思考力や想像力も養えるボルダリング知育教室「のぼちー」に潜入取材!

思考力や想像力も養えるボルダリング知育教室「のぼちー」に潜入取材!の画像

オリンピック競技大会の追加種目として正式に決まった、スポーツクライミング(ボルダリング)。近年、日本でもボルダリングが体験できる施設が増え、注目を集めています。

子どもから大人まで楽しめるボルダリングですが、体力をつける以外に集中力や精神面も養えるとあって子どもの習い事としても人気 

ボルダリング教室について親世代の方にアンケートを実施したところ、「頭を使うので賢くなりそう」「体力やバランス感覚がつきそう」「親子で楽しめそう」といった好意的な意見がある一方で、「怪我が心配」「費用が高そう」という心配の声も…。

そこで今回は、ボルダリング知育教室「のぼちー」を運営している、hummingbird(ハミングバード)の井上 志都子さんと、実際に子どもを通わせている保護者の方にインタビューをしました。

子どもの習い事としてボルダリング教室が気になっている方、子どもがボルダリングを習うメリットについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

  1. ボルダリング知育教室「のぼちー」講師の井上さんにインタビュー
  2. 子どもを「のぼちー」に通わせている保護者にインタビュー
  3.  実際の教室の様子を知りたい方はテラコヤプラスの公式YouTubeをチェック!
  4. 「のぼちー」の料金や教室の場所はこちら

ボルダリング知育教室「のぼちー」講師の井上さんにインタビュー

ボルダリング知育教室のぼちー講師井上さんが笑顔で回答している画像

まずは、ボルダリング知育教室「のぼちー」講師、井上志都子さんのインタビューからご紹介します。

―本日はよろしくお願いします。まず始めに、ボルダリング教室では身体能力以外に何が身につくのか教えてください。

井上 志都子さん(以下、井上):ボルダリングは自分の体を壁に当てはめて、どう登っていくかどんな動きがいいかと集中して考えるので思考力や想像力も身につき、地頭を鍛える効果があります

また、登り方を考えて、実際に登って、それを振り返ってまた挑戦するというボルダリングのプロセス自体がPDCAサイクル(結果に向けた学習と行動のサイクル)と同じで、そういった思考の習慣もつけることができます。

―想像以上に頭を使うスポーツなのですね。

井上:そうですね。あとはこの壁を登ろうと一生懸命頑張って挑戦することでチャレンジ精神も身につくので、心の強さを育てることができます。

―こちらでは未就学の時期からクライミング運動を経験させていますが、早期にボルダリングをさせることにどんなメリットがあるのでしょうか?

井上:はい、未就学時期にクライミング(ボルダリング)の運動をすることには3つのメリットがあると考えています。

1つは身体能力の発達ですね。未就学時期というのは神経系機能が著しく発達するといわれていて、その時期に全身運動であるボルダリングを経験することは身体能力の発達に効果的です。(スキャモンの発育曲線参照)

2つめは知能面の発達です。未就学時期に急成長する神経系機能に発達刺激を加えることで、知能の発達にも大きな効果があるといわれています。(スキャモンの発育曲線の神経型とベルレイの知能発達曲線の類似性より)

3つめは精神面の発達。自分で課題を選んで登り、登りを振り返ってまた挑戦することでチャレンジ精神だったり集中力だったりといった、心の強さを育てることができます。

お友だちが一生懸命頑張っているのを全力で応援して、全力で応援された側もまた全力で頑張るという、そういった心の育ちを、柔軟で吸収力が高いこの未就学期にこそ経験させたいなって思っております。

ボルダリングをすることで得られるメリットと男の子の画像

―逆に子どもの頃からボルダリングをさせることで、体への負担とかはないですか?

井上:はい、過度な負担はないと考えています。ボルダリングというのは、スイミングとか体操とかと同じように全身を使う運動です。手や足だけというように一部のパーツに過度な負担がかかるスポーツではないからです。

―バランスよく基礎体力をつけることができるのが、ボルダリングのいいところなのですね。

井上:そうなんです。体の基礎を作っていく未就学時期・幼児期にこそ、体の基礎運動として経験させたいなと思っております。

―こちらでは「のぼちー」と呼ばれる、ボルダリングと知育を掛け合わせたプログラムをおこなわれていますが、このプログラムを構想するきっかけを教えてください。

井上: 子育て、幼児教室の講師、クライミングの経験を通して3つの「不」の解消が、「のぼちー」によって実現できるのではと考えたのがきっかけです。

のぼちーで解消できる3つの不の画像

まず、1つめは「多忙な子どもたち」。自由に遊ばせたいけれど、才能を発見するための習い事もできる限りさせてあげたい…と、なかなかすべてに時間がとれない実態があります。そこで「のぼちー」は、学習面と運動面、両方を同時にできる習い事としてこれらが解消ができるのではないかと考えました。

2つめは、「ハードルが高い幼児教育」です。幼児教育は受験を目的とする教室が多く、受験を考えていないご家庭にとっては費用・時間ともに現実的ではありません。そこで「のぼちー」では小学校受験の分野の基礎を、受験を前提とせず学ぶことのできるプログラムにしました

3つめは、「クライミングユーザーの偏り」です。クライミング(ボルダリング)がオリンピック競技になったとはいえ、多くの人にとってはまだまだ身近なスポーツとはいい難く、その素晴らしさや魅力が十分に認知されているとはいえません。そこで「のぼちー」では、未来を担う子どもたちを対象とし、クライミングの魅力を体感してもらうレッスンをおこなっています

以上3つの「不」を解消するために、未就学児向け、未就園児親子向けのボルダリング知育「のぼちー」というプログラムを考案いたしました。

ボルダリング知育教室のぼちー講師井上さんが回答している画像
ボルダリングは、知育の要素も兼ね備えているんですね。

「のぼちー」の教室は、葛西駅と柴崎駅でジムを開講。

ボルダリング教室に合わせて、近隣にある塾・学習塾への入塾も検討している方は、ぜひ下記から検索してみてください!

葛西駅 塾・学習塾 ランキング
柴崎駅 塾・学習塾 ランキング

―保護者の方のアンケートで、「高いところから落ちたら怪我をしないのか心配…」と、安全面を不安視する声がありました。その点についてはどのような配慮をされていますか?

井上:はい、まず設備として衝撃を吸収する分厚いマットは必ず完備。あとはプロのセッターさん(のぼるルートを作る人)たちによるホールドのセットをおこなっております。また当校では、万が一のためレッスンの保険にも加入しております。

次に、落ち方の練習です。登っていてどんなに落ちないようにしていても、落ちることはあります。むしろ落ちるという経験が身体能力の向上にとってもすごく大事なこと。なので「のぼちー」では、落ちる練習を必ずしていて、上手な落ち方や、衝撃を逃がすような落ち方というものを練習しております

あとは、ゴール設定の工夫です。子どもたちが自分の能力を超えて高いところに登っていってしまわないように、子どもたちの能力や、習熟度に合わせたゴールの設定をしています。例えば横に行くコース、斜めにいくコース、ジグザグのコースなど、高さ以外の楽しみ方も工夫して用意しております。

―なるほど!登っている子の下には行かないように注意したり、落ち方を何回も覚えさせたり、子どもたち自身が安全にしっかり配慮できるような教え方をされているのがすごく印象的でした。

最後の質問になりますが、ボルダリング知育教室はどのようなお子さんにおすすめなのでしょうか?

井上:遊びながら自然に学べて、細かなゴール設定により成長実感が得やすい習い事なので、得意分野を作りたいとか、自信をつけたいといったお子さんに特におすすめしております。

―本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。

子どもを「のぼちー」に通わせている保護者にインタビュー

子どもをボルダリング教室に通わせている保護者2名の画像

続いて、お子さんを「のぼちー」に通わせている保護者の方へのインタビューをご紹介します。

―今回どのようなきっかけでこのプログラムを知ったのでしょうか?

保護者A:先生とは以前から知り合いで、ボルダリング教室を開くということを教えていただいたのがきっかけです。ボルダリングと知育の組み合わせに面白みを感じて、体験に行ってみたら子どもが楽しそうだったため始めました。

保護者B:私はインスタグラムでこの地域を調べていたときにたまたま出てきて、主人もボルダリングが好きなので、これはいいと思って体験に来てみました。

―今回このプログラムに参加しようと思った決め手を教えてください。

保護者B:ボルダリングと知育が一緒にできるというのがとてもユニークで面白いなと思って。ボルダリングは主人も好きなので、共通の趣味になればいいなと思って始めてみました。

保護者A:
まだ子どもは4歳で、数とか文字に興味を持ち始めたぐらいなのですが、ボルダリングで体を動かして楽しみながら数や文字を学んでいけたらいいなと思い、始めました。

―実際に足し算をしながら登っていましたが、通っていくなかで何かお子さんに変化を感じることはありましたか?

保護者A:右手と左手の認識が通う前は曖昧だったのですが、最近「右どっち?」と聞いたら、「こっち」とすんなりと答えられるようになったので、やはりボルダリングで右手左手とやっているうちにどっちがどっちか覚えていったのだと感じました。

子どもをボルダリング教室に通わせている保護者Aさんの画像

―実際、ご主人とお子さんはボルダリングを一緒にやることはありますか?

保護者B:今はまだ練習中なので一緒にはやっていないのですが、家に帰ってきてからボルダリングの話ですごく盛り上がっていて。あとレッスン中に写真を撮ることができるので、それを主人に見せることで会話になって、コミュニケーションがひとつ増えたなって思います。

―事前のアンケート調査で「ボルダリング教室って授業料が高そう」という声があったのですが、実際通わせてみてそのあたりはどう感じていますか?

保護者A:はい、運動系の習い事と勉強系の習い事を一緒にできる感覚なので、お得な気がします。

保護者B:私は最初、ほかの習い事に比べると少し高いかな?と思いました。でも、やってみたら道具の費用とかは上履きだけですし、将来的な趣味として考えたらまあそんなに高くはないかなと思って続けています。

子どもをボルダリング教室に通わせている保護者Bさんの画像

―実際ボルダリング教室に通わせてみて、お子さんにどういった変化がありましたか?

保護者A:ボルダリングを始めてから、遊びの面でものぼることが大好きになって、今まで怖くてできなかったようなアスレチックにも挑戦できるようになりました。木のぼりも大好きで、公園でよくのぼって遊んでいます。

―木もひとりでのぼっちゃうのですか?恐怖心とかはないのですね。

保護者A:はい、のぼります。怖いから手伝ってということはありますけど、ちょっと手を添えてあげればのぼれるようになってきました。怖いところもあるとは思いますが、でもそれに打ち勝つ面白さがあるのかなって。

保護者B:全身運動なので、夜はぐっすり寝てくれるようになりました。それが親としてはありがたいです。あとはレッスン中とても褒めてくださるので、本人の自信になっているみたいで。自己肯定感が上がったようで、それが良かったです。

―たしかに、「ナイス!」とか「うまい!」とか「みんなガンバガンバ」という声かけとかがすごくいいなと感じました。本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

 実際の教室の様子を知りたい方はテラコヤプラスの公式YouTubeをチェック!

「のぼちー」の実際のレッスンの様子は、テラコヤプラスの公式YouTubeでご覧いただけます

4歳児が足し算しながら壁をよじ登る!ボルダリング知育教室に完全密着|テラコヤプラス by Ameba


子どもたちがボルダリングを楽しんでいる姿や、 ボルダリング知育教室の内容は、こちらをチェックしてみてください。

「のぼちー」の料金や教室の場所はこちら

のぼちーの料金とアクセス情報の画像

「のぼちー」は、0歳から参加できるボルダリング知育教室。現在、商標登録出願中です。

葛西駅と柴崎駅のジムで開講され、いずれも駅から徒歩5分の好立地に教室があります。また、無料体験会も受付中なので、入会希望の方はお気軽に参加してみてくださいね。


■取材協力:hummingbird(ハミングバード)

坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「テラコヤプラス by Ameba」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。