NPO法人「春日イーグルス」は総合型地域スポーツクラブ!その活動内容とは

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福岡県の春日市にあるNPO法人「春日イーグルス」は、子どもたちにスポーツを通してさまざまな教育をおこなう総合型地域スポーツクラブです。

「春日イーグルス」の歴史は古く、1980年に春日市の子どもたちを対象としたサッカー教室から始まりました。


2002年に特定非営利活動法人となり、国内にとどまらず海外の育成現場にも目を向けています。

今回は「春日イーグルス」代表の杉山 活明(すぎやま かつあき)さんに、どのような活動をおこない、子どもたちを指導されているのかお話を伺いました。


  1. 「春日イーグルス」は市と連携した新しい形のスポーツクラブ
  2. スポーツの持つ公平性と平等性を伝えたい
  3. 仲間と一緒にスポーツの力を通して社会貢献をしたい

「春日イーグルス」は市と連携した新しい形のスポーツクラブ

春日イーグルス 代表

ー本日はよろしくお願いします。まずは「春日イーグルス」の概要を教えてください。

杉山 活明さん(以下、杉山):春日イーグルス」は、1980年にサッカークラブとして創設され、初代理事長が就任してからは、日本にはない「ヨーロッパ型のスポーツクラブをつくろう!」という方針で活動しています。

はじめは有限会社としてスタートしたのですが、活動の規模を拡大するために2002年に特定非営利活動法人の法人格を取得しました。

現在は「サッカー
に加え、「バドミントン」や「走り方教室」、大人や高齢者向けの「3B体操」といった、全部で4種目のスポーツ教室をおこなっています。

在籍人数は1,200人弱で、幼稚園の年長から60歳を超えるシニアの方まで、幅広い世代がスポーツを楽しんでいます。

また、「春日イーグルス」は設立当初から春日市との連携を大事にしており、スポーツクラブの活動を通して春日市の行事にも協力しています。

スポーツの持つ公平性と平等性を伝えたい

春日イーグルス 生徒

具体的にどのような活動をされているのでしょうか?

杉山:4つの種目のスポーツを扱っていますが、「サッカー」の活動がメインで、全体の9割を占める会員が在籍しています。

幅広い層で活動していて、特に小学生が多いですね。

サッカー」の活動は大きく2つのグループ分けをしていて、小学3年生までを「サッカースクール」、小学3年生以上を「サッカークラブ」としています。

「サッカースクール」はサッカーの楽しみ・基礎の習得をメインとして、春日市の11の小学校ごとに活動しています。

「サッカークラブ」は学年・習熟度を考慮してチーム編成をおこない、週末の試合に向けて練習するサイクルにしています。

バドミントン」は小学生と中学生がメインで、80人ほどの規模で活動しており、もうすぐ20年目を迎えます。

3B体操」もバドミントンと同じ時期にはじまり、年齢層は40歳くらいの方々がメインで、70歳を超える方もいらっしゃいますね。

また「走り方教室」は小学生をメインに25名ほどが活動しており、ここ2~3年はコーチを中心に活気のある練習をしています。

ースクールや教室ではどんなことを大切にして指導されていますか?

春日イーグルス 生徒

杉山:私たちが子どもたちの教育で大切にしていることは、スポーツの平等性や公平性を伝えることです。

サッカーにおいて、競技力を上げることはもちろん大事にしています。でも、競技力を磨くことを最優先にすることは疑問符がついたんです。

まず、スポーツをみんなで楽しむこと、それを通して競技力が上がると思っています。

スポーツは確かに子どもによって競技力や実力に差が生まれますが、練習や試合の頻度は公平であって平等でなければいけないと思っています。

「春日イーグルス」では、競技力の高い子どもも低い子どもも練習時間や試合の回数を一緒にして、いかに同じようにスポーツを笑顔で楽しめるかを大事にしています。

また、スポーツを楽しむこと通して、人として成長していってほしいです。

ー指導をおこなっているコーチは、どのような方が在籍されているのでしょうか?

春日イーグルス 指導

杉山:社員として「春日イーグルス」のコーチとして「サッカー」で8人、「バドミントン」で1人勤務しています。

大学生のコーチがたくさんいまして、そのほとんどが「春日イーグルス」で育った選手です。大学生は若さと情熱があるので、子どもたちにもいい刺激になっています。

また、就職したあともコーチを続けてくれる人も多く、コーチとしての経験と社会人としての経験、この両方を兼ね備えた人材が、将来「春日イーグルス」が発達する上で大事な財産になると思っています。

ーサッカークラブやスクールでは、試合や大会などに参加することがあるのでしょうか?

杉山:「春日イーグルス」内で、小学校3年生以上の小学生は「Eリーグ」という、学年や競技力の差によってチームを1~5部に分けたリーグ戦を年間30試合ほどおこなっています

中学生と高校生は、近隣のチームで構成した「BOEリーグ」というのをおこなっています

またカテゴリーごとの各トップチームは、対外大会に参加しています。

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仲間と一緒にスポーツの力を通して社会貢献をしたい

春日イーグルス 生徒

ー「サッカー」を習いたいお子さんに向けて何かお得なキャンペーンはありますか?

杉山:サッカー」の場合、年長と小学1年生のお子さんを対象に、入会月と翌月の会費が無料になる「2ヶ月間会費無料キャンペーン」を実施しています

小学1年生からサッカーを始めてもらい、6年間かけて私たちと一緒にサッカーを楽しんでもらいたいという想いがあります。

スタートの金額を低くすることで、入会しやすいように設定しています。

ー今後の展望を教えてください。

杉山:スポーツってすごく力を持っていると思うんですね。

私たちはその力を使って、スポーツが文化になっていったり、子どもたちにとって大切なものになっていくのを目指しています

引き続き春日市と協力し、「春日イーグルス」に入ったすべての人が笑顔で楽しめるように、また、一緒に試合をする近隣のチームの方たちとも楽しめるように活動していきたいですね。

海外のサッカーチーム、特にイングランドプレミアリーグチームなどは、彼らのサッカーは文化になっていて、社会貢献度が非常に高いんです。

そういった海外のサッカー文化を、みなさんと共に日本でもつくっていきたいと思っています。

運動が苦手な子どもやちょっと学校が苦手な子ども、そういう子たちにもサッカーをやってもらいたいし、サッカーをやって笑顔になってもらいたいです。

まだまだ私たちがアプローチできるものがあると思いますし、多くの人たちとともにスポーツの力を通して社会貢献をしたいと思っています。

ー最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

杉山:私たちは、「すべての子どもたちを笑顔にする」ということを全スタッフで目指しています。

機会がありましたらぜひ「春日イーグルス」に入っていただいて、私たちと一緒にスポーツを楽しみましょう!

ー本日は貴重なお話をありがとうございました!

取材協力:春日イーグルス

坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「テラコヤプラス by Ameba」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。