ヨガといえば、瞑想を思い浮かべる方が多いかもしれません。
そんな“静”のイメージとはちょっと違う、親子の笑顔あふれるヨガ教室が東京都練馬区の石神井にあります。
明るいひまわりがシンボルマークの「LYIM YOGA‐リムヨガ」には、赤ちゃん連れのお母さんや、小さな子ども、ときにはお父さんの姿もあります。
今回は、「LYIM YOGA‐リムヨガ」代表の堀内 里紗(ほりうち りさ)さんに、お話を伺いました。
親子で体験できるヨガ教室に興味のある方は、ぜひご一読ください。
ヨガのよさを伝えるとともに、ママの居場所を作りたい
ー本日はよろしくお願いします。まずは「LYIM YOGA‐リムヨガ」を設立された経緯を教えてください。
堀内 里紗さん(以下、堀内)：「LYIM YOGA‐リムヨガ」ができる前、私はヨガインストラクターとして、すでに練馬区の石神井でヨガ教室を開いていました。
教室を開いて2年が経ったころ、このまま教室を続けていくか、迷っていた時期がありました。
そのとき、ありがたいことに生徒さんたちから「教室を続けてほしい」という要望をいただき、皆さんの後押しがあって2018年12月にリニューアルオープンしたのが「LYIM YOGA‐リムヨガ」です。
実は私は大阪出身で東京が地元ではありません。でも、約2年間石神井で教室を開催しているうちに、自分にとってここが「帰る場所」というか、ホームのようになっていることに気がついたんです。
ヨガのよさを伝えることはもちろんですが、地域の方や、私のように外から来た人にとっての居場所を作りたいという思いもあり、同じエリアで教室を続けることにしました。
誰もが笑顔になれるアットホームな空間
ーどのような活動をされているのか教えてください。
堀内：「グループレッスン」では、ベーシックなヨガクラスのほか、骨盤調整ヨガやボディメイクヨガなどのクラスがあります。
最近はピラティス(筋肉をつけるエクササイズ)にも力を入れているので、クラスを増やしています。
「プライベートレッスン」は、マンツーマンの整体施術とタイ古式マッサージが中心です。
ヨガだけでなく、ボディワークと心身のケアを通して、生徒さんが笑顔になれるものを積極的に取り入れる、というのが私の考えです。
アットホームな空間の中で、自分のできる範囲で練習し、笑顔でいられる時間を増やしていっていただきたいと思っています。
生徒さんは0歳の赤ちゃんから80代まで、幅広い年代の方が通ってくださっています。
「出張レッスン」もおこなっていまして、私もいくつか担当しています。
コロナ禍になってから「オンラインレッスン」も始めましたが、今までのようにスタジオに来られる方も多いですね。
もともとクラスが少人数制でパーソナルスペースが広いですし、窓が多くて換気もしっかりできていますので、安心してレッスンを受けていただけると思います。
アメリカでは「キッズヨガ」はスタンダード
－「親子(おやこ)ヨガ」「キッズヨガ」「ベビヨガ」ついて、詳しくお聞かせください。
堀内：「おやこヨガ」は、3歳から小学校6年生までの子どもと、お母さんお父さんが参加できるよう、土曜日に開催しています。
また、平日には、不定期ですが児童館やスタジオで、3歳以下の子どもとお母さん向けの「おやこヨガ」もおこなっています。
現在は日曜日を中心に3歳〜小学生向けの「キッズヨガ」をおこなっており、今後は平日を含めた他の曜日にも幼児向け、小学生向けのクラスを増やしていく予定です。随時スケジュールをご確認いただき、ご質問などはお気軽にお問い合わせください。
アメリカでは小学校で取り入れられているくらい普及しているんですが、日本ではまだまだ知られていませんので、もっと広まるといいなと思って、保育園や幼稚園などに働きかけています。
ネイディブスピーカーの講師が担当し、英会話とヨガが一緒に学べる「英会話キッズヨガ」も、近々始める予定です。
「ベビヨガ」は、2カ月～12カ月の赤ちゃんと産後ママが対象です。
赤ちゃんの体をマッサージしたり、歌を歌いながら体を動かしたりするクラスと、産後ママの体の状態に合わせてヨガをする、ママ優先のクラスがあります。
「LYIM YOGA‐リムヨガ」では、親子で安心して通っていただけるように、小さい子どもが触って危ないものは、手の届くところに置かないようにしていますね。
講師の半分ほどが子どものいるママです。子どもクラスの資格をもっている講師も多く、子育てをするママやパパたちにも安心のスタジオです。
ーレッスンのスケジュールや料金について教えてください。
堀内：レッスンは1回60～70分のクラスが多く、料金はグループレッスンは基本的にどのクラスも同じです。
回数券を使えば1回2,200～2,400円、マンスリー券を購入していただければ、もっとお得に通うことができます。
キッズヨガだけは料金が安いので、回数券を別に作っています。
教室のスケジュールは、朝一番のクラスは9時30分から、夜は8時もしくは8時30分から始まるクラスが最終です。
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親子向けのヨガをもっと広げたい
ー今後の展望についてお聞かせください。
堀内：石神井の地域は子どもがたくさんいるのに、親子の居場所が少ないんですよね。
現在は、児童館もキャンセル待ちしなくてはならない状況で、ますますママたちの行き場がなくなっています。
そこで「LYIM YOGA‐リムヨガ」が、少しでも親子がリフレッシュできる場所になればと思い、少人数クラスを増やし、消毒などの感染予防対策を徹底し、できることを継続してやめないことが大切だと思っています。
もう1つの展望しては、埼玉県（北葛飾郡杉戸町）に、生徒さんと合宿で利用しているヨガ道場があるのですが、埼玉の道場でも、キッズヨガやベビヨガを開催したいと思っています。
もちろん、「LYIM YOGA‐リムヨガ」の生徒さんとの合宿も続けていくつもりです。
ヨガ合宿というと「大人が集まって瞑想する」というものが多いのですが、埼玉の道場は自然の中にありますので、「ヨガ」と「アクティビティ」と「自然」を楽しみながら合宿をおこなうことができます。
ですので、子連れで参加する方が多いのです。
私自身ももうすぐママになりますので、今後は石神井でも埼玉でも、親子向けにヨガのよさをもっともっと広めていきたいと思っています。
ー最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。
堀内：ママはとても忙しいですし、今はこんなコロナ禍で、考えなくてはいけないことがいっぱいで心配も多いと思います。
どうしても自分のことを後回ししがちなので、お母さんには、自分の時間をちゃんととってほしいなと思っています。
お母さん自身が幸せでないと、子どもにも影響してきます。ですから、教室では親子で一緒に、楽しく運動して、そしてたまには、子どもが幼稚園や学校に行っている間に、お母さん自身がリフレッシュできる時間を作ってもらいたいですね。
ヨガは初めて、という方向けの体験もありますので、ぜひ一度、スタジオに遊びに来てください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力：LYIM YOGA‐リムヨガ
