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NPO法人「熊本子ども囲碁普及会」を取材!さまざまな能力が身につく頭脳ゲームの魅力について聞いてみた

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囲碁に対して、「ルールが難しそう」「年配者が好む娯楽」というイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。

しかし囲碁は、思考力や集中力、コミュニケーション能力まで養われると、子どもたちの習い事として密かに人気沸騰中

囲碁を授業に取り入れる学校が増えてきているのもそういった背景があるようです。

そこで今回は、熊本県で囲碁の普及活動に尽力する、NPO法人「熊本子ども囲碁普及会」理事長の奥薗 惣幸さんにお話を伺いました。

子どもの知育に役立つ習い事や、さまざまな能力が向上する習い事を探している保護者の方は、ぜひご一読ください。

熊本県内の囲碁教室が集結!NPO法人「熊本子ども囲碁普及会」とは

佐土原子ども囲碁教室の子どもたちが囲碁をしている画像

ー本日はよろしくお願いいたします。初めに、NPO法人「熊本子ども囲碁普及会」は、どのようなことを目的とした団体なのでしょうか?

奥薗 惣幸さん(以下、奥薗):私たちは、団体名の通り、子どもたちに囲碁を教え、広めている団体です。

熊本県内にある、数か所の子ども囲碁教室が集まって、互いに交流しながら活動の幅をもっと広げようと、2013年にNPO法人として発足しました。

現在は、熊本市、人吉市、玉名市、阿蘇市にある、12の子ども囲碁教室が加入しています。

子ども囲碁大会を軸に“囲碁普及モデル事業活動”も

ボンド杯交流大会の様子の画像

ー熊本子ども囲碁普及会では、主にどのような活動をおこなっているのでしょうか?

奥薗:主な活動は、子ども囲碁大会の共同開催です。

年4回交流大会を開催しているほか、地元の放送社や、新聞社が主催する冠大会、全国囲碁大会の県予選などもおこなっています。


そのほかに「囲碁普及モデル事業」として、学童保育などへ出向いて子どもたちに囲碁を教える取り組みがあり、県内10箇所ほどで実施していました。

この活動は、2016年に発生した熊本地震以来中断しているのですが、コロナ禍が落ち着いたら再開したいと考えています。

また、熊本地震後、鹿児島から慰問の機会をいただいたり、上海からも足を運んでくれる団体があったりと、囲碁を通して、県外や海外の団体とも交流を深めています。

囲碁は、幼稚園から、小学校、中学校、高校、さらに大学にまで授業として導入され、広まっていると聞きました。 それほど囲碁を通して身につく能力が大きいのでしょうね。

また、「熊本子ども囲碁普及会」のある熊本市東区には、塾・学習塾も充実!

囲碁教室にあわせて、塾・学習塾への入塾も検討している方は、ぜひ熊本市東区 塾・学習塾 ランキングから検索してみてくださいね!

多くの子どもたちが参加する「交流大会」や「対戦イベント」を毎月開催予定

代表選で子どもたちが戦っている画像

ー今後開催予定の子ども囲碁大会や、イベントなどがあれば教えてください。

奥薗:今年は、熊本子ども囲碁交流大会や、県予選などの開催を予定しています。

現在決まっているイベントは以下の通りです。

新型コロナウイルスのリスクレベルによって、延期や、中止になる可能性もありますので、最新情報は当ホームページをご確認ください。

10月9日第35回 熊本子ども囲碁交流大会
10月17日くらしき吉備真備杯こども棋聖戦熊本県予選
11月14日第36回 熊本子ども囲碁交流大会・ジュニア本因坊戦熊本地区予選
12月19日第26回 熊本青少年囲碁の集い


交流大会には、当団体に加入している12教室の生徒さんを中心に、多くの子どもたちが参加
しており、コロナ禍以前には多いときで165名の参加がありました。

現在も毎月さまざまな大会や、イベントを企画していますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定通りに開催できないのが一番の悩みですね。

囲碁大会にもZoomなどといったオンラインツールを活用すればよいのかもしれませんが、やはり対面での交流を大事にしたいので、開催できるまで待ちたいと思っています。

“囲碁を通して身につく力と魅力”を子どもたちに広めたい

交流会で子どもたちが大勢で囲碁をしている様子の画像

ー熊本子ども囲碁普及会のこれからの展望や、思いをお聞かせください。

奥薗:私たちが子どもたちに囲碁を教えている理由は、自分自身が囲碁をしていて本当によかったと思うからです。

囲碁では、集中力や、頭の使い方が鍛えられるとともに自立心が育てられます。

またこの活動では、仲間との交流を通してコミュニケーション能力も身につけられるんです。

年長生が年少生に教えたり、小さい子がお兄ちゃん・お姉ちゃん世代に挑戦したり、縦社会のなかでさまざまな交流があるのも、囲碁教室や、交流大会の魅力だと思うんですよね。

そして囲碁はスポーツと同じで、国籍や世代関係なくみんなで楽しめて、仲よくなれるツール。

例えば、おじいちゃんとお孫さんに共通点はないけれど、囲碁を介せばおじいちゃんとお孫さんが一緒に楽しめるなんて素敵じゃないですか。

今後もコミュニケーション能力を高める活動の一環として、年配者と合同の大会や、国際交流などの取り組みも広げていければと思っています。

ルンビニー幼稚園で女の子が囲碁をしている画像

ー最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。

奥薗:私たちは囲碁が大好きで、囲碁は子どもの人生を楽しくするひとつの手段だと思っています。

囲碁は難しそう、古臭いといったイメージもあるかもしれませんが、固定観念は払拭して、まずは体験してみてほしいですね。

また、当団体では、応援団(賛助会員)を随時募集しています。

会費は法人会員が10,000円、個人会員が3,000円となっていて、私たちの子ども囲碁普及活動は、応援団のみなさんからのご支援によって支えられています。

コロナ禍のなかでのご支援は、激励をいただいているようで本当に勇気づけられていると感じますね。

今後もこの活動を通して、子どもたちに囲碁の楽しさを広めていきたいと考えていますので、ぜひ応援いただけるとありがたいです。


ー本日は貴重なお話をありがとうございました。


■取材協力:NPO法人 熊本子ども囲碁普及会

坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

Ameba塾探し 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「Ameba塾探し」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。