SNSの発展などにより、人と人とのコミュニケーション不足が問題視されている昨今。この現状に、大人はもちろん子どもも少なからず影響を受けています。「学校で友達となじめない」「先生になかなか心を開けない」など、我が子のコミュニケーション力に悩む保護者の方もいるのではないでしょうか。
ただ日常を過ごすだけでは養えないのが、創造力や表現力、協調性、コミュニケーション力といった、いわゆる“人間力”。最近では、ダンスの授業をカリキュラムに組み込む学校もありますが、もっと楽しく、けれど本格的に“人間力”を身につけられるのがタレントスクールです。
今回は、栃木県宇都宮市で初、そして唯一のタレント養成スクール「宇都宮アート&スポーツ専門学校附属 子どもタレントスクール」についてインタビュー。心楽しいスクール=“ココスク”の愛称で知られるこのスクールについて、担当の関口さんに、ココスクの魅力を語っていただきました!
日常生活に必要な“生きていく力”を身につけられる
関口幸央さん(以下、関口):友達と仲良くしたり、学校の先生や外部の人と関わりを持ったり…日常生活のなかでコミュニケーションって非常に大切な要素ですよね。演技や歌、ダンスを通してコミュニケーション力、ひいては“生きていく力”を身につけられるのがココスクです。
関口:パソコンやスマートフォン、ゲームなどの通信機器が発達してきたことにより対面で会話をすることが減ってしまっているというのもあって、友達同士でのコミュニケーションが苦手な子、引っ込み思案な子も多いですね。
たとえば学芸会や運動会など、学校ではさまざまなイベントがありますが、人前で話すことや自分を表現することに少しずつ慣れていくことで自分に自信が持てるようになり、そういう場への苦手意識がなくなっていくと思うんです。当スクールではそういった目的で指導をおこなっています。
関口:演技やダンス、歌というのはすべて芸事。これらの技術や知識を学んでいった先には、芸能界デビューなどのチャンスもあるのが当スクールの特徴です。日常生活においてコミュニケーション力を養いたいという子もいれば、ゆくゆくは芸能界で活躍したいという子もいますね。芸能界に興味のある子どもには、業界で活躍するためのサポートも積極的におこなっています。
習い事感覚のレッスンで芸能界デビューも目指せる!
関口:一番の強みは専門学校(宇都宮アート&スポーツ専門学校)附属というところですね。希望するスクール生には大手プロダクションや劇団を招いた専門学校のオーディション(UBDC校内オーディション)に一緒に参加させ、芸能界を目指す子のデビューの後押しを連携しておこなっています。
以前からお付き合いのあるプロダクションやテレビ局などもあるので、地元栃木でのロケなどの機会がある場合には声をかけていただくことがあります。そういった点では、星の数ほどある東京の養成機関に比べるとテレビなどでデビューできるチャンスは多いと思いますね。栃木県内だけでなく、東京の現場にお呼ばれするケースももちろんあります。
そして、もうひとつの強みは、習い事感覚ではじめられるという敷居の低さですね。芸能界に興味があっても、芸能プロダクションって少し敷居が高いというイメージを持つ方もいると思います。
関口:そうですね。当スクールにも「うちの子何もできないのですが」や「難しいことをしているのですか?」などといったご相談をいただきますが、特別難しいことをしているなんてことはありません。
当スクールの根本の目的はあくまで「コミュニケーション力を養う」というところにあるので、芸能デビューのためだけでなく、塾やピアノ教室のように習い事の一環として捉えていただければ嬉しいです。演技なら学芸会、ダンスは学校の授業で、歌は合唱コンクールで、というように、学校生活に落とし込めるという点では、習い事感覚で身につくので気軽にはじめやすいと思いますね。
通っている子どもたちは、みんな楽しくいきいきとレッスンをしています。塾などのように面倒だと感じることもなく、むしろ楽しみにしてくれていますね。そういったところも強みとしてはあるかと思います。
関口:ほかの養成機関と違い、当スクールは入学選考などはありません。基本的に4歳~高校生までを対象としていますが、保護者と離れて一人でもレッスンを受けられるのであれば、3歳からでもお受けしています。希望すればどなたでも入学していただけるので、気軽にお越しいただきたいですね。
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低価格とは思えないハイクオリティな指導が魅力
関口:料金も手頃になっていますね。都内の養成機関だと入所金だけで10~30万、さらに月々の登録料やレッスン代で2、3万、と総額にすると割と大きな額になることもありますが、当スクールの場合は入学金が2万円ほど。年間の施設教材費として1万円をいただいています。
そのほか月謝としていただいているのが、A~D各クラスのレッスン料9,000~10,000円ですね。ほかの習い事と変わらない料金体系も、敷居の低いポイントです。
ーこんなに手頃な料金で運営できているのは何か理由があるのでしょうか?
関口:当スクールは校舎を構えたりスタジオを借りたりするのではなく、母体である「宇都宮アート&スポーツ専門学校」の施設を使用してレッスンをおこなっています。専門学校の空いている日時を利用してレッスンを実施することでコストを抑えています。
関口:「宇都宮アート&スポーツ専門学校」で講師をしている方のほか、東京のプロダクションや養成機関で指導をされている方もお招きしています。現在大活躍されている俳優さんに指導をしていた方など、実績のある方々から直接指導をしてもらえるのは貴重な経験だと思いますね。
都内に比べてクオリティが低いと思われがちですが、そういったことはまったくありません。電車を乗り継いで半日以上かけて都内まで通うことなく、地元で十分なレッスンが受けられます。
関口:毎年春の時期に、ホールなどの会場を借りて「公開レッスン」という名目でイベントをおこなっています。日頃のレッスンで学んだことを保護者の方々に見ていただける場になっていますね。現在はコロナの影響で思うように開催できていないのですが、できるようになることを楽しみにしています。
関口:日常生活を潤すのがコミュニケーションというもので、これはいわゆる“生きる力”に直結するものだと思うんです。現代の企業や学校では、学力だけでなく人間性をより重要視する傾向にありますよね。受験や入社試験など、日常生活に役立つ能力を身につけられる場所が当スクールだと思っています。
背伸びをして自分をよく見せることよりも、自分の気持ちや考えをしっかりと相手に伝える能力は、将来芸能界で活躍したいという場合はもちろん、日常生活のなかにおいてもいろいろな場面で役立つ力です。
そういった要素を当スクールでは本当に心から楽しみながら身につけられると思うので、まずは子どもたちが楽しんでいる様子を構えず気軽に覗きに来ていただければ嬉しいですね。
■取材協力:ココスク(宇都宮アート&スポーツ専門学校附属 子どもタレントスクール)
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