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5歳から参加できる「NPO法人大分ラグビースクール」を取材!子どもに身につく自主性と協調性

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大学生のスポーツというイメージの強いラグビー。なかには子どもにさせるのは危ないと思う方もいるかのではないでしょうか。

実はラグビーは子どもでも安全に楽しめて、心身ともに鍛えられるスポーツなんです。

今回は、「NPO法人 大分ラグビースクール」事務局長の上野 隆信(うえの たかのぶ)さんに同スクールの活動内容について話をうかがいました。

ラグビーを通して子どもが得られるものは幅広く、豊かな人間性も養えるのも魅力なのだとか。

子どもにスポーツをさせたいとお考えの保護者の方は、ぜひラグビーに注目してみてはいかがでしょうか。

50年以上の歴史をもつラグビースクール

大分ラグビースクール

ー本日はよろしくお願いします。まず「大分ラグビースクール」の設立経緯や活動目的を教えてください。

上野 隆信さん(以下、上野):「NPO法人大分ラグビースクール」は、未就学児(年中)から中学生までの幅広い年齢の子どもが参加できる、1967年に設立した50年以上の歴史があるラグビースクールです

大分国体優勝を機縁に、ラグビー競技人口底辺拡充のため少年ラグビーチームをつくろうと立ち上げられたと伝え聞いています。

私たちは、ラグビーを通じて子どもたちに、明るくたくましい心身をつくるとともに自主性や協調性を養う、という目的を持って活動しています

ラグビーを通して自主性や協調性も身につく

大分ラグビースクール

ー活動内容や子どもたちが学べることについてお聞かせください。

上野:小学生は、「日本ラグビーフットボール協会」のカテゴリーとして、“グレード1(小学5・6年)” 、“グレード2(小学3・4年)”、“グレード3(小学1・2年)”というように分けられていますが、子どもたちの安全を考慮して、活動は各学年ごとにおこなっています。

グレード3はタックルのない「タグラグビー」のでの活動となり、ラグビーを教えるというより、ラグビーボールを使って色々なプログラムを行い、ラグビーの楽しさや興味を深められる内容です。

楽しみながらの活動の中に、挨拶やルールを守ることの大切さ、人の話をきちんと聞くことなど、団体行動でのマナーが身につくよう指導するようにしています

グレード1・2に進級するにつれ、人数が多くなったり、グラウンドが広くなったり、タックルなどのルールが変わってくるので、身体づくりやルールについての学習もしっかり取り入れています。

中学生は、1年生から3年生までが一緒に活動していますが、個人の体力やスキルの習熟度に合わせカテゴリー分けをし、それぞれがラグビーを楽しみながら、仲間への思いやりや親への感謝の心、自主性、協調性を身につけることができるように指導しています

保護者もラグビーの楽しさを共有する指導者に

大分ラグビースクール

ー指導者にはどういった方々がいるのでしょうか?

上野: 指導者は全員ボランティアになります。9割がラグビー経験者で、自身の経験から得たラグビーの楽しさ、つらいときに頑張れるポイントなどを、愛情をもって子どもたちに伝え共に成長させて貰っています。

現在指導者は34名おり、一人ひとりの成長に目が届くように、ひと学年に4名ずつほど担当しています。

子どものスクールへの参加をきっかけに指導者になった人がほとんどで、なかには大学や社会人の強豪チームでプレーしていた人や、現役のトップレフリーの方もいます。

もちろん保護者の方以外でも、少年たちとラグビーがしたいと志願して活躍してくれている人もいるんですよ。

ースクールへの見学や体験は可能ですか?

上野:見学・体験は随時受け入れていますが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まず初回は見学をしたうえで次回より体験をお願いしています。

活動は主に土・日曜日におこなっていて、ホームページでもスケジュールを公開しているので、そちらに合わせていつでもお越しください。

また、大分県や大分市の協会で開催しているラグビー体験会に参加したのをきかっけに、「大分ラグビースクール」へ興味を持ってくれる方も多いですね。

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ラグビー経験が豊かな人間育成になることを願って

大分ラグビースクール

ー今後の展望をお聞かせください。

上野:先人たちが築いてくれた大分ラグビースクールの伝統を守りながら、自主性や協調性、人間形成の部分を大切にした活動を続けていきたいです。

子どもたちにはラグビーを通していろいろな経験を積んでもらい、高校・大学・社会人でもラグビーを続け、将来社会に貢献出来るよう豊かな人間性をもった大人に育ってくれることを目指して、今後も取り組んでいきたいと思います。

ー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

上野:ラグビーと聞いて「怖い、危ない」といったイメージをもたれている方も多いと思いますが、安心いただける要素も多いのです。

「大分ラグビースクール」ではそれぞれのカテゴリごとにメニューを組んで、安全対策をしっかりおこなってって練習・活動をしています。

興味がある方はぜひ一度グラウンドに足を運んでいただき、ラグビーの楽しさに触れていただけるとうれしいです。皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

ー今後ラグビーの魅力がよりたくさんの子どもたちに広まるといいですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

■取材協力:NPO法人大分ラグビースクール

坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

Ameba塾探し 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「Ameba塾探し」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。