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運動の楽しさを伝えるNPO法人「熊本アスリートワーク」を取材!心身の成長につながる取り組みとは

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「運動は苦手だけどするのは好き」「足が速くなりたい」、そんな思いをもつ子どもは少なくありません。

親として運動の楽しさや、足が速くなる方法を子どもに教えてあげたいとは思っても、時間や経験値の問題でなかなかできないとお悩みの方はいるのではないでしょうか?

「NPO法人熊本アスリートワーク」では、子どもに運動の楽しさや本格的な走る技術を学ばせることができます。

熊本県熊本市にあり、幼児から大人まで各世代の垣根を越えた総合陸上競技クラブです。

今回は、NPO法人「熊本アスリートワーク」代表の大貫 智義(おおぬき ともよし)さんにお話を伺いました。

陸上界の卵を発掘・育成する「熊本アスリートワーク」

熊本アスリートワーク

ー本日はよろしくお願いいたします。まずはNPO法人「熊本アスリートワーク」の設立の経緯や概要について教えてください。

大貫 智義さん(以下、大貫):長年の陸上経験を活かし、優秀な陸上選手を発掘・育成し、陸上界のレベルを底上げしていきたいという思いと、私自身が陸上競技によって人生の助けになったことに感謝し、陸上競技の世界に恩返しをしたいという思いで立ち上げました。

2011年4月に「熊本アスリートワーク」を創設し、その半年後にNPO法人資格を取得して現在の形になりました。

子どもへの選手育成では、若いうちに優秀な人材を潰さないよう、体と心の両方の観点からの指導が大切と考え、各年齢に見合った練習内容の量と質を常に考え指導しています

また、活動は選手育成だけではありませんので、多くの方が我々の団体を通じてスポーツの楽しさを体感してもらえたら嬉しいですね。「No Sports No Life」を楽しんでいただきたいと思っています。

体を動かすことで子どもたちの楽しいを育てる

熊本アスリートワーク

ー「NPO法人熊本アスリートワーク」がおこなっている活動について教えてください。

大貫:「陸上クラブ」「ランニングクラブ」「スイミング教室」「スポーツ家庭教師」の4つが主な活動になります。

陸上クラブ」は、陸上初心者からトップアスリートを目指す選手、生涯スポーツとして取り組んでいるマスターズ選手と、幅広い層が対象です。

練習内容は年齢によって「小学生」「中学生以上」「マスターズ」という3つのクラスに分かれています。

「小学生」は走ることの基本や技術練習に加え、低学年と高学年というように、2~3グループに分けて練習を行っています。また種目別(短距離・長距離・跳躍・投てき)に分けての練習も行っています。

「中学生以上」は適性種目の見極めから専門的な練習プログラムまで、「マスターズ」は自己記録への挑戦になりますね。

ランニングクラブ」は主に大人の方が所属していて、マラソン大会に出場することを前提にはしていますが、上位入賞を狙うのではなく、あくまでマラソン自体を楽しむことを目的とした初心者が中心のクラブです。

スイミング教室」は小学生が多く所属していて、10人以下の少人数を目安に公共のプールを使って活動しています。

全く泳げない子からそこそこ泳げるくらいの子までがおり、水泳選手を目指すわけではなく、「クロール」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」の4泳法の取得や、最低限の泳力をつけることが目的です。

スポーツ家庭教師」は簡単にいうと体育の家庭教師です。「熊本アスリートワーク」を始める前からやっている活動で、走ることを中心に、マンツーマンや兄弟で行うため、きめ細かい指導ができるので効果的です。

あとは新規事業として「出張かけっこ教室」をおこなっています。PTA 行事や子ども会の企画催し物として依頼されなど、現地に出向いておこなうものになります。

また、毎年行っている「スポーツイベント」としては、小学生を対象として、春休みと夏休みにかけっこ教室を開催しています。

3~5日間という短期集中型の教室ですが、 毎回募集定員いっぱいになる人気のある教室となっています よ。

楽しむことで心身の成長につながる

熊本アスリートワーク

ーそれぞれの活動に参加することでどのようなことが学べるのでしょうか?

大貫:活動内容は違えど、まず体を動かすことを楽しんでもらいたいのが一番ですね。

たとえば「陸上クラブ」では、走ること自体が楽しいと感じようになると、次のステップとして体の動かし方を考えるようになります。

「こうやって動かしたらうまくいく」「こういう風に動かしたら思いどおりに動く」というように自分で考えて研究するわけですね。

そして我々が今までやってきた陸上の専門的な知識を教えてあげることで、タイムが縮み速く走れるようになり、子どもたちが喜ぶわけです。

なにかを成し遂げたときの喜びはすごく大事で、次へのモチベーションにもつながりますよね。

さらに体を鍛えることでタイムをより縮めることもできますが、成長の根底にあるのはスポーツを楽しむこと、そして達成感を味わせてあげることが大事なんだと思っています。

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長く地域に根付くスポーツクラブを目指して

熊本アスリートワーク

ー今後の展望について教えてください。

大貫:「熊本アスリートワーク」をゼロから立ち上げて10年が経ちましたが、今後は熊本のなかで一番認知されるようなクラブにしていきたいと思っています

また、将来的には「熊本アスリートワーク」から、オリンピック選手が出てほしいという夢もありますね

さらに先の話をすると、20年から30年、そして100年先にもずっと続いていく、息の長いクラブになっていってほしいと思っているので、実現できるように日々考えて活動をしています。

ー最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

大貫:どんな人も、基本的に体を動かすのは好きだと思うんですね。

もちろん運動が苦手な人もいますけど、まずは体を動かすことは「楽しいこと」「健康的で気持ちのいいこと」、そう感じられる機会を次々と提供できるクラブでいたいと思っています。

「熊本アスリートワーク」は競技性だけでなく、「スポーツの本質」を楽しむことを大前提としているので、そんなに構えることなくきてほしいです。

なので運動が好きな方はもちろん、ちょっと運動が苦手に感じてる方も、気楽にお問い合わせいただけたらと思っています。

ー本日は貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました!

取材協力:熊本アスリートワーク

坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

Ameba塾探し 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「Ameba塾探し」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。