないでしょうか。
英単語を覚えるためには、毎日10単語の暗記を5日間積み上げるよりも50単語を5日間頻繁に見返すほうが効果的です。
コツは、やはり何度も見返すことです。繰り返し見返すことで、印象に残った単語を記憶できます。
記憶に残った単語にはチェックを入れて、次回から見返すリストからはずしていきましょう。
記憶に残りにくい単語を頻繁に目にすることになるので、脳に記憶される単語がどんどん増えていきます。
インプットとアウトプットを活用
英単語をただ暗記しただけでは、いつかその単語は忘れてしまいがちです。
記憶するには、暗記などのインプットだけでなく、アウトプットも大切です。
英単語の記憶を確実なものにするためには、「英作文をつくってみる」、「単語を使って会話してみる」、などのアウトプットが欠かせません。
ビジュアル化して覚える
文字だけではあまり印象に残らず、記憶することは難しいです。
しかし、イラストやマンガでビジュアル化されていると覚えやすいですよね。英単語でも同じことがいえます。
名詞であれば単語帳にその絵を描いてみたり、動詞や助動詞ならその様子をイメージにしてみましょう。
そうすることで、英単語を直感的に理解できるようになります。
接頭語・接尾語・語源と関連づける
接頭語・接尾語とは、単語の前方や後方に付いて補足的な意味を表す単語の要素のことです。
頻繁に使われる接頭語・接尾語を覚えておけば、単語の意味を類推する手助けになります。
たとえば、borderlessという単語には、-lessという接尾語がついています。-lessは「ない」という意味。
borderは「境界」という意味なので、borderlessで「境界のない」という単語になります。
また、自転車を意味するbicycleという単語には、biという接頭語がついています。
このbiは「2つ」という意味です。
cycleとはギリシャ語でcircle(輪)という意味なので、bicycleは「2つの輪=自転車」という単語になったのです。
cycleのように語源を知っていると、より暗記しやすくなります。
【文法】の勉強方法
スポーツの場合、ルールだけ勉強しても覚えにくいですよね。ルールを効率よく覚えるには、実際にプレイするのが一番!
英文法も、文法事項を記憶するのでなく問題集を使って実践的に使い方をマスターしていきましょう。
では具体的に、どのような手順で対策をしていけばよいかを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
文法事項をインプットする
まずは、文法事項を理解して使えるようにするインプットをしていきましょう。
たとえば「動名詞は、動詞の原形+ing」や「受動態は、能動態の動詞をbe+過去分詞に変える」など。
英文法は覚えることがたくさんありますが、ひとつずつ理解を深めていきましょう。
インプットした知識を定着させる
インプットした文法の知識を定着させるためには、実践的な問題集を解くことがおすすめ。
しかし、たくさんの問題集を買い込んで解く必要はありません。
まずは1冊の問題集を完璧に理解し、解けるようになってください。
問題集1冊をマスターしていれば、さまざまな場面で応用できます。
最後にアウトプットをする
文法を理解し問題集が解けるようになったら、受験問題を解いてみましょう。
多くの人たちが受験問題が難しく感じるのは、英文法の知識が整理されていないため。学校の定期試験も受験問題も、英文法の基礎は一緒です。
英文法でのアウトプットとは、勉強した英文法知識を整理して必要なときに的確に取り出せることです。
解けなかった受験問題が教科書や参考書のどの部分から出題されたのか、ひとつずつ確認して整理してみましょう。
【リーディング】を鍛える勉強方法
ここでは、英語の読解力を鍛えるコツを紹介していきます。
はじめから一文一文を正確に読みこなす必要はありません。これから解説する内容に沿って長文読解をマスターしましょう!
文章全体の構成を理解する
長文読解の文章にはテーマがあり、特に受験英語で頻出の論説文はひとつのテーマに沿って段落が構成されています。
長文読解では、この全体のテーマと構成を理解したうえで段落ごとの内容を理解していくことが大切です。
ディスコースマーカーに注目して段落を把握する
段落ごとの内容を理解するには、ディスコースマーカーに注目しましょう。
ディスコースマーカーとは、段落のはじめに使われる「結果」「対比」「例」などを表す言葉のことです。
具体的には、「therefore」「but」「However」「for example」などがあります。
たとえば、thereforeは「したがって」という意味なので、この語で始まる段落は、前の段落を受けて内容をまとめているということがわかります。
また、butは「しかし」という意味なので、この語で始まれば、前の段落と逆のことを述べようとしていることがわかります。
ディスコースマーカーに印を付けながら読めば、長文の流れを理解しやすくなります。
知らない単語は類推する
全体の流れを理解したら、段落ごとの内容を読み込んでいきます。
知らない単語が出てきたとき、すぐに辞書を引かずに、まずは文章の前後の繋がりから意味を類推してみましょう。
実際に類推してみると、ある程度正しく理解できる単語が多いものです。
自分なりに類推したあとに、辞書を引くようにしましょう。その際は単語の意味を確認するだけでなく、派生する意味や例文までしっかりと読みましょう。
辞書を読むクセをつけることで、次第に語彙力や読解力がついていきます。
普段から音読する
長文読解を含めた英語全般のスキルを高めるためには、音読は欠かせません。
音読を習慣づけることにより、英文構造が瞬時に把握でき、日本語を介さずに英文を理解できるようになります。
長文を読むために必須なスキルが、音読で身につくことでしょう。
【英作文】の記述力を養う方法
英語に関連することのなかで、英作文が苦手な人は多いのではないでしょうか。
ここからは、英作文の記述力を身につける方法を解説していきます。
福田さんのアドバイスも参考にしながら、実践してみてくださいね。
英文法への理解を深める
英文法は暗記するのではなく、理解することが大切です。
英語の文章は、基本の5つの文型からできています。この5つの文型を理解して使えるようになれば、英作文もこの型にはめて書けるようになります。
頻繁に英語で日記を書いてみる
英作文に慣れるには、英語を実際に書く機会を増やすことが大切です。そのためには、毎日英語で日記を書いてみることをおすすめします。
英語で日記を書くというと、ハードルが高そうに聞こえるかもしれません。はじめのうちは簡単な単文を毎日書くことから挑戦してみましょう。
まずは「今日はお昼ご飯に○○を食べた」、「夜は○○と○○をして遊んだ」などその日起きた出来事を書いてみて、簡単な文章から実践してみましょう。
英語に触れる時間を増やすつもりで書くことを習慣にするのがコツです。書くことが習慣化されると、次第に書きたいことが増えていきます。
また、自然と英語で文章がつくれるようになるので、英語が楽しくなりますね!
【リスニング】の勉強方法
リスニングの勉強方法には、多聴と精聴があります。
「多聴」とは、ある程度まとまった会話や音声を聞きながら、全体を理解することを目的とした勉強法。
一方の「精聴」は、話している音声を正確に聞き取ることを目的としています。
なかでもシャドーイングは同時通訳者のトレーニングにも使われており、高い効果がありますよ!
また、福田さんにもおすすめの勉強方法をアドバイスいただきました。
シャドーイングをする
シャドーイングとは、セリフを見ずに音声を聞きながら、その英語を真似て発音する練習方法です。
はじめて聞く音声を、一度で完璧にシャドーイングすることは難しいでしょう。
まず、何度も音声を聞いて、単語の意味や文章全体の構成を理解します。
文章を把握できたら、再び聞きながら声に出して発音してみてください。
声に出すことで英語独特の抑揚やリズムを把握できるほか、英語の語順で意味を理解できるようになります。
通勤・通学中のバスや電車では、声に出すことは難しいかもしれませんが、そんなときは、頭のなかに文字を思い浮かべるだけでもシャドーイング効果が得られます。
慣れてきたら、スピードをあげた音声にも挑戦してみましょう。
ディクテーションをする
「ディクテーション」とは、聞き取った音声を文字で書いてみる練習方法です。
慣れないうちはディクテーションは難しく、なかなか知っている単語が聞き取れない、簡単な文章なのに書けない、などの経験をして落胆するかもしれません。
ディクテーションの大きな目的は、読む英語と聞く英語の違いを知ることです。聞き取れないときは、その原因を探ってみることが大切です。
単語や文法を知らなかったのであれば、勉強をしてから再び聞いてみましょう。
学習してから聞いてみると、前回より比べ物にならないくらい聞き取りやすくなっているはずです。
このように、ディクテーションの学習方法は「聞く→勉強する→聞く」の繰り返しです。ディクテーションなら、隙間時間でも効率よく勉強できます。
日本のニュースを英語で視聴しよう
ある程度のボリュームや会話スピードに慣れてきたら、テレビやYouTubeを使って勉強することも効果的です。
テレビニュースの2ヶ国語放送や、YouTubeで海外メディアが発信する日本関連のニュースを英語で聞いてみましょう。
YouTubeなら動画の再生速度を変えられるので、自分のレベルに合わせて勉強を進められます。
初心者がやりがちな英語の勉強法
聞く・読む・話す・書くのどれかに偏った勉強法
英語は、生活のなかで実際に使われるコミュニケーションツールです。
リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つの技能を、必要に応じて使わけなければなりません。
勉強法も同じで「手で書く」、「目で文字を追う」、「声に出して発音する」、「自分の話す英語の声を聞く」などをバランス
良くおこない、五感をフル活用することでどんどん得意になっていきますよ!
習慣化されていない勉強法
英語を習得しようと考えたときに、一番大切なことは継続です。
継続することで英語に触れることに慣れていきますし、一度学習した内容も繰り返しおこなうことで身につきます。英語の勉強を習慣化しない限り、上達は難しいでしょう。
習慣化できない原因としては、モチベーションの上下があげられます。モチベーションに左右されるやり方ではなく、英語の勉強する時間を1日最低30分は取るなど、半強制的に習慣化することが重要です。
英語を聞き流すだけの勉強法
先述したように、多聴という学習方法があります。しかし、この学習方法は初心者にはおすすめしていません。
英文法や単語をしっかり理解できない状態で聞き流していては、その意味を理解できないからです。
まずは単語や熟語、文法の知識を十分に蓄えて、自分が聞き取れるレベルの教材からリスニングを学習しましょう。
英語をいろんな教材で中途半端に学習する勉強法
英語だけでなく、どの科目にも共通することですが、参考書や問題集は1冊だけに決めることが大切です。これと決めた参考書や問題集をボロボロになるまで読み返しましょう。
英語学習は、地道な努力が必要なため、すぐには勉強の効果が実感できません。英語が上達した実感がないと「この参考書じゃだめだ」「友人が使っている問題集がよさそう」と目移りしてしまいがちです。
しかし、市販の参考書や問題集で1冊で学習内容が不足しているものはありません。
参考書や問題集を集中して使えば、必ず実力はついてきますよ!
一つひとつの単語を和訳したり意味を理解しようとする勉強法
英語は決して「英語を日本語に訳す能力」ではありません。
単語一つひとつの日本語訳はひとまず置いておき、英語を使えるようになることを意識しましょう。
日本語と英語の表現方法や思考形式は大きく異なります。
冗長なうえに、主観的になりがちな言語である日本語とは対照的に、シンプルかつ冗長な表現が少なく、客観性にも気をつけられているのが英語です。
英単語1つとってもいろいろな意味があり、すべてを知らないと不便なこともあります。とはいえ全部を覚えるのは簡単なことではありません。
単語の日本語訳やその言葉を理解するのもよいですが、感覚で学んでいくのも大切です。
やることが具体的に決められていない勉強法
英語の勉強において、習慣化と同じくらい大切なのが、具体的な行動目標です。
たとえ毎日英語学習の時間を確保していたとしても、その時間で漠然と「今日は単語を覚える」「今日は音読する」など曖昧な内容だと、最終的な目標がわからなくなってしまいます。
自分で立てた目標に対し、「いつまでに」「何を」「どのくらい」できるようになっているのが良いのか整理し、具体的に数値目標として持っておくことが大切です。
そうすることで迷いなく、確実に英語学習を進めることが可能です。
レベルにあっていない勉強法
英語学習をしている方のなかには、自分の英語レベルを把握できてないまま「難易度の高い長文読解の問題に1日2時間取り組もう」などの目標を掲げていないでしょうか。
最初は意気込んで取り組むことができるかもしれません。しかし、自分のレベルにあっていない勉強をしていると、難易度が高すぎて挫折してしまう可能性もあります。
また、基礎が固まっていないために、結果として英語が身につかない事態に陥るかもしれません。
自分の英語の理解度を把握して勉強の内容を決めることが大切です。
すぐに英語を習得したい、資格取得などの目に見える成果を出したいなどの気持ちはわかりますが、長期的な目線で少しずつ英語を身につけていきましょう。
英語の勉強の三日坊主を防ぐポイント
英語初心者の中には、英語の勉強に挫折して諦めてしまう方もいるかもしれません。
英語の勉強の三日坊主を防ぐためには下記の2つが重要です。
期間を自分で決める
英語の勉強で目標を掲げたとしても、具体的な期間を決めないとモチベーションが維持できず、なかなか長く続きません。
三日坊主になっているならば、「3日間でここまで覚える」など目標と期間を自分で決めて、まずは3日継続できるようになりましょう。
慣れてきたら無理のない範囲で期間を延ばしていくことで、英語のレベルや継続力が身についていきます。
英語の勉強の過程や成果を可視化する
英語の何を勉強したかの過程や、どこまでできるようになったかの成果を記録して可視化することは三日坊主を防ぐうえでとても重要です。
自分の努力を可視化できる状態にしておくことで、「英語が苦手な自分でもここまでできた」という自信につながります。
三日坊主の方はぜひ、過程や成果を可視化して英語の勉強に取り組んでみてください。
英語を勉強する環境を整える
勉強をする際に集中できる環境になっているかどうかは非常に大切なポイントです。
机や部屋が散らかっているならば、整理整頓し勉強の妨げになるものは置かないようにしましょう。
自室で勉強に集中できない場合は、他の部屋に移動する、カフェや図書館で勉強するなど自分が最も集中できる環境を見つけましょう。
初心者でも英語に苦手意識を持たないことが大切
今回は、英語初心者でもできる英語の勉強法を紹介しました。重要なポイントをおさらいすると…
毎日学習を続けていれば、遅くとも半年過ぎた頃には、「前より英語が好きになっている」と実感するときが来るでしょう。
焦らずコツコツと勉強を続けていきましょうね!